弘前アマチュアバンド期待の星・フィクションテラーの自主企画の第一弾ライブが行われたのでマグネットに行ってきた。
フィクションテラーは弘大在学の四人組のロックバンド。メンバーはボーカルのカナへ、ギターの澤口、ベースの宮下、ドラムの長谷川からなる。今年の5月に結成。6月にオレンジカウンティーで初ライブ。以降メキメキと実力を付け、今では弘前のアマチュアバンド界ではナンバーワンの位置にいるといっても過言ではない。
6月のオレカンの初ライブに偶然行ったのだけれど、初ライブとは思えぬ堂々とした演奏と歌を披露。客も自分も初めて聴くと言うのに、いきなりノリノリにさせたという、当時から只者ではない存在感があった。定期的にライブを行い、その中で更に2回ほどライブを見たが、見れば見るほどパワーアップし、オリジナリティも増して、バンドとして熟成して完成度を高めてきていた。そして
今回、初めての自主企画を開催。
マグネットに行ったらちょうど「ココロネ」が演奏終了。
ココロネはカウントダウンジャパンのアマチュア部門の二次選考に進出したらしい。聴いてないので良いのか悪いのかわからんが、頑張って欲しい。アンケート用紙渡されたが、聴いてないので断る。
次は「黒やぎ」がジャニス・ジョップリンで登場。
言わずと知れた実力派アコースティックデュオ。マユのボーカルは実に上手い。表現力もいい。歌とMCのギャップが面白い。何というか文句もないライブなのだけど、やっぱり個人的にはアコギ一本は寂しく感じてしまう。やっぱりバンドの音が好きなもんで。「輪廻」なんかはアレンジ次第でかなりいい曲になりそうなもんだ。
次は「リトル・マルチーズ」。ほんの少しいいと思った3Pバンド。音よりも、ベースのポッチャリ君のトークが滅茶苦茶面白い。ブレスの無い高速どうでもいい世間話は、あんたはバンドよりお笑いやるべきだと言ってやりたかった。少しの間活動休止するそうです。
次は「The Fake Smile You Hate」。世に溢れるハイスタとかに影響されたメロコア3P。はっきし言ってこういうバンドはウンザリする。下手くそな英語だし、メロコアなど流行りでもないし、こういうオリジナルで何を伝えたいのだろうと疑問に思う。一曲で外に出た。
ダラダラしてたら友人登場。ヨーコ・トリヤベのライブ終わってから来たという猛者。元に客のほとんどはフィクションテラー目当てだと思う。ほぼ大学生だったし。そんなわけで前座は終わり、真打登場。いきなり客がどっと増えた。アマチュアのライブにこんなに客がいるのも珍しい。せっかくなので一番前で観る。
ベーシックなバンド編成に女ボーカル。ボーカルはあくまで歌を聴かせる。歌が上手くないと存在価値はない。だがカナへのボーカルはパワフルで、ハスキーさも混じった特徴のあるカナへだけの声。多分椎名林檎に影響されたような感じのルックスは小さいけど巨大な存在感。強い目力が前をしっかり見据えている。ギターの長身君はギタープレイに徹底していてかっこいい。ベースのメガネ君は至ってシンプルに、ドラムのチョイ年上君は裸足でハイハットを刻み、決して暴走しないボーカルを引き立てる絶妙の音量で叩いていて感心。
セットリスト
1.黒い夜とワルツ
2.SESアルバイタ-
3.薔薇の話
4.前向きなウサギのお姫様
5.朝靄とチョコレート
6.メトロ
7.風の哀愁ひとりたび(アンコール)
(注・曲順と曲名はあやふや)
序曲的にワルツのリズムで一瞬だけ盛り上がる「黒い夜とワルツ」から始まり、お馴染みの曲、新曲も演奏。後半は盛り上がるナンバーばっかり。もはやノリノリになれる「朝靄とチョコレート」はメルヘンチックなカナへの世界観を観客にプレゼント。アシッドマンに影響されたと思われる美メロなギターが心地よい。「メトロ」は疾走感溢れるナンバー。キャッチ-な歌メロをシャウトするカナへがカッコいい。アンコールは「風の哀愁ひとりたび」。これもメルヘンチックな詞である。サビ前にリズムが変わるところがいい。
心底、最高だった。いろいろアマチュアバンドみてきたが、こいつらは本物である。やりたい音楽、伝えたい音楽がきちんと伝わってくる。単純にみんな若く、ビジュアルもそこそこ良いし、バンドとして完成、とまではいえないが、がっちりと固まっている。
帰りにデモCDを買った。実際もうファンなので嬉しい限り。こいつらは未来が見える。アマチュアの域を越えていると思う。ファンとして今後の活動を楽しみにしていく。
