旅するガーデナー

いつも五感を刺激し、喜怒哀楽、幸も不幸も、哲学も瞑想も、言葉にできない多くが存在する庭は私のパワー・スポット!

7年ぶりの真鍋庭園は・・・

2012年06月30日 23時30分01秒 | 北海道ガーデン巡り

6月27日。
帯広の「真鍋庭園」を7年ぶりに訪れました。
7年と言う月日は長かったのでしょうか
庭園内には以前無かった構造物がいくつかできていて、印象がかなり変わっていました。

この入り口を入って直ぐにあるアーチはどうやら近年できたみたい。
何がつたうのかしら?

真鍋庭園の象徴の一つ、赤い屋根の家。
針葉樹の葉色と赤いメギとのコントラストが、明るい森をイメージさせてくれるようです。


アレ?展望台ができている
金属の土台の展望台はいかがなものかと・・・・・

平成16年の強風で倒れた木を使って作った「木霊(こだま)じぞう」だそうです。
彼方此方で木像を見かけましたが、お賽銭箱はいかがなものかと・・・・・

リスの教会・・・何故

アッエゾリス
両方とも同じリスちゃん。可愛い

 

それでも、なんだか居心地の悪さを感じてハマナスの丘へダッシュ

庭園内で咲くルゴサ系のバラたちを目にしては、ホッと一息

 

針葉樹の葉のコントラストが美しい
これぞ「真鍋庭園」の醍醐味なのでは


他に「リバースボーダーガーデン」なる整形式ガーデンもできていましたが、以前の庭園が大好きだったので、変わりように、なんだかショック 
こども連れだと楽しいのかもしれませんが・・・・・
月日とは残酷なものなのですね

この日も晴れて暑くなりました。
小豆ソフトがとても美味しく、ちょっぴり救われた気分に

真鍋庭園は、5本の指に入る私のお気に入りだったのですが、もう自信を持ってよそ様に薦められないかも。

時間を置いて何度か足を運び最新の状態を元にしないとガーデンについては語れないと、悟りました。

 

続く

 

 

 


北海道ガーデンショー

2012年06月30日 13時21分09秒 | 北海道ガーデン巡り

 6月26日、念願の「十勝千年の森」で開催中の「北海道ガーデンショー」を見ることができました。
四つのデザイナーズ・ガーデン、一つのアート・インスタレーション、八つのコンペティション・ガーデン(公募)がメイン。

まずは気になったデザイナーズ・ガーデンをご紹介。

自然のパワーを宿すといわれる日高の石「麦飯石」を使った中谷耿一郎氏の『石の記憶』
石のステージに腰をかけて、エゾハルゼミや野鳥の鳴声、小川のせせらぎ等に耳を澄ますと、心がストンと落ち着きます。
茶庭にも通じる小宇宙のような空間でした。

 
馬を飼う家族の物語をつむいだ白井温紀氏の『あなたに会いたくてー楡の木陰の庭で』
椅子の先に広がる開けた風景は十勝地方の馬文化を感じます。

 

 「十勝千年の森」のランドスケープも担当しているダン・ピアソン氏の『The Crossing クロッシング』
森は人が管理する場所との考えが反映されているそうです。

 

100点もの応募があった中から選ばれた8つのコンペティションガーデン。
どれも素晴らしいものでしたが、「恋の庭」をテーマにした、ちょっと嬉しくなった庭をご紹介。

『コイコガレル』
ミラーフィルムを貼ったガラスのパーティションから覗き見える恋人に、さらに愛しさを感じそう

 

『VIEW』
黒いとんがりコーンのようなオブジェの中では・・・・・

万華鏡が森を映し出しています

 
『恋ってなんでしょう?』
林の中に建つ丸太でできた作品本体を映す鏡のような池が素晴らしい

 

 丸太の中の草花も可愛らしいです。

 

『Dress Garden』で、ガイドさんに写真を撮ってもらいました。
年賀状にしようと思います

 

この森にも、季節季節に花が咲きそう

 

 公式ガイドブックに書かれているように、確かに「北海道の恵まれた自然環境を最大限に生かしたガーデンショー」でした。。
写真からも、その意図が伝わることと思います。

自然と庭とアートって、それほど相容れないものでもないんですね。
調和が大切ってことかしら
極端な関連付けかも知れませんが、庭にガーデンアクセサリーを置いてますものね。

