卍の城物語

弘前・津軽地方の美味しいお店と素晴らしい温泉を紹介するブログです

Fiction World vol,1

2008-11-29 16:11:57 | ロックライブ
弘前アマチュアバンド期待の星・フィクションテラーの自主企画の第一弾ライブが行われたのでマグネットに行ってきた。

フィクションテラーは弘大在学の四人組のロックバンド。メンバーはボーカルのカナへ、ギターの澤口、ベースの宮下、ドラムの長谷川からなる。今年の5月に結成。6月にオレンジカウンティーで初ライブ。以降メキメキと実力を付け、今では弘前のアマチュアバンド界ではナンバーワンの位置にいるといっても過言ではない。

6月のオレカンの初ライブに偶然行ったのだけれど、初ライブとは思えぬ堂々とした演奏と歌を披露。客も自分も初めて聴くと言うのに、いきなりノリノリにさせたという、当時から只者ではない存在感があった。定期的にライブを行い、その中で更に2回ほどライブを見たが、見れば見るほどパワーアップし、オリジナリティも増して、バンドとして熟成して完成度を高めてきていた。そして
今回、初めての自主企画を開催。

マグネットに行ったらちょうど「ココロネ」が演奏終了。
ココロネはカウントダウンジャパンのアマチュア部門の二次選考に進出したらしい。聴いてないので良いのか悪いのかわからんが、頑張って欲しい。アンケート用紙渡されたが、聴いてないので断る。

次は「黒やぎ」がジャニス・ジョップリンで登場。
言わずと知れた実力派アコースティックデュオ。マユのボーカルは実に上手い。表現力もいい。歌とMCのギャップが面白い。何というか文句もないライブなのだけど、やっぱり個人的にはアコギ一本は寂しく感じてしまう。やっぱりバンドの音が好きなもんで。「輪廻」なんかはアレンジ次第でかなりいい曲になりそうなもんだ。

次は「リトル・マルチーズ」。ほんの少しいいと思った3Pバンド。音よりも、ベースのポッチャリ君のトークが滅茶苦茶面白い。ブレスの無い高速どうでもいい世間話は、あんたはバンドよりお笑いやるべきだと言ってやりたかった。少しの間活動休止するそうです。

次は「The Fake Smile You Hate」。世に溢れるハイスタとかに影響されたメロコア3P。はっきし言ってこういうバンドはウンザリする。下手くそな英語だし、メロコアなど流行りでもないし、こういうオリジナルで何を伝えたいのだろうと疑問に思う。一曲で外に出た。

ダラダラしてたら友人登場。ヨーコ・トリヤベのライブ終わってから来たという猛者。元に客のほとんどはフィクションテラー目当てだと思う。ほぼ大学生だったし。そんなわけで前座は終わり、真打登場。いきなり客がどっと増えた。アマチュアのライブにこんなに客がいるのも珍しい。せっかくなので一番前で観る。

ベーシックなバンド編成に女ボーカル。ボーカルはあくまで歌を聴かせる。歌が上手くないと存在価値はない。だがカナへのボーカルはパワフルで、ハスキーさも混じった特徴のあるカナへだけの声。多分椎名林檎に影響されたような感じのルックスは小さいけど巨大な存在感。強い目力が前をしっかり見据えている。ギターの長身君はギタープレイに徹底していてかっこいい。ベースのメガネ君は至ってシンプルに、ドラムのチョイ年上君は裸足でハイハットを刻み、決して暴走しないボーカルを引き立てる絶妙の音量で叩いていて感心。

セットリスト
1.黒い夜とワルツ
2.SESアルバイタ-
3.薔薇の話
4.前向きなウサギのお姫様
5.朝靄とチョコレート
6.メトロ
7.風の哀愁ひとりたび(アンコール)
(注・曲順と曲名はあやふや)

序曲的にワルツのリズムで一瞬だけ盛り上がる「黒い夜とワルツ」から始まり、お馴染みの曲、新曲も演奏。後半は盛り上がるナンバーばっかり。もはやノリノリになれる「朝靄とチョコレート」はメルヘンチックなカナへの世界観を観客にプレゼント。アシッドマンに影響されたと思われる美メロなギターが心地よい。「メトロ」は疾走感溢れるナンバー。キャッチ-な歌メロをシャウトするカナへがカッコいい。アンコールは「風の哀愁ひとりたび」。これもメルヘンチックな詞である。サビ前にリズムが変わるところがいい。

心底、最高だった。いろいろアマチュアバンドみてきたが、こいつらは本物である。やりたい音楽、伝えたい音楽がきちんと伝わってくる。単純にみんな若く、ビジュアルもそこそこ良いし、バンドとして完成、とまではいえないが、がっちりと固まっている。
帰りにデモCDを買った。実際もうファンなので嬉しい限り。こいつらは未来が見える。アマチュアの域を越えていると思う。ファンとして今後の活動を楽しみにしていく。

金太郎温泉

2008-11-28 00:58:05 | 温泉(五所川原市)
仕事も無いので五所川原方面へ遊びに行き、帰りに温泉へ。
今回は「金太郎温泉」という変な名前の温泉へ。
弘前には桃太郎温泉があるが、多分関係ないだろう。
旧道339号線の鶴多町と五所川原市の境あたりにある。

そこそこ大きな公衆浴場。20時過ぎに行ったけど、客ひとりだけ。広い浴場に二人きり。
大きなメイン浴槽と熱め浴槽、打たせ湯、水風呂といった造り。サウナと露天風呂は稼動してなかった。カランは30コ。

