卍の城物語

弘前・津軽地方の美味しいお店と素晴らしい温泉を紹介するブログです

チャットモンチー 2009 いま一度ライブハウスを洗濯し申す!ツアー

2009-06-29 23:48:12 | ロックライブ
ホールツアーを終え、ほぼ間髪入れずにライブハウスツアーで全国を回っているチャットモンチ-がZepp Sendaiでライブを行うので参戦した!

宮城はアラバキぶり。でも仙台は姉の結婚式ぶり。
仙台でのライブなど行こうと思った事はなかったが、ETC付けたので、ちょうど日曜日だったから交通費が格安になるので、これは行くべきだと判断した。
しかも今回は友人も一緒だから交通費半分もってくれて、金がかからん、ちょっとだけ遠出気分でのライブである。

12時に弘前出発。この日は30度越えて暑くて大変だった。時間は経っても南下するからそんなに気温下がらず。
汗だくで無事に仙台到着。3時間半もありゃ着くから意外と近いもんだね。

会場のZepp Sendaiはどこにあるかよくわかんなかったけど、とりあえず駐車。全国一駐車料金が高いと噂の仙台だけど、そこら一帯で一番安い駐車場へ停めてから歩いて探す。

近くのコンビニで気付けドリンク買ってから場所を聞いたら教えてくれたので、コンビニ出て向かったんだけど、100mほど歩いたら、後ろから「お客様、そっちじゃなくてそこ曲がるんですよ!」とコンビニの店員がわざわざ走ってきて教えてくれた。なんて良い人だ!仙台は良い人が多いのだろう。

その後、教えてもらったとおりにZeppへ。堂々と駅裏にあったわい。
開場はまだまだ時間があったので、まずツアーグッズを購入。Tシャツとタオルをチョイス。
わざわざツアーTシャツに着替えるのも面倒だったので、そのままの格好で、でもタオルだけは頭に巻いて行くことにした。

そしてまたコンビニに戻り、さっきのお礼をして、つまみ買った。
余談だが、ピロシキ買ったのにフライドチキンがきた・・・。あの親切なオッチャンのうっかりぶりと言ったら・・・。

軽く気付けてから会場へ。
整理番号が1600番台と遥かに遠い番号だっから、まだまだ会場入り出来なかったから、また気合入れて、たこ焼き食べたりして時間潰してたら、飲みすぎてトランス状態になっちゃった・・・。

そしてやっとこさ会場入り。一階はほぼ満杯だったので二階へ。
2階もスタンディング仕様になってから、なんとか前から3番目くらいに着けた。お馴染みえっチャンサイドに陣取り。
更に時間あったからワンドリンク。今思えばフロアで飲んだらダメだった様な気がするが、注意も受けなかったからいいとする。

前置きは長かったけど、そんなこんなで開演。
いつもの3人が颯爽と登場。二階だがそんなに遠くもなかった。
(以下セットリストは自信なし)

1.風吹けば恋
いきなりのハイスピードナンバーで盛り上がる。

2.とび魚のバタフライ
序盤からウルトラポップサマーチューンでロッキンダンス。この曲が似合う季節になったね。

3.長い目で見て
クミコとアッコのボーカルも慣れたもんだ。長い長いえっチャンパートもサラっと歌うからすごいね。

4.真夜中遊園地
なんか懐かしい曲だ。生命力みなぎりツアーぶりだよね。これも疾走感があっていいね。

5.シャングリラ
序盤からもうシャングリラ。タテノリでノリノリ。

6.一等星になれなかった君へ
この曲やるのは珍しいね。

7.どなる、でんわ、どしゃぶり
大好きな曲。カッコよすぎるぜ。ラウドに爆裂する3人は美しい・・・。
他の大多数の客はノッてなかったが。

8.あいまいな感情
曖昧な曲。

9.ハイビスカスは冬に咲く
アコギ、アコースティックベース(?)、ボンゴ(?)とアコースティックでシンプルに。
実はこの曲の最中、我慢できずにトイレに行ってましたけどね。