丁寧にご説明いただいたガイド氏に、心から感謝いたします。
おかげで何倍も作品を楽しく理解できました

 

                 

当日の宿は「北海道ガーデン街道」のオフィシャルホテル「サホロリゾートホテル」
部屋から眺める景色も大自然

ホテルの位置する新得町はお蕎麦の産地としても有名なんですよ。
夕食はホテルの和食レストランで蕎麦セットを頂きました

お伴はもちろん、サッポロクラシックの生ビールで~す

 

 北海道ガーデン巡りは続く


十勝千年の森

2012年06月29日 22時51分23秒 | 北海道ガーデン巡り

以前帯広空港に降り立ち、十勝のガーデン巡りをしたのは2005年
その時はまだ、この素晴らしいガーデンはメジャーデビューしていませんでした。
翌年その存在を知って、以来ずっと訪れたいと願っていたのです。

今年は「北海道ガーデンショー」も開催されていますが、まずは舞台となる「十勝千年の森」から、お届けを。

6月26日、新千歳空港でレンタカーをして十勝方面に向かいました。

広さをあれこれ言うにはおこがましいぐらい広く、背景となる山々にはまだ残雪がちらちら見えます。

「アース・ガーデン/大地の庭」は、雄大な自然を背景に、人が自然に間借りさせてもらって庭を造った、そんな場所かな。

 

森に点在するアートも、自然と調和していて、なんら違和感がありません。

キサラのかけら」はアイヌ神々の伝承を元にした作品で、大きな石は耳のひとかけらとか。

厩構造と投影(虚と実)」は、火事にあった馬小屋みたいに、森の中にフツーに建っています。

オノ・ヨーコさんの「北海道のためのスカイTV
開拓農家の廃屋で、空に関する自作品の朗読ビデオを上映しているそうですが、ドアが閉じていたので、中に入りませんでした。

 

ガイドさんが「たくさんお花が咲いていますよ。」と言っていたメドウ・ガーデン
アムソニアはじめ、ブルー系の花が見られましたが、ここも花だけを楽しむにあらず。

風景を楽しむのが、本来かと

ファームガーデンの「キッチン・ガーデン」には野菜がいろいろ育っていました。

「ゴート・ガーデン」ではヤギたちが伸び伸び草を食んでいます。
山羊の餌も売っていますし、山羊のチーズも売っています。
なかなか美味しい

今年から始まったローズ・ガーデンは、D.オースチン・ローズ社のヘッドガーデナーさんとのコラボだそうですが、ここに本当にバラは必要なのだろうか唯一の疑問。
どの様な品種のバラが咲くのでしょうね。
一種類だけ咲いていた原種系のバラ。これは似合うかも
オーガニック栽培するそうです。

木漏れ日の道々に咲く、小さな草花たち。
可憐です

 

水音、鶯やカッコウなど様々な野鳥の囀り、草木のざわつき、湿った空気・・・
フォレスト・ガーデンに足を踏み入れると、遠い記憶の隅にある感覚を思い出し、吸い込まれるようにグングンと奥へ奥へ・・・
熊笹に郷愁を掻き立てられる自分は如何な者か・・・すこし切ない
ワォ 蛇に注意


「ガーデン」というものを地球規模で考えているのかしら
そんな風景は、田舎育ちの私には、どこか懐かしく、しかし新しい場所でした。

 

                

ランチは一日10食限定の「オーグー ドゥ ジュール」のランチバスケット。 
四谷の「オテル・ドゥ・ミクニ」で修行したという有名シェフのプロデュース。
限定品に弱いわけで
大変美味しく頂きました

バスケットを持って散策していると、ちょっとした赤頭巾ちゃん気分
でも運転するためワインを飲めないのが辛い私は・・・・・狼か

続く・・

 

 


今年もいよいよ帰省タイム

2012年06月24日 17時21分41秒 | 旧庭(~2014March)

明後日より、恒例の北海道帰省タイムになるので。昨日今日と庭の片づけを頑張りました
私が留守の間、長女と次女が協力して庭の水遣りをしてくれるので、少しでも楽なように、鉢のレイアウトを変えたり、草取りしたり、植え足したり。