12人サイズの大きな浴槽は44度と熱め。
お湯はきれいな緑色。甘い塩味。ほぼ無臭。ツルツル感あり。熱いのもあるだろうが、結構肌にピリピリくる。

隣は4人サイズで44.5度。含鉄泉と書いてるが、ほとんど鉄臭さは感じられなかった。
カランのお湯はかなり鉄臭かったけど。

それなりに客も何人か入ってきたが、大きさの割りにはなんだか寂しい温泉であった。お湯は悪くなかった。また来てもいいだろう。

余談だけど、国道339号線バイパスの藤崎あたりの道路沿いに、新しい温泉が出来ていた。近日オープンの為のスタッフ募集していた。いつオープンするのか?楽しみである。

オススメ度(温泉評価)・☆☆☆

泉質・含鉄-ナトリウム-塩化物泉(含鉄食塩泉・弱アルカリ性低張性高温泉)
泉質・57.3度
効能・神経痛、筋肉痛、関節痛など

料金・300円
備品・無料ロッカー・無料ドライヤーあり

住所・五所川原市姥萢字桜木299-1
電話・0173-34-7715
時間・8:00~22:00

乳と卵/川上未映子

2008-11-26 14:37:26 | 
久し振りに、今の作家の本を読んだ。

仕事の食事休憩中には大抵雑誌を耽っていたのだけれども、決まってそこそこ身に付く特集を組んでいる雑誌などそうそう無く、思い切って現代の小説でも買ってみようと思ったけども、如何せん、今、この現在、誰が活躍しているのか全く持って知らず、だけれどもこういう場合には、賞を獲得した作家を選んでおいて、まあ妥当かと思った訳で、何と無しに憶えている記憶から、最近芥川賞を受賞したとか、そして何だか実は歌手だとか、何だか美人だとか何だかで、結構話題になっていたこの「乳と卵」を読んでおいて損はしないだろうとのことで、仕事中に気軽に読む事にしたのであるが、弁当食べながら読んでいたので、そこまで集中して読んではおらず、この独特の文章にはなかなかさらりと読み進めていけず、けれども読み終わってみると、さすがに芥川賞を受賞しただけはあるなと、しかしながら昨今の芥川賞だか直木賞だかの受賞作の傾向とかはよくわからんし、他の作品など読んだ事も無しで、唯一、選考委員の石原都知事の「太陽の季節」を読んだくらいかで、あれは全くもって面白くもなんともなかったが、この「乳と卵」については、都知事はボロクソに批判していたらしいが、そんなことはどうでもいいのだが、一応話題になっただけあってなかなか素晴らしかったと感じ、だがまた一度読み返してみて、改めて小説として久し振りに感動したので紹介しておく事とする。
(↑の文章は本作の作風に感化されちゃった)

娘の緑子を連れて豊胸手術のために大阪から上京してきた姉の巻子と暮らす三日間の物語。

文章は読点が遥か遠く感じるほどの長々とした改行も無い、「」もない関西弁のセリフもも混じった口語体の何とも読み辛い文体。
最初はそう感じるが、読み進めるとすぐ慣れる。

関西お笑い人によって、第二の標準語となった関西弁も何の違和感も無く、しかしながらこの文体は、関西弁でしか成立し得ない。

途中、挟み込むように緑子の日記が描かれ、演出が上手い。
そして表現力も鮮やかである。純文学としての文体の問題は置いといて、主人公のふとした思惑、考察の描き方が現代的ではあるが言い得て妙というか、単純に楽しい。

登場人物は三人全員女性。
豊胸手術を受けようとする姉。そして初潮を迎え女に成り始めた少女。それを見守る主人公。

この問題はどんなに知識を得ても、男には決して解けない謎である。
奇麗事ではなく、純粋に男と女は違う生き物だなと感じる。自分の為にするのか、潜在的に男の気を引く為なのかは正確には明らかにはせず、その一件の誰かと誰かが討論する場面も微笑ましい狂熱。

多感な思春期とだけでは言い表せない母子家庭での葛藤に陥る緑子。話せば話すほど傷つけてしまうジレンマに、会話を拒否して筆談する異常なコミュニケーションは思いやりであり、私28歳ですら共感。
話すとパワー使うし、言い返すとストレス溜まるし、だから言葉を飲み込んで表に出さなくなるが、結局はコミュニケーション不足から関係が悪くなってしまうんだけれども。

クライマックスは衝撃の展開。溜まりに溜まった感情のぶつけ合いは、ただの親子喧嘩みたいにもみえるが、この出来事が親子の大事件であり、それこそが不器用な表現で分かち合った絆に感動して涙さえ出てくる。

著者は、少し前まで売れないバンドのボーカルで、自身のブログの文章をたまたま見た編集者が、彼女の独創力に感銘して、小説を書くように薦め、デビューしてすぐに芥川賞を受賞したという異例の遍歴。
ま、大抵の小説家はデビューまでなにかしらの仕事してるだろうが、音楽から小説への転身が珍しい。彼女には音楽の才能がさほどなかったろうが、文才が認められた奇跡にはドラマがある。

著者自身も言ってるように、本作は樋口一葉に影響されているらしい。「たけくらべ」へのオマージュだとか。

第138回の芥川受賞作の本作、そして同回直木賞の桜庭一樹。そして139回の芥川・直木賞も女性。一部では話題作りの選考として批判されてたが、ま、面白けりゃどうでもいいやというのが率直な意見。

同巻には短編の「あなたたちの恋愛は溺死」収録。
イイ女っぽい屁理屈染みた持論を展開するも、結局はただの不細工みたいな話だが、これはそんなでもない。

本作は、生物としての女から決して逃れられない宿命を記した傑作である。

オススメ度(本評価)・☆☆☆☆

湯の沢温泉 秋元温泉 (廃業)

2008-11-24 22:44:31 | 温泉(平川市)
今年最初の雪の華が~♪ドカ雪だったのですが、それもやっとこさ解けてきました。
あの大雪の中リンゴもいだり、あわててスタッドレスタイヤ買いにいったりといろいろ大変でしたが、やっと落ち着いたので久し振りに温泉に行くことに。
今日は遠出して湯の沢へ向かうのだ。

秋田県との県境にある「湯の沢温泉郷」。
国道7号を温泉の看板を目指して右折。細い路地をクネクネ曲がって5分位走ると建物が見える。三軒の温泉旅館が並び、手前から「湯の沢山荘」、「なりや温泉」、一番奥に「秋元温泉」がある。
「なりや温泉」は以前入ったので、今回は「秋元温泉」にした。
ここら一帯は車に乗ってる最中から硫黄臭全開なのである。

