
ベースボールベアーを観にわざわざ秋田まで行って来た。
でもベースボールベアー大して好きじゃない。しかも青森公演もあったのにどうして?
ま、ゲストでチャットモンチ-が出るから行ったんですけどね。
久し振りの秋田だ。
何年か前にただ暇だから、男鹿の水族館に行った。それ以来だ。
秋田まで高速道路が走ってないので下道行くしかない。余裕持って4時間半前に出発。
道中の車内はもちろんベースボールベアーの予習。そんなに聴いてないけど、わざわざ最近のシングルレンタルしてまで予習バッチリ。ライブで知らない曲やられると盛り上がれないという理由から。
でもやっぱりそんなに好きになれないかも・・・。
ちょっと迷ったけどなんとか到着。会場はホテルパールシティの地下にある「秋田クラブスゥィンドル」。
会場に行く前にちょっと酒飲もうと思ってコンビ二行ったら、行列発見。あれ?もしかして会場ってそこ?
なんとパールシティってホテルは二ヶ所もあった。なんとややこしい事か。友人が気付かなかったら自分は完全に違う場所に行って迷ってたはずだ。
ちょっと酒引っかけてから会場前へ。
駅前の国道沿いのホテルの地下にライブハウスがあるのだが、歩道に並ばなきゃならなかった・・・。しかもキョードー東北のスタッフの客の裁き方の下手さといったら怒り心頭だった。
整理券が230番台なので、急いで前の方に陣取りたいのに、アホスタッフのせいでかなり遅れをとった。
入り口手前でスタッフに「(チャットとベボベの)どちらを観にきましたか?」と聞かれるも、自分達はチャットのホールライブツアーTシャツ着てたから、「あ、チャットモンチ-ね」と決め付けられ(実際そうなんだけど)なんか嫌味っぽくて癇に障ったから「どっちもです!!」と強い口調で言い返してやった。
クラブスゥィンドルはかなり狭いハコだった。広さはオレンジカウンティーくらいかな?ここが秋田の一番のライブハウスなのかいな?と思っちゃった。
前から5,6番目になっちゃったけど、ライブ始まったらグチャッと詰められるからまぁいいとして、今回は何とアッコサイドでの観覧。アッコサイド(下手)とは初である。世界一好きな女のえっちゃんサイドが定番なのに、今回は逆。その理由は、ベボベ始まったらこっちが関根史織サイドでもあるから、たまにはアッコサイドでいいかと言う事になった。
そして待ちに待っての開演です。
最初はゲストのチャットモンチ-登場!!
チャットが前座とは、なんて贅沢な使い方か。個人的にはいきなりメインディッシュなのだけれど。
セットリスト
1.ヒラヒラヒラク秘密ノ扉
2.シャングリラ
3.風吹けば恋
4.染まるよ
5.世界が終わる夜に
6.Last Love Letter
7.とび魚のバタフライ
8.恋の煙
9.恋愛スピリッツ
最近のシングルは文句なしに良いので、ホールツアーでやってない曲のみ感想書くとする。
「世界が終わる夜に」
アッコは自分でもお気に入りの曲だと言っていたけど、そんなに好きでもない曲。
でもCメロの詞はかなり良い詞だと思う。
「とび魚のバタフライ」
無条件で盛り上がる曲です。
ハンドクラップとサイドステップで、可愛らしさ全開のウルトラポップサマーチューン。こんなチャットモンチ-もアリ!!