例年7月初めに剪定する紫陽花たち。
今年は帰宅後だと、7月半ばになり、花芽が付くか心配なので、少し残して早々に剪定。
いつもはコンビの赤いアスチルべが淋しく咲いています。

ラベンダーセージ(サルビア・インディゴスパイア)も咲いてきましたが、背景が淋しい・・・

庭奥のグランドカバーの蕗が大きくなったので、間引き&収穫しました。そして・・・




昨夕、佃煮にしてて、食べました この時期の山菜も良いですよ

 

ブラックベリーは色付きはじめました。
帰宅する頃には熟しているかしら

ハーブコンテナのミニトマトは、まだ青々しているので、収穫には間に合いそうかな


リーガルリリーは間もなく咲きそうですが、こちらは、きっと花が終わってしまうでしょうね
ホリホックには、十分間に合いそうですが

フクシア・エンジェルスイヤリングも、間もなく咲きそう。

今年も帰省時期に咲き終わってしまう花もありそうですが、水遣りをしてくれる娘たちの目を、きっと楽しませてくれる事でしょう

気がかりは色々ありますが、明後日より2週間ほど帰省します

今年は「北海道ガーデンショー」を開催中の「十勝千年の森」に行くのが一番の楽しみ。
そして北海道はまさに薔薇の時期でもあり、こちらも楽しみにしています。

小型のマイ・パソコンを持っていくので、大きな時差なくご報告できればと思っています。

しばらくブログは飛び飛びの更新になりますが、これからも、是非ご訪問くださいますよう。
よろしくお付き合いください

 

     では、行ってきま~す     

 

 


 


庭の守り神、今年も現る

2012年06月21日 17時28分25秒 | 旧庭(~2014March)

皆さんのお庭やご近所の台風の被害はいかほどでしたでしょうか。
我が家はさほど多くはありませんが、枝が折れたり、花や葉が飛んだり。
昨日は、その片付けに費やしました。

今朝、紅ガク紫陽花の花の上で、庭の守り神を見つけました
赤ちゃん蟷螂です。
今年も蟷螂の巣をいくつか見かけていたので、会えるのを楽しみにしていました
この、ほんの小さな虫が、秋には10cm以上になります
沢山害虫を食べて、育ってくださいね


最近テレビで紫陽花の旅や花の紹介をよく見かけます。時期ですから~。
その中で、「ハート型の紫陽花」の話題を目にするようになりました。
そこで、我が家でも咲いていないかチェック
・・・・・らしき花が一つ・・・・・あくまで、らしき・・・・・
縁結びに効果があるのだそうです。
ウチには二人の娘が・・・・・効果はいかほど ウ~ン、悩ましところです

鉢植えの「隅田の花火」も咲きました。
冬に土替えをしなかったせいで、花が小さい。
これぐらいでも、可愛げがあって良いかも


ミニ・へメロカリスのウイジェットが咲きました。
ここに地植えにして2年目ですが、あまり花つきが良くありません。
もともと、花数の少ないへメロカリスだったので、地植えにしても変わらないみたい

同じ並びのヒューケラ「クリームブリュレ」が花穂を立ててくれました
花としては地味ですね。

何となく色合い的に似ていて、それなりのコンビかも

 

今日は午後から市の公園のバラのボランティア作業へ行ってきました。
海に近い公園なので、今回の台風で塩害も出たようで、シュートがチリチリに焦げたみたいになっていたり、根こそぎ折れたり
剪定バサミを持つと、何故かハイになってしまうので、切り過ぎないように気持ちを抑えつつ、パチン、パチンと、痛んだ枝を切ってきました。
「お利口に育つんだよ」なんて声をかけつつ・・・とっても怪しいオバサンです。
「変な奴が来るようになったな」って、噂しているかもね
もちろん、薔薇たちが

 


 


台風が来る前に

2012年06月19日 10時34分41秒 | 旧庭(~2014March)