10.ツマサキ
この曲もアコースティック版でしっとりと。
でもツマサキは普通のバージョンがいいなぁ・・・。

11.8�のピンヒール
これもポップでキュートでガーリーな歌詞が素敵だ。

12.CAT WALK
13.染まるよ
14.余談
ここらへんの曲はそんなにでもないので省略。

15.やさしさ
世界に通じそうなヘビーロックチューン。こんな曲作れるなんてチャットモンチ-お恐しや・・・。
ま、やっぱり大多数の客は盛り上がってなかったけどね。

16.Last Love Letter
アッコのベースが尋常じゃなく唸ってた。まるでギターかと思ったわ。
そんなベースラインがカッコよ過ぎるし、パワフルでマッチョなチャットが見れた。

17.恋愛スピリッツ
CDだとそんなにでもないが、この曲はライブの為の曲である。
後ろ向いてユラリユラリ揺れながらギターで爆音を奏でるえっチャンにうっとり。

曲終わったら3人が帰っていった。あれ、もう本編終わり!?とても早いように感じた。でも実際17曲しかしてないから短かったのは間違いない。
もちろんアンコールありで再登場。
ツアーグッズ販促とかあり。ツアーグッズデザインはもちろん、えっチャンのお兄チャン。
題字だかなんだか書いたのはクミコの妹。多才なファミリーを持つチャットモンチ-である。

EN.1.恋の煙
文句なしに盛り上がるキラーチューン。強烈なデビューシングルです。

EN.2.ハナノユメ
文句なしに盛り上がるポップチューン。一番好きかもしんない曲。
ホールツアーでもこの曲がトリだったね。

そんなわけで全体的な感想。
演奏が今まで見た中で一番良かった!
目立ったミスもほとんどなかったし、特にリズム隊がズ太くてパワフルな音出してた。
だからえっチャンのギターのボーカルが安定して聴こえるし、結果的にバンドのケミトストリーが見事に起こってた。

でも曲選と曲順があんまり好みじゃなかったのが残念。
序盤でやってた曲(とび魚とシャングリラ)は後半の方が良かったし、アコースティックやるならアンコールでやる方が面白い。
本編最後に「恋愛スピリッツ」はなんか合わない。キマリが悪いというかなんというか。
やって欲しかった曲は言ったらキリないけど、せめて「ヒラヒラ」と「親知らず」は絶対やってほしかったなぁ。

初めてのZeepだったけど、そんなに音良くないね。マイクすらイマイチだった気がした。
ライティングもイマイチだった。ありゃセンスの問題だが。

本当のところ、かなりトランス状態だったので、あんまり詳しく憶えてないんだよね・・・。でもシラフでも夢現で実感無いから、酔ってた方がすぐ盛り上がれるからマシ。

ちょっと物足りなかったけど素晴らしい演奏だった。さすが日本一のロックバンドだね。

数えりゃ今年に入ってチャットモンチ-のライブをもう4回ほど観てる。なんて贅沢なんだろう。
でも今後は観れる機会ほぼないな。フェスにはいっぱい出るけど、ほぼ行けないし。
今度チャットに会えるのは来年になるかもしれないけど、会えない時間がチャットモンチ-愛を育てるっつて事で(自分で書いておいて気持ち悪い表現だ)、耐え難きを耐えよう。

リアルタイムで好きなバンドがいるという、それだけで幸福が感じられるし、それがチャットモンチ-というのが最たる幸福だと自然に感じたライブだった。

柏木温泉

2009-06-27 21:57:17 | 温泉(平川市)
個人的にマイケル・ジャクソンには何の思い入れもない。整形してる少年好きの歌手っていう程度。
マイケルがバカ売れしてた80年代はロックの地獄の年代だから、音楽が巨大産業化して使い捨てになっていったのが我慢出来ないから、そういう音楽は認められない。
スキャンダルに塗れまくってたけど、死んだら聖人ってか。でも一応ご冥福を。ま、どうでもいい話。

柏木温泉に行ってきた。
場所は平川市柏木。以前もそうだが、案内看板を辿っていったから、詳しい場所はわかんない。

一応、旅館みたいだけど、ほとんどの客は日帰りだと思うので、ここらへんの公衆浴場という扱いだろう。

浴場は、左手にメイン浴槽と熱め浴槽。奥にぬるめ浴槽、そして露天風呂。
右手にカランが22ヶ所ある。

手前がメイン浴槽。43度で6人サイズ。
隣りが熱め浴槽。ジャグジー付き。44度で6人サイズ。
ぬるめ浴槽はほぼ水風呂に近い。2人サイズ。

お湯は無色透明無味無臭。これといって特徴なし。

外には屋根つき、壁高しな半露天風呂。ここだけ入浴剤使っていて、日替わりで色んな香りを楽しめるみたいだが、その時はほとんど匂いも何も感じられず。
小石で出来た石風呂で、4人サイズ。41度くらい。