「恋愛スピリッツ」
ライブでは定番。初期のスーパーカーっぽい曲。
単純なコード展開なのに、ずしりと重い、強い想いを歌った曲。
後半部のえっチャンのギターが激しくてかなり良かったのだ。
MCでは、メンバーが何食べた?みたいな話してて、きりたんぽとかベタなもの食べたって話だったんだけれど、えっちゃんが「バナナ」と答えて大爆笑であった。
青森で買ったのに食べないで、黒くなってきたから秋田で食べたというド天然全開のえっちゃんであった。
ちなみにバナナ消費量日本一はなんと青森県なのだ(秘密のケンミンショーより)。その消費量を増やすべく、えっちゃんも一役買ったのであった。
えっちゃんはいつもどうり世界一可愛かったし、クミコもいつもどうりお母さんだった。
で、肝心のアッコだけれど、近くで見たら超セクシー、っていうより超エロかった!!(もちろん誉め言葉です)
あの細めの目で、流し目連発されてうっとりだった。えっちゃんもいいけどアッコもいいなぁと思ったのだ。
無駄にエロイベーシスト、それがチャットモンチ-のアッコです。
ライブハウスでのチャットは久し振りだった。
ホールに比べるとやっぱり音質は全然違うけど、距離感は格段に近い。盛り上がり方も格段に上がる。
無理にでも跳ねなきゃならんしね。ま、かなり酔ってたから序盤からとても盛り上がり、最後まで楽しかった。
9曲しかやらなくて物足りない事この上なく、アンコールしたかったぐらいだけれど、あくまでゲストの身分なので仕方なく彼女たちをステージから見送り、次のべボべのライブを待つ事にする。
転換中、さすがにトイレに行きたくなってしまい、かなり前の方にいたのに友人と別れてまたここまで来れるかどうかわからんが、ま、メイン観たし別にいいかとトイレへ。
余裕あったからワンドリンクでジャックダニエルソーダ。かなりいい気分になる。
出来るだけ元いた場所の近くに行ったが、友人いる場所までは無理だった。
そんなこんなで本日の主役達登場!!
ベースボールベア-は高校での学園祭にて結成したバンドであるが、いい意味で、学園祭のバンドだった。学園祭からそのまま年取ったってな感じなのである。
チャットほど有名でもないので一応メンバー紹介。
ボーカル&ギターは小出祐介。通称コイちゃん。
作詞作曲してるので、ベボベの世界観は彼が作りあげている。
ギター・湯浅将平。
金属的な音のギターが印象的。
ライブ中盤で踊るのが定番らしかった。別段上手くない、ただテンション上がったから踊っているというダンスタイムが、はっきり言ってナシだと思う・・・。
ドラム・堀之内大介。通称ホリラ。
特に目立ってはいない。基本4ビートを刻んでいた様な気がする。
ベース&コーラス・関根史織。
ちゃんと観るとそんなに可愛いわけではない。ノーメイクだったし、最近バッサリ髪切ったのもある。基本的に無表情でベース弾いてる・・・。
だがっ、彼女の可愛らしさのポテンシャルは非常に高い。たまに笑うからそのギャップもあり、かなり可愛く思える。
観客席ギリギリに突っ込んでくる変なパフォーマンスもカッコいい。ベース自体はほぼ聴こえなかったくらいのテクニックだったけど・・・。
コーラス(たまーにメインボーカルもある)担当だけど、かなりヘタクソ・・・。でもそれがいいスパイスでグッと来るから不思議。
「仮に一緒にバンド組んだとしたら絶対好きになってしまってバンド活動に支障を来たしてしまう、そんな魅力的な女性アーティストのランキング」の第一位は関根史織です。
そんな魔性の女がベースにいるのがベースボールベア-です。
一応セットリスト(順不同。自信なし)
Crazy For Youの季節
Electric Summer
ドラマチック
抱きしめたい
ヘヴンズドアー・ガールズ
SAYONARA-NOSTALGIA
夕方ジェネレーション
YUME is VISION
極彩色イマジネイション
海になりたい
ラビリンスへのタイミング
LOVE MATHEMATICS
神々LOOKS YOU
祭りのあと
曲は全体的にかなりポップで聴き易い。青臭い詞の世界観が特徴である。
ま、はっきり言って曲はそんなに好きじゃないけど、チャットが盛り上げてくれたし、酒も入ってたからかなり楽しめた。
予習バッチリだったからほぼ全部知ってる曲だったからノリにノれた。
個人的には「ドラマチック」と「Electric Summer」が好きだな。
クソみたいな曲だけれど、史織ちゃんのパートとコーラスが好きな「愛してる」やんなかったのが非常に残念だった。
本編が無事に終わり、アンコール。
アンコールでは史織ちゃんグッズ販促コーナー。ちょい太めの声で、ちょっと無理してテンション上げてた。
この頃にはいつのまにか前から三番目くらいになってた。
そしたらチャットモンチ-の3人が出てきた。
そして、なんと!!二組のスペシャルコラボセッション!!