8年ぶりという大きな夏台風が来るようです。
被害が少ないと良いのですが・・・これから台風対策しなくては

きっと雨風で傷んでしまうであろう庭奥の紅ガク紫陽花。
今年も大きく育ちました。

この時期は物干しベランダから見下ろす風景が一番良いかも。

ガクがひっくり返っている花も。これは花が終わったサインとか。
でも、もう少し眺めていたい。


ボーダーガーデンのアクセントに植えてみたぺリシカリア・シルバードラゴンですが、銅葉が強く出てしまいました
イヌタデの仲間の様で、花はとても地味。

それでも葉の存在感はボーダーガーデンのパキッとしたアクセントに
昨年と雰囲気の違うボーダーになっています。


タグについていた写真の花が素敵で、植えてみたスカビオサ・ムーンダンス
この写真より黄緑がかっていて、月夜にぼんやり浮かぶ白い花のような印象です。
ただ、横張りに茎を伸ばし、先端に花をつけるので、株がコンパクトに収まらないのが狭い庭での悩み

確かにダンスしているみたいなんですけどね

 

 

 


雨上がりに咲く

2012年06月18日 11時12分26秒 | 旧庭(~2014March)

梅雨の晴れ間は気温が急に上がります。
それを待っていたように、夏の花が開きます。

昨秋にガーデニングフェアで使った開花株のダリア。地植えにしたら、一昨日咲きました。
近年、様々なダリアが秋口に出回るようになりましたが、秋に咲いていたとしても、植えっぱなしにすると、今の時期に咲くのですね。
名前は忘れてしまいました(あとで「ミットナイトムーン」だと、教えていただきました
銅葉と黄色の花のコンビが好き。花径は10cmぐらいあります。

背丈は80cmぐらいで大きい方なのでは。
ミニサイズのダリアは一つも芽が出ませんが、これは一回り大きくなった気がします。
庭植えが良かったのかな

ボーダーガーデンではボニカ’82の側に薄紫色のカンパニュラ・ラプンクロイデス(和名 ハタザオキキョウ) が咲いています。
今一つ時期がずれるので、ちょっと失敗
ボニカが咲き続ければ問題ないのかも
ラムズイヤーや山紫陽花もまだ咲いているので、咲き遅れた感じはありませんが・・・

ベル型の花が可愛らしくて好き


諦めていた白ハマナスですが、遅れて咲きました
ホッとしましたが、梅雨時期とあって、花が痛むのと、早く散るのが残念
でもゲラニウム・ジョンソンズブルーとも何とかコラボしています


昨年株分けした赤茶色のへメロカリスも咲きました。
大型プランターに植えっぱなしにしていたのですが、ここ4、5年綺麗に咲かなくなったので、思い切って株を減らし小さめの鉢に植え直したのです。
十数年前、我が家に一番最初に来たへメロカリスなの。
大事に育て続けたいです。

ギボウシも、鉢植えのミニサイズのタイプから咲き始めています。
近年、ギボウシの花を見ると、「あ~夏だな~」と思うようになりました。

昨日、注文しておいた無印良品の小型のラグが出来上がり、今朝早速、冬用のカーペットとチェンジ
フローリングの床が広々と見えます。

家の外も、中も、夏だな~

 


花の空き地通信 6月16日号

2012年06月16日 10時43分19秒 | 花の空き地

初夏の花の空き地は、次々宿根草が咲いてきます。

空き地の真ん中辺りに植えて、どんどん増えているベルガモット
乾燥と陽当たりが好きなんですね。

我が家にもありますが、半日陰だと、うどんこ病にかかってしまいパッと咲かないのに、ここは風通しも良く、元気に直立しています


フランネル草(スイセンノウ)も咲いています。
赤花は鮮やかで、空き地のアクセントに

シロツメクサはグランドカバーの役割を果たし切りましたかね~
もう花が枯れかけています。
残った花を摘んで、花の冠でも作ろうかな

小判草が勢力を伸ばしたせいで、昼咲き月見草がちょっと少なくなってしまったような気が…
空き地の勢力争いは、厳しいです

エリゲロンは今年も元気
これからしばらく、空き地の彼方此方で咲き続けそう。

おかげでマルバストラムが少なくなってしまったみたいですが、トクサ方面に茂っていってます。
此処にはワイルドストロベリーも植えてあります。
実はまだ確認していませんが、ちょっとは生ってくれるのでは
貴重な半日陰なので、大文字草も植えてありますが、さすがにこの混みようでは増えません

ご近所さんが立派なホタルブクロを、今年植えてくれました
空き地を探すと、所々に、ピンク系のホタルブクロが咲いていますが、日陰が足りないのか、大きくならないんですよ。