三軒の中で一番古くからある温泉旅館。宿泊から湯治、日帰り客まで大歓迎。
宿は料理付から自炊も出来るプランもあるとか。

浴場は基本的に二つ。男女別の小浴場と、混浴の大浴場に分かれる。とりあえずは小浴場へ。
湯の沢といえば超硫黄臭。いや、それにしてもここは臭い!硫黄臭もあるが、それとは別に、決して気持ちのいいモノではない、臭い匂いもする。それも特徴だといえば納得しとこう。

お湯は薄緑白濁。強スベスベ感。味はかなりの苦味とやや塩気。
大きな白い湯華が浴槽を泳いでいる。浴槽はギリギリ3人サイズ。42度くらい。うーん、これは体に効かない訳が絶対ないというお湯だ。怪我でも病気でも治りそうな、そんな説得力あるお湯である。

カランは1コしかないので、仲良く使いたいもの。途中から一人占め出来たので、ゆったりとお湯を堪能出来た。
もうちょっと浸かりたかったが、もう一つの混浴へも入らなきゃならないので、一応着替えてすぐ向かいの大浴場へ。

大浴場は脱衣場こそ男女別だが、混浴である。ま、期待しないで入るも、ご婦人はいなかった。
かえって気を遣わずに済むのでこっちもリラックスして入る。

浴槽は楕円形で、真ん中に仕切りがあり、手前の半分が女性専用。どちらも4人ずつ入れるか。あいにく女性がいなかったので、そっちにもオッサンが入ってた。
カランは4つくらいあったか。

お湯は全く同じ。小浴場よりちょっと高めの43度くらいあり、こちらはゆったり浸かれない。
でも結構広い浴場だったので、せっかくだからトド湯した。やっぱりトド湯はいいね。サウナよりよっぽどいい。
でも小浴場もだったが、ちょっと寒かった。多分ガスを逃がす排気穴が天井にあって、外と繋がってるからだと思う。なのでちょっと気分悪くなってきた。独特の臭さもあったし。ちょっと温まってから出る。

さすがの湯の沢温泉であった。男の人は気軽に入れるだろうけど、女の人はちょっとキツイかもね。
混浴は実質男に占領されてたし。小浴場は狭すぎるし。でも時間帯をずらすと人も少ないだろうし、お湯は最高なので、堪能出来るでしょう。
三軒の湯の沢旅館は満遍なく車があって、冬でも大人気だった。

オススメ度(温泉評価)・☆☆☆☆

泉質・含硫黄・ナトリウム-塩化物泉[硫化水素型](低張性弱酸性高温泉)
泉温・47.3度
効能・胃腸病、リウマチ性疾患、糖尿病など

料金・300円
施設・宿泊

住所・平川市碇ヶ関字西碇ヶ関山1-26
電話・0172-45-2137
時間・8:00~21:00

9mm Parabellum Bullet "VAMPIRE EMPAIRE TOUR"

2008-11-22 14:28:04 | ロックライブ
9mm口径のパラベラム実弾という何とも変なネーミングのバンド「9mm Parabellum Bullet」(以下9mm)のライブに行った。
といっても実はファンでもないのが、本当の目当ては前座に「ミドリ」が出るので観に行ったのである。

今年のアラバキロックフェスでは、チャットモンチーが出演する日に9mmというよくわからぬバンドが出るので、一応予習しといていた。奇しくもミドリというわけのわからぬバンドも出るので、こちらも予習しといた。結局いろいろあってアラバキには行けなくなり、ある意味アラバキのリベンジになるのであった。

その春先から比べれば、9mmもミドリもお互いかなり人気も出てきたようである。ミドリなんかは今では大ファンになってしまったので、一応9mmの対バンの前座という形だが、ミドリ観たさについでに9mmも観ようということでチケット購入。

いろいろ忙しくて9mmの新作アルバム「VAMPIRE」をあまり予習出来なかったが、青森クォーターまでの行きの車内で何回も聴いておく。今までそんなに良いと思わなかったけど、聴いてたらなんか人気あるのもわかったきた。

クォーターに早めに到着するも、整理番号が199番と極めて遅いので、早めに行っても無意味だし、雨も降ってたから開場ギリギリに入る。友人の情報で、スピーカー前は大抵空いているとのことで、急いでいったら本当に空いていた。だから199番なのに一番前に行けた。でもほぼ真横ではあるが。

そんなこんなで前座のミドリ登場!!
ミドリはボーカル・ギターの後藤まりこを筆頭に、キーボードのハジメ、ウッドベースの岩見のとっつぁん、ドラムの小銭という編成の四人組。
まりこはライブではおなじみという、セーラー服で登場!目にはプロレスのAKIRAばりの変なメイク、というよりはマジックで書いたような、そして黒ガムテープで足をグルグル巻きにしたインチキ臭い格好である。
短いスカートをわざとめくっては、中のブルマをチラ見させ、ボルテージを上げる。

曲はほぼ知ってるのだけど、何せ曲名がよくわかんないので、何やったかわかんない。
一曲目からいきなりまりこダイブ!そしてデストロイーー!!の「ゆきこさん」。今時デストロイとはたいしたもんだ。キュートな歌い口から一気にスクリームするテンションの上げ方が異常。ほとんどの曲はCD音源すら何歌ってるのかわかんないのに、ライブでは尚更何歌ってるかわかんない。でもそれでもいい。もう詞などどうでもいい。演奏と叫びでいい。

まりこのパフォ-マンスといったらもう頭オカシイね。唾吐きまくり、ドラマーも困るほどのドラム叩きまくり、そしてドラムセット破壊。
そしてダイブならぬ観客の上を歩くという女の子の軽量ならではの新崎人生もビックリの荒技。

一番良かった曲は「あんたは誰や」である。かなりカッコよくてちょっと泣いた。パフォーマンスやりすぎてバテるギリギリで全てを振り絞ってロックを、パンクを表現する珍獣まりこ。何やるのかわからぬ不安さえ感じる狂気感が漂っていてそれも良かった。