浴後は見事なくらいのサッパリ感が味わえる。

ま、印象はとても薄いけど、掛け流しで嬉しい。
浴場の壁や浴槽内、更に風呂桶、椅子とほとんどが淡いグリーンの色使いで爽やかで清潔さが感じられた。
公衆浴場としては文句ないレベルでした。

オススメ度(温泉評価)・☆☆☆

泉質・ナトリウム-塩化物泉(低張性弱アルカリ性高温泉)
泉温・48.8度(高気温時のみ加水あり)
効能・神経痛、筋肉痛、関節痛など

料金・350円
備品・無料ロッカー、無料ドライヤー
施設・家族風呂、宿泊、食堂

住所・平川市柏木町字柳田227-1
電話・0172-44-7600
時間・6:00~22:00

菓子処 弘房

2009-06-25 01:30:47 | スイーツ・お菓子店
世襲議員の何が悪いのだろう?
相続税は問題としても(そこだけ税制改正すりゃいい)それ以外は全く問題ない。
落下傘のどこの馬の骨だかわからん奴に地方の情勢がわかる筈も無い。
それでも拘るならいっその事、全国全て比例代表制にすりゃいいのだ。
世襲議員は政治にアドバンテージがあってノウハウがわかるって事は、政治家として有能だという事である。
結局のところ、選ぶのは市民でしょ。ま、どうでもいい話。

ちょっと前にお菓子買いに行こうとして、時間も無かったから近所で済ませたいなと、思いついたのがこちらの和菓子屋の「弘房」である。

場所は弘前のロックタウンから城西大橋に登る手前の通りにある。auショップとセレモニーホ-ルの間あたりです。ちょっと小さい店舗だから見つけづらいかも。

店内もちょっと狭いですが、ショウケースには和菓子がたくさんあります。
中でもこちらの店はどら焼きがメインで、お薦めです。

どら焼きは普通の小倉あんから、チョコやりんごやチーズなど7種類の変り種どら焼きが楽しめます。
そして、生どら焼きもあり、こちらは生クリ-ム使用としたものが4種類あり。
更に、どら焼きアイスもあるのです。こちらは3種類。

他にも羊羹、大福、最中などもあります。

今回は生どら焼き4種類と、どら焼きアイス3種類を各一個ずつ買った。
ほとんど130円台だったと思う。

生どら焼きはチーズを食べたが、クリ-ミーでした。
でも普通の生どら焼きがどんな味かまず食べてみるべきだったが。

どら焼きアイスは小倉を食べてみた。
アイスなのに、パンの部分がふっくらしている。バニラアイスが中央にあり、あんこがうっすらパンの間にあって、しっかりとどら焼きの味であり、それでいて新食感だった。

買ってから車に置きっぱなしにしてたが、そういえばどら焼きだけど、アイスだという事を忘れ、見事に残りのどら焼きアイスを溶かしちゃった・・・。
でも家に帰ってから再冷凍。
確実に味は落ちたが、残りの抹茶とりんごも食べたが、特にりんごはシャキシャキしてて美味しかった。

結構前に仕事先にどら焼きを差し入れしたが喜ばれたので、何か手土産が欲しい時はこちらの店が重宝するだろう。
特にお年寄りなんかはケーキとかよりは和菓子の方が好きだと思われるので、どら焼きやその他の和菓子も一緒に買ってみるのがいいのではないでしょうか。

オススメ度(飲食店評価)・☆☆☆

住所・弘前市南城西2-2-7
電話・0172-34-5863
営業時間・9:00~18:30
定休日・水曜日

まる鐵 二代目

2009-06-23 22:34:11 | ラーメン屋(弘前市)
ETC車載器やっと取り付けた。3ヶ月くらい予約してやっと納入。
これで安心して仙台に楽々行ける。ま、どうでもいい話。