フィクションテラーは弘大在学の四人組のロックバンド。メンバーはボーカルのカナへ、ギターの澤口、ベースの宮下、ドラムの長谷川からなる。今年の5月に結成。6月にオレンジカウンティーで初ライブ。以降メキメキと実力を付け、今では弘前のアマチュアバンド界ではナンバーワンの位置にいるといっても過言ではない。
6月のオレカンの初ライブに偶然行ったのだけれど、初ライブとは思えぬ堂々とした演奏と歌を披露。客も自分も初めて聴くと言うのに、いきなりノリノリにさせたという、当時から只者ではない存在感があった。定期的にライブを行い、その中で更に2回ほどライブを見たが、見れば見るほどパワーアップし、オリジナリティも増して、バンドとして熟成して完成度を高めてきていた。そして
今回、初めての自主企画を開催。
マグネットに行ったらちょうど「ココロネ」が演奏終了。
ココロネはカウントダウンジャパンのアマチュア部門の二次選考に進出したらしい。聴いてないので良いのか悪いのかわからんが、頑張って欲しい。アンケート用紙渡されたが、聴いてないので断る。
次は「黒やぎ」がジャニス・ジョップリンで登場。
言わずと知れた実力派アコースティックデュオ。マユのボーカルは実に上手い。表現力もいい。歌とMCのギャップが面白い。何というか文句もないライブなのだけど、やっぱり個人的にはアコギ一本は寂しく感じてしまう。やっぱりバンドの音が好きなもんで。「輪廻」なんかはアレンジ次第でかなりいい曲になりそうなもんだ。
次は「リトル・マルチーズ」。ほんの少しいいと思った3Pバンド。音よりも、ベースのポッチャリ君のトークが滅茶苦茶面白い。ブレスの無い高速どうでもいい世間話は、あんたはバンドよりお笑いやるべきだと言ってやりたかった。少しの間活動休止するそうです。
次は「The Fake Smile You Hate」。世に溢れるハイスタとかに影響されたメロコア3P。はっきし言ってこういうバンドはウンザリする。下手くそな英語だし、メロコアなど流行りでもないし、こういうオリジナルで何を伝えたいのだろうと疑問に思う。一曲で外に出た。
ダラダラしてたら友人登場。ヨーコ・トリヤベのライブ終わってから来たという猛者。元に客のほとんどはフィクションテラー目当てだと思う。ほぼ大学生だったし。そんなわけで前座は終わり、真打登場。いきなり客がどっと増えた。アマチュアのライブにこんなに客がいるのも珍しい。せっかくなので一番前で観る。
ベーシックなバンド編成に女ボーカル。ボーカルはあくまで歌を聴かせる。歌が上手くないと存在価値はない。だがカナへのボーカルはパワフルで、ハスキーさも混じった特徴のあるカナへだけの声。多分椎名林檎に影響されたような感じのルックスは小さいけど巨大な存在感。強い目力が前をしっかり見据えている。ギターの長身君はギタープレイに徹底していてかっこいい。ベースのメガネ君は至ってシンプルに、ドラムのチョイ年上君は裸足でハイハットを刻み、決して暴走しないボーカルを引き立てる絶妙の音量で叩いていて感心。
セットリスト
1.黒い夜とワルツ
2.SESアルバイタ-
3.薔薇の話
4.前向きなウサギのお姫様
5.朝靄とチョコレート
6.メトロ
7.風の哀愁ひとりたび(アンコール)
(注・曲順と曲名はあやふや)
序曲的にワルツのリズムで一瞬だけ盛り上がる「黒い夜とワルツ」から始まり、お馴染みの曲、新曲も演奏。後半は盛り上がるナンバーばっかり。もはやノリノリになれる「朝靄とチョコレート」はメルヘンチックなカナへの世界観を観客にプレゼント。アシッドマンに影響されたと思われる美メロなギターが心地よい。「メトロ」は疾走感溢れるナンバー。キャッチ-な歌メロをシャウトするカナへがカッコいい。アンコールは「風の哀愁ひとりたび」。これもメルヘンチックな詞である。サビ前にリズムが変わるところがいい。
心底、最高だった。いろいろアマチュアバンドみてきたが、こいつらは本物である。やりたい音楽、伝えたい音楽がきちんと伝わってくる。単純にみんな若く、ビジュアルもそこそこ良いし、バンドとして完成、とまではいえないが、がっちりと固まっている。
帰りにデモCDを買った。実際もうファンなので嬉しい限り。こいつらは未来が見える。アマチュアの域を越えていると思う。ファンとして今後の活動を楽しみにしていく。