最後はラブバラード「POP」で〆。いいだけ暴れまくって礼もしないで颯爽と帰る妖怪まりこはあまりにパンク過ぎてちょっと引いたところもあったけど、さすがに良かった。
前座だから30分位かなと思ったが、45分と嬉しいボリュームであった。

転換中にトイレ、そしてドリンク買いにいき、バーボンソーダを呷る。ま、いい感じになったところで、友人と離れて結構後ろで観る事にする。9mmのファンでもないので、一番前にいるのもどうかと思ったので、後ろでゆったり観ることにする。

そして9mm登場!
9mmはボーカル・ギター菅原、ギターの滝、ベースの中村、ドラムのかみじょうの四人組。
顔はほとんど知らなかったので、初めて観る。ボーカルはWAGE時代の小島よしおにそっくりです。

プロデューサーはチャットモンチ-でお馴染みのいしわたり淳治。チャットモンチ-に次いでの第二弾プロデュースが彼ら。
チャットモンチ-も9mmもここまで人気を博したとなると、淳治の力もかなり評価されたであろうか。

ライブは始まる。いきなりヘビネスな轟音を響き渡し、会場も盛り上がる。曲は大体予習してたので、耳に残ってた曲は体を揺らすくらいノッテしまった。
特にアルバムのリード曲「VAPIRE GIRL」はかなのキャッチ-でノリやすい。

全体的に曲はヘビーメタル、ラウドロックよりなのだが、ギターはかなりメロディアスで、サビの歌メロもかなり聴きやすいので、ファンが多く人気があるのも納得である。
メタルとかのヘビーサウンドのミュージシャンは大体独特のイメージを作っての格好をしてるけど、彼らは至ってカジュアルな服装で、あくまで音で勝負しているという姿勢が受けて取れる。
ギターもベースも飛び回り、アクションも派手で、ボーカルも盛り上げ方が上手い。実際自分もかなりノリまくってたし。

前半は新作、後半は1stアルバムからの内容だったような気がする。アンコールも二曲、ドデカイ音を出し、且つメロディアスな音、そして演奏もなかなか上手い。盛り上げに盛り上げて終了。
よく見たら1時間弱のすっきりとした早さで終わった。

ミドリ目当てだったけど、さすがに9mmの力が凄く、ミドリファンの自分でさえ、9mmが文句なしに主役であった。でもミドリの驚愕のパンクライブも凄まじく、是非とも次回は前座ではなくメインで、ワンマンで観てみたいものであった。なかなか楽しかったです。

チャットモンチ- レストラン メインディッシュ

2008-11-20 13:54:36 | ロック
ロックの奇跡・チャットモンチ-が今年の春に行った、武道館2デイズ公演を収録したDVDがリリース。シングル「染まるよ」と同時発売し、発売日に買って何回も観たので、今回レビューしていきます。

レストランシリーズ第三作は、メインディッシュという名前通り、超豪華な内容になっている。
二枚組みのディスク1は、武道館公演の二日目を完全収録。
ディスク2は去年末から今年の初めに掛けて行われた「生命力みなぎりツアー」のダイジェスト版となっている。
まずはもはや伝説となってしまった武道館公演のディスク1から。

セットリスト
・ハナノユメ
・ツマサキ
・DEMO、恋はサーカス
・惚たる蛍
・恋の煙
・湯気
・どなる、でんわ、どしゃぶり
・恋愛スピリッツ
・終わりなきBGM
・ひとりだけ
・手のなるほうへ
・Make Up! Make Up!
・とび魚のバタフライ
・女子たちに明日はない
・橙
・風吹けば恋
・シャングリラ
・真夜中遊園地
・親知らず
・ヒラヒラヒラク秘密ノ扉
・東京ハチミツオーケストラ(アンコール)
以上。

まずは、ピクシーズの曲に乗って、プロレスラーばりに武道館の花道を歩いて登場。
花道真ん中あたりで振り返ってのジョン・トラボルタばりのサタデーナイトフィーバーポーズ。これから怒涛のライブをやると思えぬお茶目な女子達である。

曲順は大体デビューから現在まで足跡を順々に追っていくという冒険的なセットリストになっている。
まだフルアルバム2枚しか出していないのに、ベテランでもなかなか出来ない挑戦的な曲順である。

気になる一曲目は、みんな大好き「ハナノユメ」。チャットモンチ-のポップセンスが光る代表曲。
続いて、恋愛至上主義的少女趣味な可愛い曲の「ツマサキ」、映像では初めて観る「DEMO、恋はサーカス」、そして「惚たる蛍」と、ミニアルバム「chatmonchy has come」のナンバーからお送りする。

ここで一応MCがあるが、えっちゃんのMCなので、話すこともなくすぐ終わる。これは恒例。

ここからは1stアルバムから、そして記念すべき1stシングルの「恋の煙」、次いでカップリングの「湯気」。
そして、3Dこと、「どなる、でんわ、どしゃぶり」、さらに「恋愛スピリッツ」と、怒涛のハードロックナンバーを展開。
「終わり無きBGM」を挟み、「ひとりだけ」。これも初めて観た。
ここらへんの「耳鳴り」からのナンバーはこれでもかとアグレッシブでストイックなチャットモンチ-のロックへの直向きな姿勢が感じられ、感動的でもある。
「恋愛スピリッツ」のアカペラ部が終わってからの観客を背にしたバックショットの画は映像的に素晴らしく、小さな巨人・えっちゃんが武道館を掌握しているのを表したシーンでかなりのみどころ。

ここでMC。クミコかなりテンションあがってます。無理も無い。
そしてライブでお馴染みのコール&レスポンス合戦。梅チーム対桜チーム。はっきり言ってしょうもないけど、それもチャットの魅力です。

そのパンパンパンのリズムに乗って「手のなるほうへ」から2ndの「生命力」の作品群へ。
「Make Up! Make Up!」、次いで、ウルトラポップサマーチューンの「とび魚のバタフライ」間奏部は武道館オリジナル版で盛り上がる。「女子たちに明日はない」、「橙」と続く。