その曲は、なんと!!スーパーカーの「Lucky」だったのだ!!
「Lucky」はスーパーカーの初期の、というか全期通して一番の名曲なのだよ!!
編成は、ギター&ボーカル・えっちゃん、ギター&ボーカル・コイちゃん。ギター・湯浅。ベース・アッコ。ドラム・ホリラ。コーラス&タンバリン・クミコと史織。
チャットもベボベもスーパーカーをリスペクトしてるからこの曲になったみたいだ。
チャットがスーパーカーに影響されたのは周知の事実であるし、ベボベもちょっと初期のスーパーカーっぽい匂いは感じ取れていた。
青春全開の世界観とか、日本語と英語を合体させた曲のタイトルのネーミングは、いしわたり淳治のお家芸と言っても過言ではなかろうか。
単純にバンド編成がスーパーカーと全く同じだしね。
「Lucky」はギターポップデュエットソングという画期的な曲なのだけれど、ナカコーのパートをコイちゃんが歌って、ミキのパートをえっちゃんが歌ったのだ!!
スーパーカーが大好きだった自分には、これは本当に心の底から嬉しくて、聴きながらつい泣いた。
だってさ、スーパーカーはギターポップバンドだったのに、エレクトロニカ路線に行っちゃったきり解散しちゃったわけで・・・。
ギターポップ時代は学生だったからライブなんて行けなかったし、やっと社会人になってライブに行けるようになったら初期の曲なんかやんなくなっちゃったし、ツアーしても地方に来なくなったわけで・・・。
未だに「スリーアウトチェンジ」愛聴してる自分には最高の瞬間だった。本当に「ラッキー」だったよ。
大好きなチャットとそんなに好きでもないベボベとのコラボでやってくれるとは、こんなに嬉しい事はなかったよ。ここ一ヶ月でのベストライブだったよ。
ちなみに、クミコと史織ちゃんが並んでタンバリン叩いてた(本当はベースは史織ちゃんがやるのが妥当なのだが、アッコはスーパーカーがあまりに好き過ぎるからベース担当になったのだと思う)が、その2人のよそよそしさが目に付いてちょっと笑えた。
チャットとベボべは仲がいいって両方のバンドが何回も言ってたのに、何か変な空気の2人・・・。お前ら、仲が良かったんじゃねぇのかよ!?とツッコミ入れたかった。
あの明るいクミコが気遣うくらいだから、原因は史織ちゃんにあるのは明らかだけどね。
そんな夢の時間が終わり、チャットの3人はコイちゃんにイジられまくり(チャットの方が年上なのに・・・)、全員裏へハケていった。
そしてまたアンコール。またまたチャットが出てきてベボベのアンコールを催促してくれた。
ベボベのメンバーが出てきてチャットは帰っていった。
最後の最後は「祭りのあと」やって終了。祭りは終わった・・・。
いやー、かなり楽しかったね。秋田まで来た甲斐があったよ。
奇跡のコラボの「Lucky」は本当に感動した!!
ベースボールベア-のライブがまたあったら行くかどうかわかんないけど、いや、多分行くな。史織ちゃん目当てで行く事にしよう。
何はともあれ、チャットモンチ-、ベースボールベア-、そしてスーパーカーよ、ありがとう!!