オートバックスでETC車載器取り付け工事が1時間も掛かる(実際20分位で終わったけど)と言われたので、その間にラーメン食いに行く事にした。
もちろん車は置いていかなくてはならない。でもオートバックスの近くに最近出来たラーメン屋があったから歩いていける距離だった。

○の中に鐵と書いて「マルテツ」と読む。二代目と書いてるが、別に二店舗目というわけではないみたい。
先月末オープンしたから、まだ一ヶ月経ってないけど、ネットではそこそこの評判だったが、ちょっと賛否両論もあったりで、前々から行かなくてはと思っていた。

場所は弘前の境関の旧102号沿いで、郵便局の向かいあたりにある。
前は「ふた葉屋」というラーメン屋だったが、その店は平賀に移転したらしく、その跡にそのまままたラーメン屋になった。

18時オープンで、18時ちょうどに入店したが、先客のオッチャンやカップルが食い終わって出て行った。18時結構前からやってたのだろうから時間には拘ってないのかも。

メニューは「最高の中華」と「最高の極煮干」の二種類。どちらも醤油ラーメンだが、当分醤油一本で勝負するみたいだ。
他にトッピングの「最高の具財」と、おにぎりとかのご飯もの。

「最高の自家製麺」を使う「最高の味」を提供する謳ってある。
店内には「最高」の文字がここかしこに目立つ。
「最高ですかー!?」と叫んでたインチキ宗教団体の代表を思い出す・・・。

今回は「最高の極煮干・大盛り(700円)」と「チャーハンおにぎり(800円)」を注文した。
麺は細麺と太麺が選べ、太麺をチョイスした。

スープは魚介と動物のダブルスープだが、魚介の味が強い。ダイレクトな煮干味。
濁り茶色の表面には煮干カスがキラキラ浮いている。
麺は波打ち太平麺。弾力強し。コシがあっていい感じ。
具はチャーシュー、メンマ、ネギとシンプル。
チャーシュー大きめで嬉しい。もう少し海苔とかあっても面白いかも。

チャーシューおにぎりはそこそこ美味いけど、作り置きで冷たかったかのが残念。でもこれから夏場だから冷たい方がいいのかも。

そんなわけで美味しかった。
たかはし中華そばをパイオニアとする「超煮干系」、とまでは強烈ではないが、しっかりと津軽のラーメンの味だった。
まだまだ伸びる可能性のある有望なラーメン屋である。今日食べた限りでは「最高」とまではいかないが、いつかそんなラーメンを食べさせてくれそうな勢いは感じられました。

オススメ度(ラーメン評価)・☆☆☆

住所・弘前市境関亥ノ宮35-11
電話・0172-27-2730
営業時間・11:00~15:00 18:00~21:00
定休日・なし

古都ひろさき花火の集い

2009-06-21 22:15:19 | お祭り
夏至を祝日にして欲しい。ま、どうでもいい話。

そんな夏至の前日の日中が長すぎる日に、しかも夜はまだ意外と寒いそんな日に、花火上げるというその感覚がちょっと間抜けな弘前市が、この不況になんとか頑張って花火大会してくれた。
「第四回古都ひろさき花火の集い」である。それにしてもこの名称ダサすぎる!「弘前花火大会」でいいではないか。凝りすぎて逆にサムいかも。

19時迄畑仕事し、家に帰って昼間に購入したモツ焼く為に炭熾し。せっかく家族でモツやろうとしたら両親は鬼沢の宵宮に行ってしまった・・・。その為に祖母と2人で花火観覧することになった。
いい感じに炭が熾ってきてさあ焼くかなと思ってたら花火がスタートした。

今回も我が家の玄関からちょうど花火が丸見え。大爆音を従えて序盤から連発してくれた。
生憎の曇り空だけど、それでも全然問題なくきれいに見える。

一昨年だったか、花火の打ち上げ数があまりに少なくて、花火と花火のインターバルが2,30分もあってつまんなかったけど、今回も去年と同じくほぼ間髪なく連発してた。

でもモツ焼いてたから花火よりモツ焦がさないように注意してたからそんなに花火見れてないかも・・・。
久し振りに酒飲んで良い気分。
金色の大玉の花火が連発してちょっと泣きそうになったら、それ以降全く上がらなくなった。もしかして・・・、あれもう終わっちゃった・・・。