ここで、当時まだリリースしてなかった「風吹けば恋」をいち早くライブで聴かせる。かっこいい曲です。でもここで披露するんなら、アンコールでやったらいいのにと単純に思った。

そして、ミラーボールロック・阿波踊り風味の次世代ロックアンセム「シャングリラ」。タテノリで踊る阿呆にロックの阿呆。次いで、ジェットコースターチューン「真夜中遊園地」、そしてハートウォーミングハードロックという新ジャンルの曲を作ってしまった「親知らず」。チャットモンチ-もファンも大切な曲である。

本編最後は、マジカルハイスピードチューン「ヒラヒラヒラク秘密ノ扉」。この当時の新曲であり、最速の16ビートでブレスも出来ない歌詞の連続。高速で紡ぐチャットモンチ-のロックの新解釈。

アンコールは「東京ハチミツオーケストラ」。この日は4月1日ということで、新しい年度を迎えるに相応しい曲。
ちなみに前日3月31日のアンコールは「サラバ青春」で、卒業に相応しい曲と、凝った曲選だけど、やっぱりアンコール一曲は寂しいかも。

そんなわけで、「すごい二日間」と銘打っただけに、すごいライブであった。チャットモンチ-が日本一のバンドであることを証明した奇跡のライブが収録されたこのDVDは名作として残っていくであろう。

ディスク1を熱く語ったが、ディスク2がまだ残っていた。「生命力みなぎりツアー」のダイジェスト版である。ツアーの大体のセットリストをそのまま収録するのかと思ってたが、ちょっとボリューム不足の11曲。これが残念だが、自分にとっては物凄く感動する内容が一部ある。

セットリスト
・真夜中遊園地
・さよならGood bye 
[2007.11.23 at 盛岡Club Change WAVE]
・とび魚のバタフライ
・小さなキラキラ 
[2007.11.25 at 青森Quarter]
・ハナノユメ
・ヒラヒラヒラク秘密ノ扉 
[2008.01.26 at Zepp Osaka]
・ミカヅキ
・意気地アリ 
・コスモタウン 
[2008.01.29 at 滋賀U★STONE]
・素直
・サラバ青春 
[2008.01.26 at Zepp Osaka]
以上。

武道館という大舞台とは違って、小さなライブハウスでも堂々たるライブを行うチャットモンチ-の全国のライブハウスでのライブが収録されている。
盛岡、滋賀、大阪、そして、なんと青森クォーターのライブが収録されているのだ!!
あの伝説の青森公演が今再び甦る。とはいっても「とび魚のバタフライ」と「小さなキラキラ」のみだが、二曲だけでも嬉しい限り。
一番前で観た(本当は二列目だけど)あの人生最高のライブがまた見れるとは誰が思ったか。
あの日のチャットモンチ-がそのままいた。とび魚は一緒に踊り、キラキラはカップリングだけどいい曲なので良かった。収録したスタッフの人ありがとう。

あとは武道館に比べたらそっちのほうが良いし、かぶっている曲もあるので、ディスク1を続けてみたらちょっとクールダウンしてしまうのもあるが、ライブハウスはライブハウスの魅力があり、盛岡や滋賀や大阪のライブに参加したファンたちにとっては、自分と同じ感動があるだろう。
それにしてもボリュームが少ない・・・。他のライブハウスの映像がなかったのか、だったら青森クォーターの他の曲をもっと見せて欲しいと我儘まで出てきた。

やっぱりこのツアーでのみどころはアンコールにある。「素直」と「サラバ青春」の二曲なのだが、キーボードとクラリネット、そしてキーボードとピアニカというアコースティックバージョンの「サラバ青春」が聴ける。
バンドではないチャットモンチ-の隠れた一面が観れ、これぞアンコールという構成。
このアンコールはあらゆるアーティストのライブのアンコールの中でトップの内容である。
そもそもアンコールはおまけであり、最初から一番メジャーな曲をアンコールに設定してるアーティストには、予定調和な感じがあって嫌いであり、あくまでアンコールしてもらったお返しにお送りするという本来の目的にそったもので、このアンコールは今後のチャットモンチ-も越えれるかどうか微妙、それほど良かった。
ゼップ大阪のこのアンコールでは何故かえっちゃんが半泣きしていて、感極まっているのがわかる。

オマケで「女子たちに明日はない」に乗せてツアーのオフショット映像あり。ちょっと笑えるが、これよりツアーのボリュームアップが欲しかった。

以上が二枚組みのメインディッシュの感想でした。なんと豪華なメインディシュであろうか!!
チャットモンチ-のファンで本当に良かった。

オススメ度(ロック評価)・☆☆☆☆☆

百沢温泉

2008-11-18 18:39:01 | 温泉(弘前市)
流行語大賞候補発表。これってほとんど流行ってませんけど・・・。
選考委員って時代を読めてないよね。一般投票にでもすりゃいいのに。ま、どうでもいい話。

久し振りに「百沢温泉」へ。
百沢そのものが温泉地だけど、代表して百沢温泉と名乗ってしまっています。
ここ以外にも旅館とかいろいろあるけど、日帰りだとここが一番入りやすいでしょう。
ここは一応旅館もやってます。

浴場はそんなに広くも無く、浴槽は三つと、カラン10コほど。あと打たせ湯もあり。

メインの浴槽は44度の6人サイズ。
隣に43度の中温浴槽があり、2人サイズ。
もう一つは浅めの41度の一人サイズ浴槽。

お湯はやや緑がかった黄土色。かなりの鉄臭さ。味はやや甘みあり。強烈なスベスベ感とギシギシ感あり。

あいかわらず素晴らしいお湯です。湯口からは大量のお湯がズンドコ掛け流し。
ゆったりと浸かれるタイプではないので、軽く浸かってから床にトド寝湯してる人がたくさんいた。専用マットが数枚用意されているのが気が利いている。
なので、人はそこそこいたけど、トドがいっぱいいたので、決して多くは無いカランは空いていて、みなさん風呂道具は脇に寄せていた。
どこかの温泉の客と違ってここの客は本当にマナーが良くて関心した。