そんな厳しい環境でも、3年後しで、ご近所さんの植えた挿し木の額紫陽花が咲きました
日当たりが良すぎるので、葉が黄緑色になっているんじゃないでしょうか。
健気です~

白いフランネル草もアチコチで咲いて、楚々として賑やかな花の空き地

 

すでにルドべキアや宿根ひまわりやハルシャギクといった、夏の花も咲き始めていて、どんどん黄色で覆われております。

鳥の落し物から芽吹いた雑木が大きくなりすぎたので、怪しい藪になる前に、梅雨の晴れ間を見て剪定するつもり

真夏にはスッキリと元気一杯な、お日様の似合う花の空き地にしたいわ



 

 


咲いてきたへメロカリスと背の低いの宿根草

2012年06月15日 12時09分51秒 | 旧庭(~2014March)

梅雨の晴れ間にへメロカリス(デイリリー)が咲いてきました。
一日花なのが残念ですが、次々咲くので、賑やかです。
プランター植えの半八重咲きのへメロカリスは、肥料も与えていないのに、今年も沢山蕾を持っています

丁度ロココが1.5番花を咲かせているところ。


ミニミニのへメロカリスは、ボーダーガーデンの宿根草の植え込みの中から顔を出しています。

此処には背の低い宿根草が植えてあります。
名前は分らないのですが、紫色の可愛い花の咲く宿根草(低木かも)や、

背の低いタイプのアスチルべが。
ミニサイズのギボウシなどと、仲良く咲いているということは、どれも、半日陰の涼しい環境が好きだと思われます。


梅雨の晴れ間は、貴重なガーデニング・タイムですが、いよいよやぶ蚊も出没してきましたから、外仕事に、蚊取り線香は欠かせません
先日、いつものショップでお洒落な蚊やりを見つけました。
そそっかしい私は、陶器の蚊やりを何度か壊したことがあるので、この金物なら大丈夫かも
置いても吊っても使えます。
そして、ちょいとお洒落な蚊取り線香も、ネットで購入。


午後からは草取りや、植え替えや、剪定など忙しくなりますよ~

 


梅雨時期の花寺~東慶寺

2012年06月14日 21時30分43秒 | 鎌倉かいわい

北鎌倉を散策しながら、縁切り寺として有名な東慶寺へ行きました。
こちらは「花の寺」としても有名で、現在岩ガラミが特別公開中。
本堂の裏の崖に咲いていて、一日の内、決まった時間しか拝見できないので、時間を確かめていかなくてはいけません。
崖を覆う岩ガラミは何と一株 繁殖力の凄さに驚きました。

ユキノシタ科の植物で、花は額紫陽花に似ています。
山で木に絡まっている姿は見かけたことがありますが、こちらのような崖を這う姿は初めて。
地味な花ですが、お寺には似合っています。


鎌倉らしく紫陽花も、いくつかの種類が咲いています。
綺麗な水色の手毬紫陽花。この紫陽花が一番好き

 

境内奥では岩タバコが崖を覆っています。
鎌倉はこの様な崖が多いんですよ。

紫色の岩タバコの花で覆われている苔むした崖にはシダの姿も。

セントポーリアの仲間らしい花形です。


そして一番の目的は菖蒲
東慶寺はこの時期には、菖蒲田に面した建物に茶店がでます。
以前訪れた時は満員で入れなかったので、今回こそと思っていました。



嬉しいことに、待たずに席に着け、菖蒲を眺めながら、北鎌倉の有名和菓子屋「こまき」の和菓子とお抹茶を、何と菖蒲の器で頂くことが出来ました

目の前に広がる菖蒲田(水は張っていませんが)をしばし眺めて、菖蒲を満喫


境内にはドクダミも植えられていました。

八重咲きのドクダミです。一見ドクダミと思えませんね。

他に、ホタルブクロやシモツケなど、和の花が咲いていました。
東慶寺の花たち、好きだわ

先日、我が家でも岩ガラミをお迎えしたのですよ。
東慶寺の様になるにはしばらくかかりそうですが、案外成長が早いみたいなので、庭奥のコンクリートの法面を、何とか覆って欲しいものです。

 

毎年書いていますけど・・・

薔薇は憧れの花、紫陽花は思い出の花、菖蒲は生まれ変わったらなりたい花そして私は野に咲くアザミ