始まったのが19:40頃。終わったのが20:45分頃。約1時間弱でした。
絶対1万発上がってません・・・。
パンフレットには一万発の花火を揚げる為に協賛・チケット購入にご協力くださいと書いてある。恐らく、最大で一万発なのですね。

でも、この不況に花火大会出来ただけでも有り難いことかも。どこだかの地域では花火大会が中止になっていると聞いた。
不況を吹っ飛ばす意味でも、若干少なくても家で花火見れたから幸せだ!
来年も県内一の花火大会が行われるよう願います。

石川温泉

2009-06-18 23:17:25 | 温泉(弘前市)
「三沢光晴追悼会」を一人でやった。
ツタヤでZERO-1の旗揚戦(橋本・永田組VS三沢・秋山組)と全日のダイジェスト版(武藤・三沢組VS馳・佐々木組)のDVD借りて飲んだ(最近健康の為晩酌してないから一ヶ月振りに飲んだ)
どちらも感動出来るほどの試合ではないが、夢の対決という事で楽しめた。
今となっては橋本もいないんだなぁと感慨深く思ったり、やっぱり三沢と武藤のシングルは見たかったなぁと思ったり。
近いうちにまた追悼会するつもり。でもプロレスのDVDってほとんどレンタルしてない。世間のプロレスの扱いなんてこんなもんだ。ま、どうでもいい話。

石川温泉に1年ぶりに行った。
旧国道7号沿いのサークルKが目印。道路向かいの小路を入ってくと看板があり、右折するとある。
公衆浴場だと思うが、旅館もやってるらしい。

受付にて支払い。オッサンは晩飯食いながら接客。超無愛想。前来たときもこんな感じだったと覚えてる。常連客らしき人も挨拶しないで帰ってたから、いつもこんな感じなんだろう。
脱衣場には籐の籠があり、風情がある。

浴場は左手に浴槽が二つあり、右手にカランが11ヶ所あり。
カランはびっくりするほど使い勝手悪い。

奥が熱め浴槽で44度の4人サイズ。こちらに湯口あり。
手前がメイン浴槽で43度の8人サイズ。

お湯はかなり薄めだが笹濁り。微かに金気臭あり。

客のほとんどが50過ぎのオッチャンばっかりだった。若い人は来ないのかしら・・・?

そんなにお湯は悪くないけど、管理がイマイチだった。接客も悪いし。
もうちょっと頑張って欲しい公衆浴場であった。

オススメ度(温泉評価)・☆☆☆

泉質・ナトリウム-塩化物泉(低張性中性温泉)
泉温・38度(加温あり)
効能・リウマチ性疾患、運動器障害、創傷など

料金・350円
備品・有料ドライヤー

住所・弘前市石川字川原田6-1
電話・0172-92-2752
時間・6:00~21:00

猿倉温泉

2009-06-15 02:52:47 | 温泉(十和田市)
「東北北部が梅雨入りしたとみられる」・・・。
気象庁よ、もっと堂々と発表しろ!どんだけ自信ないんだよ。
仮にあまり雨降らなかったとしても、空梅雨だったって言い訳出来るじゃん。
天気予報まで官僚的ですな。ま、どうでもいい話。

そういえば青森美術館に行く前に猿倉温泉へ行った。
午前中は仕事して、飯食ってからだったので出発がかなり遅れたため、猿倉温泉へ入れるか微妙だった。
猿倉温泉の日帰り受付は15時迄だったので、間に合うかな?と不安ながらに大雨の八甲田ドライブ。
間に合わなかったら近くの谷地温泉に変更しようとも思ったが、なんとか14時半に猿倉温泉へ到着。

猿倉温泉は一応一件宿。秘湯の会に入ってる。
湯量が豊富で、十和田湖温泉郷の源泉は全てこの猿倉の源泉を使用している。

新館・本館とあり、日帰り客は本館から受付。
玄関からすぐ近くに露天風呂がある。奥には新館の浴場がある。とりあえず新館の浴場へ。

内湯は浴槽二つと「自然蒸風呂」と題されたサウナがある。そして露天風呂もあり。
カランは無し。ぬるめの井戸水と思われる水貯めから汲んで洗う。

強めの硫黄臭を放つ青白濁のお湯。薬味で、若干のスベスベ感がある素晴らしいお湯。

奥の方がメイン浴槽。6人サイズで42.5度くらい。こちらの浴槽は完全に綺麗な青白い色。
手前がぬるめ浴槽。直接加水している。4人サイズの42度くらい。こっちは加水してるからか白濁色。