長湯出来ない強烈な温泉ゆえに、すぐ浸かってすぐ出ました
こんな寒い時期なのに汗が全く引かず、クールダウンに何分もかかった。

休んでると主人が脱衣場の掃除を始めるが、これでもかと隅々まで掃除していた。かなりの神経質?でも浴場もかなり綺麗で気持ちよく帰れた。ここは素晴らしい温泉である。また来たいのである。

オススメ度(温泉評価)・☆☆☆☆

泉質・ナトリウム・マグネシウム-炭酸水素塩・塩化物泉
泉温・46度
効能・慢性関節・筋肉リウマチ、通風、潰瘍、神経麻痺など

料金・300円
施設・家族風呂、宿泊

住所・弘前市百沢字寺沢290-9
電話・0172-83-2226
時間・9:00~22:00

劇団弘演 第44回公演「つゆのひぬま」

2008-11-17 01:02:10 | 演劇鑑賞
弘前演劇観戦2デイズの2日目は、劇団弘演@弘前文化センター。土曜の夜公演に観覧。

久し振りに文化センターに入る。ここは駐車料金取るので、違法駐車してここまで歩いてくる。
前日と同じく友人と合流して一番前に陣取って見ることに。

江戸・深川の娼屋「蔦屋」で繰り広げられる人間模様を描いた山本周五郎原作の舞台である。

はっきり言って全然期待しないで観に来たが、正直やられた。
まずセットに驚く。なんと立派な舞台セットだろうか。
江戸時代を再現した造り込まれた見事な木造建築。小道具もどこで調達してきたのか、はたまたこのために作ったのか、隅々まで素晴らしい造り。
事の行われる部屋の二階まで作っていて、かなりリアリティに凝っているのである。
着物やカツラの衣装など、なんの疑いも感じさせない丁寧な衣装とメイク。テレビで見る時代劇そのもの、だが、舞台でここまで作り上げることに驚きと感動すら覚える。

時代劇なので、なかなか演技表現も難しいと思うが、自然に観れた。
恐らくだが、原作に忠実なセリフもリアリズムが感じられて良い。

娼婦の生き様という設定が個人的にとても好き。
どこの馬の骨かわからぬ男どもを日々相手する神聖なる職業の娼婦。彼女達自身、訳があってなった職業に、訳ありの男どもを心と体を持って癒す慈愛に感動してしまう。
そしてつい気になった男に心を許してしまい、恋に落ちるただの女になってしまう可憐さ。美しいとしか言えない。

娼屋の姉さん役の佐久間しのぶの演技もなかなか良かった。美空ひばりにちょっと似ていて、貫禄さえあった。多分ベテラン女優さんなのだろうが、芝居の奥深さを感じられた。
おぶん役の咲間まみは「劇団仲間」から参戦。年取ったスザンヌみたいな顔だけど、可愛げな娼婦を見事に演じた。

最後はまさかの洪水で、舞台も転換してまたもや見事な造り。そしてラストは愛と死という古典的な感動の幕切れ。

いやー、かなり感動した。老舗劇団弘演のパワーをとことん味わった。今まで名前しか知らなかった弘演だが、また是非観たい。

弘前劇場公演2008「いつか見る青い空」

2008-11-16 18:17:15 | 演劇鑑賞
弘前演劇観戦2デイズの一日目。弘前劇場@スペースデネガ。
初日金曜日の夜公演に臨む。

いつもの如くギリギリに到着。そしたらギャラリーのスペースで、華やかなショウみたいなのが催されていて、着飾った外人がやたら多く居た。もしかして演出の一環?と思ったが多分ファッションショーとかしてたのだと思う。弘劇はいつものようにスタジオの方でやってました。
友人が居たので一緒に一番前で観ることにした。そして始まり。

ストーリー~
とある地方の住職のいない禅宗の寺。そこに3人の姉妹が独身で暮らしている。長女が35歳、次女が32歳、三女が25歳でそれぞれが独立した仕事を持っている。法事や葬式には親戚の僧侶が来たり、簡単なお経は3人が持ち回りでやっているのだが、それなりの格式を持った寺を誰が継ぐのかが日々の話題になっている。
禅寺に座禅をしにくる警察官やその大学時代の親友のヤクザ、檀家代表らが日々の生活を寺に持ち込んでくる。
独身である3人の伯父である刀研ぎ師は3人の母親との秘密を打ち明ける。母親の葬儀が終わったばかりの晩秋の夕暮れ、物語は意外な展開をみせていく・・・。

主演はもちろん福士賢治。そして三姉妹には上から、小笠原真理子、木村元香、平塚麻似子。魚屋夫婦に永井浩仁、濱野有希。リンゴ農家の長谷川等。警察官の柴山大樹。ヤクザの田邊克彦。大学生の平間宏忠。以上のメンバー。

ま、結論から言うと今回はあんまり面白くなかった。大まかな設定が以前上演した「檸檬/蜜柑」みたいだったし、なんか会話もいつも以上にロジカルで全然頭に入ってこなかった。
盛り上がりどころが最後くらいで、ちょっと平坦過ぎたかなと。

だが見所はもちろんたくさんある。最初から衝撃的な場面があるし、そこからどうなっていくかが気になって気合入れてくれさせる。
役者陣はさらっとした自然体演技で心地よい。
中でも長谷川等!彼の演技は天下一品。田舎のナントカ屋演じさせたら右に出るものはいない。今回はリンゴ農家役だが、どう見てもリンゴ農家にしかみえなかった。
セリフまわしも楽しいし、かといってシリアスな演技も上手い。彼の演技には目が奪われる。あの歳だからこそ滲み出る味を充分に堪能できた。

最後の15分は、享楽から絶望へ。宴会シーンは微笑ましく見れたし、衝撃のシーンはラストに現れ、小笠原真理子の淡々とセリフを言いながら、終わりを告げる。いい演出である。

途中がちょっとだるかって、しかもデネガの超固いイスのせいで、尻と背中が痛くて演劇に全然集中出来ずにいた。それはいつものことだけど。

前回の「休憩室」は面白かったのだが、今回はそこそこ。弘劇は結構当たり外れが激しいのは個人にもよるだろう。
来年は三回も公演があるらしいので楽しみにしたい。

桜温泉

2008-11-13 18:54:57 | 温泉(弘前市)
一年振りに「桜温泉」へ再訪。

前はかなりいいお湯だったと記憶していたため、期待していくも、ちょうど混む時間だろうなと心配しながら行く。

前田観光グループが経営する温泉旅館。敷地内にはタクシーやバスが並ぶ。二年前に改装したので新しい。

さっそく浴場へ行くが、案の定混んでいた。12コしかないカランは全部使われていた。
仕方が無いので、浴槽のお湯で軽く流してカランが空くまで浴槽に浸かる事にした。

浴槽は三つ。43度の中温浴槽、44度の高温浴槽、露天風呂。そしてサウナと水風呂。

お湯は緑褐色。甘い塩味と鉱物臭。

メインの中温浴槽は10人サイズ、高温浴槽は6人サイズ、屋根つきの半露天風呂は2人サイズ。
サウナは92度で4人サイズ。

お湯を満喫していのだけれど、待っても待ってもカランは空かず。いわゆる占領状態で、浴槽に浸かっているのに風呂道具でキープというマナーもわかんないバカばっかりだった。
無視して使おうと思ったが、彫り物している方が数名いたので恐くてさすがに無理だった・・・。老人も多かったし。
で、やっと空いたと思ったら、入ってきたばかりの若い奴に取られ、その連れがまた空いたところにすぐ様風呂道具を置いて占領。洗うわけでもなく、浴槽に浸かるばかり。
もうここまできたらブチキレそうだったが、早いもの勝ちといわれればしょうがない。

待つこと20分以上でやっと空き、もう浴槽に浸かりすぎてのぼせかかった中、自分が温泉のマナーというものを教えてやる!といわんばかりに一気に体と髪と顔を洗い、カランをシャワーで綺麗にし、風呂道具を脇に寄せ、どうだ!これが大人のマナーじゃい!待ってる奴、どうぞ座れ!と、どいて浴槽に浸かるも、その時はピークが過ぎたのか、客足も引き、カランに余裕が出来ていたのでした・・・。

そんなわけで、腹立ちまくりの最低の入浴でした。が、お湯は最高です。
岩木山の麓だけあり、山の温泉という印象が強く、また味わいたいのだが、客は最悪だ
った。もちろん困っていたのは自分ばかりではなく、多分体洗えなかった人もいたかもしれない。宿泊客もいただろうし、怒って当然だと思う。それはカランを譲り合う様に促した張り紙が全く無く、風呂道具を寄せておく場所さえ作っていない温泉側にも大いに問題ある!
カランが12コしかないのに、客がそれ以上入っているのはわかっていることなのに、措置を取らないのは温泉業としてどうなのかね?
譲り合いもわからぬ最低の奴らにたまたま当たっただけなのか、ここらへんに住んでる地元民がマナー悪いのか知らんが、とにかく不愉快だった。

でも、本当にお湯はいいんです。だから尚更残念。行くとしたら遅い時間か、昼間とかにするのがいいんでしょうけど。

オススメ度(温泉評価)・☆☆☆

泉質・ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉(低張性中性高温泉)
泉温・49度
効能・リウマチ性疾患、慢性湿疹及び角化症、卵巣機能不全症、更年期障害など

料金・350円
備品・無料ロッカー、ドライヤーあり
施設・家族風呂、宿泊

住所・弘前市賀田2-10-1
電話・0172-82-4332
時間・6:00~22:00

染まるよ/チャットモンチ-

2008-11-10 00:22:14 | ロック
嫁にしたい女性ベスト3がいるバンド、チャットモンチ-がニューシングル出したのでディスクレビューします。

「ヒラヒラ開く秘密の扉」、「風吹けば恋」に続く、2008年第三弾のシングルの「染まるよ」。
ハイスピードハードロックチューンを2作リリースして一転、ロックバラードをここにきて出してきた。
これはどういう意味を持つのか?じっくり考えてみたい。

M1「染まるよ」
アッコ作詞のシンプルなロックバラ-ド。チャットらしさは損なわずに、歌メロ重視で、ロックしている。
かといってシングルで出す必要があるのかという疑問もある。アルバムの一曲くらいでいいような、インパクトは決してない。だが、この曲をシングルで出す事に、チャットモンチ-が進化し続けていく為の必要性があるように思う。

プロデュースはなんとあの亀田誠治。椎名林檎をあそこまでカリスマに押し上げたのは、亀田誠治の力が多大にある。かなり期待して聴いたが、そもそもシンプルな曲であり、過剰プロデュースを嫌うチャットモンチ-にして、ほぼ味付けはされていない。亀田でなくてもいいのではないかと思えるほど。
ここまでくると、チャットのあまりの成長の早さに慄くしかないかも。結果的に亀田誠治も踏み台にしてしまうのであるから。

詞はアッコの昔の男を想って書いた。過去、純真過ぎたチャットも、実際いい歳だからこんな曲も作っていく必要がある。アッコの詞では今までで一番いいかも。かなりぶっちゃけてるのは、過去を吹っ切って前進するアッコの心意気を感じる。

テレビで何番組か出演して歌ったのを見たけど、えっちゃんは表現力が増したなと思った。

M2「愛捨てた」
クミコ作詞。「愛してた」を打ち込んだら一文字間違ったため、「愛捨てた」に変換されたけど、面白いからそのままタイトルにしてそのまま世界観を作った。
特徴的なギターの音色が気持ちいい。

この曲はセルフプロデュース。亀田と淳治のプロデュースに比べて遜色ない。

M3「RPG」
アッコ作詞。ロープレのゲームの世界観から作った曲。唯一アップテンポでかなり楽しい曲である。
RPGは「ロック・パッション・ガール」という略しかたもいいね。

これは通常のいしわたり淳治プロデュース。

3曲全てプロデューサーが違うという異色のシングルだが、この方向性はアルバムにそのまま出るだろう。
次のシングル、そしてアルバムをレコーディング中らしいので、楽しみは更に続く。

インパクトは弱いけど、いい曲である事には違いない。「染まるよ」は心に「染みるよ」。

オススメ度(ロック評価)・☆☆☆

ロマントピア温泉

2008-11-09 18:46:59 | 温泉(弘前市)
旧相馬村の「ロマントピア温泉」に行ってきた。
家から10分位で近いから。

以前二回ほど行ったことあるが、その頃温泉に興味なかったけど、スノーボードの帰りに寄って、その頃もほとんど特徴なかったのを記憶している。

「ロマントピア」は元村営の複合施設で、スキー場、コテージ、キャンプ場、天文台、プール、ホテル、そして温泉などがある。
とはいっても小さい規模なんで、あんまり行こうとも思えず、スノーボード初心者の頃は安かったからよくいった。なので久しぶりである。

「白鳥座」という建物の奥に温泉はある。券売機で支払って受付に行ったら、くじ引きさせられた。
引いたらなんと、一等!なんだろうとドキドキしたら、温泉無料券だった・・・。一等なのに・・・。ま、いいとして入る。

浴場は思いっきり塩素臭くて残念。宿泊客と思われる人がそこそこいて繁盛してた。
メイン浴槽とサウナと露天風呂の構成。カランは17。

内湯は15人ほどのサイズで、42度くらい。
無色透明無臭で塩気あり。それにしても塩素臭い。こちらのお湯は循環。すぐ出る。
サウナはほとんど覚えていない。

露天風呂は8人サイズ。暗くてあまりわからないが、緑っぽい色。露天風呂のお湯だけ加水して掛け流し。43度ほどで、こちらだけちゃんとした温泉を堪能出来る。

今度行くとしたら、内湯はパスして、露天メインで入るのがいいかも。タダ券貰ったけど期限内に行くかどうかは微妙かも。

オススメ度(温泉評価)・☆

泉質・ナトリウム・カルシウム-塩化物泉(高張性弱アルカリ性高温泉)
泉温・78.8度(加水・加温・循環・塩素消毒あり)
効能・神経痛、筋肉痛、関節痛など

料金・500円
備品・無料ロッカー・無料ドライヤー・シャンプー・ボディソープ完備

住所・弘前市水木在家字桜井113-2
電話・0172-84-2288
時間・6:00~21:00

パティスリー フランセ-ズ カトリ-ヌ

2008-11-06 13:42:20 | スイーツ・お菓子店
TKファミリーとばっちり!ま、どうでもいい話。

先日、母の誕生日だったので、ケーキを購入しに行ったお店がこちらの弘前のカトリ-ヌである。
もっといいもんプレゼントすりゃいいんだろうけども、照れくさいし、ケーキくらいが当り障りないし、美味いもん食べるのが何よりいいだろうってことで。

確か去年オープンした新しいお店。
茂森の以前ラグノオがあった場所に白いオシャレな佇まいの建物。
店内もキレイ。厨房部もガラス越しに開かれている。
店員サンも小綺麗な感じでシュっとしている。

テキトーに目に入ったものを7種類くらい購入。ショートケーキとかモンブランとかシュークリームとか色々。
ケーキは妥当な値段です。だけどシュークリームとかアップルパイとかのパイ系はかなり安い。ほとんど100円台。ケーキ目的じゃなく、軽めのスウィーツ目的にはかなりいい。

たくさん買ったので、余ったケーキ何個か食べたけど、全部とても美味しい。何ていう名前か忘れたけど、チョコケーキも絶品。ナッツをトッピングしたビロードのような美しい漆黒の色の見た目もいい。
アップルパイも甘さ控えめだけど、カスタードとりんごのバランスがちょうどいい。
シュークリームは100円ちょっとという激安だが、味も最高。パリパリサクサクの生地とカスタードクリームの相性がいい。アンジェリックのパリパリシューに引けを取らないかも。

そんなわけで、近所に美味しいケーキ屋さんが出来たので贔屓にしたいと思いました。

オススメ度(飲食店評価)・☆☆☆☆

住所・弘前市茂森69-1
電話・0172-32-2619
営業時間・9:00~19:00
定休日・水曜日

大鰐温泉 鰐come

2008-11-03 20:35:35 | 温泉(南津軽群)
「ガンダム00」って超つまんねぇ。
機動戦士シリーズ以外は全部クソだよな。アニオタクリエーターがアニオタ向けに作った感じ。
ガンダムファンとしては遺憾。ま、どうでもいい話。

「鰐come(ワニカム)」に行きました。
鰐カムは町立の大型温泉施設。駅前にあり、歴史ある大鰐温泉を気軽に立ち寄れる目的とかで造ったとか。
施設内にはお土産屋や食堂もある。食堂では宴会が盛大に行われていた。広いロビーを通って浴場へ。

いきなりの塩素臭にがっかり・・・。
浴場はとても広い。そしてとてもキレイ。高温浴槽、中温浴層、ジャグジー浴槽、水風呂、サウナ、露天風呂、寝湯となっている。カランは17。

お湯は無色透明無味無臭。これといって特徴なし。
高温浴槽は10人サイズの43度。中温浴槽は15人サイズの41度。露天風呂も15人サイズの39度。
サウナはアルパインサウナとかいう低温サウナ。60度。10人サイズのテレビ付き。

浴場は日替わりで男女入れ替わりになる。なのでちょっとは浴場が違うみたい。サウナは高温が逆についてるとか。

そんなわけで、大型施設としてはまあまあなのかな。
大鰐温泉を堪能する目的だったら、ここじゃない方が良いかも。

オススメ度(温泉評価)・☆

泉質・ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉(低張性中性高温泉)
泉温・66.4度(加水・加温・循環・塩素消毒あり)
効能・神経痛・関節痛、筋肉痛など

料金・500円
備品・無料ロッカー、無料ドライヤー、石鹸・シャンプー・ボディソープ完備
施設・家族風呂、エステ、土産店、大広間

住所・大鰐町大鰐字川辺11-11
電話・0172-49-1126
営業時間・9:00~22:00
定休日・第三木曜日