サウナは5人サイズ。そんなに熱くなく快適。木の匂いが良い。でも電気ついてなくて昼間でも真っ暗だった。
源泉をサウナの床下に通して自然の蒸風呂を作っている。
そしてその源泉はぬるめ浴槽に投入されている(だからそんなにぬるくない時もあった)

露天風呂は5人サイズ。40度くらい。メイン浴槽の溢れた湯がこちらに二次使用。それでも薄い青白濁色。
雨降ってたからちょっと寒かったけど景色も良くて気持ちよかった。

途中から貸切状態だったので、ぬるめ浴槽のオーバーフローポイントでトド湯敢行。贅沢なお湯使いに堪能する。

上がってから本館の露天風呂に行こうかなと思ったが、時間も時間だし(受付が15時までなのか、15時までしかいられないのか微妙だったけど、多分前者だろう)、一応覗くだけでも行ってみようと思ったら掃除してたっぽいので諦めた。

だがとても素晴らしい温泉だった。何度も訪れるほど近場ではないけどぜひまた来たい。八甲田の恵みに感謝。
次回は本館の露天風呂も入れるだろう。

オススメ度(温泉評価)・☆☆☆☆

泉質・含硫黄-マグネシウム・カルシウム・ナトリウム-硫酸塩・炭酸水素塩泉[硫化水素型]
泉温・85~90度
効能・リウマチ性疾患、気管支喘息、肝臓病、脳卒中、糖尿病、梅毒、蕁麻疹、心臓弁膜症、アレルギー性鼻炎、胆嚢症、慢性金属中毒、便秘など

料金・500円
備品・無料シャンプー・ボディソープ
施設・宿泊

住所・十和田市奥瀬猿倉1
電話・0176-23-2030
営業時間・9:00~15:00
定休日・なし
※冬季休業あり

麺屋 しゅはり

2009-06-13 22:42:12 | ラーメン屋(青森市)
夏を先取り、日焼けした腕の皮がもうはげてきた。ま、どうでもいい話。

青森美術館に行ってからラーメン屋探し。
またまた「たまや」に振られた・・・。もう8,9回ぐらい振られてる。本当に営業しているのか?ってくらいだ。

結局「しゅはり」に行こうと思ったが、一度行った事あるのに、場所がどこだったか忘れた。
そういえば前は偶然辿り着いたからちゃんとした場所わからんくて、車でグルグル周り、なんとなく辺りの景色の記憶の思い出し、30分位迷ったけどなんとか辿り着いた。

18時頃だったが、客は結構いた。でも7人くらいだけど、店狭すぎるから混んでる様に感じる。
カウンター7席と小上がり4人席のみで、10人入れるかどうかといったところ。
連れのいる客は大体待たされてた。

券売機で購入。今日は「ラーメン・こってり(700円)」と「チャーシュー丼(200円)」を注文。
基本的には醤油味のラーメン(あっさりorこってり)とつけ麺の二種類だったと思う。
他にトッピングや飯物のサイドメニューあり。

ラーメン来るまでお冷飲んだが変な味。お冷のピッチャーにレモンが入ってる。オシャレとは思うが、普通の水が欲しい。

すごく良い匂い放ちながらラーメン到着。
スープは豚骨と魚介のダブルス-プだろうか。豚骨の濃厚さ、魚介の香りが絶妙のバランスで、最高に美味い味である。煮干よりは鰹節が効いてて、それが青森ではあまり味わった事のないスープに仕上がっている。
麺は中太縮れ麺。スープと同じく文句なしの味。
具はチャーシュー、メンマ、微塵ネギ、なると、のり、ほうれんそう、柚。
具はいろいろあって楽しめる。巻きほうれんそうや柚のアクセントも面白い味わいを出す。
無料トッピングで刻み玉ねぎ魚粉あり。魚粉はたっぷり入れたけど、更に美味くなった。でも刻み玉ねぎが大き過ぎて食べづらかった。
調味料もコショウ、唐辛子、酢と多く、それぞれ好みによって変えられる。

チャーシュー丼はまあまあの味だけど、あれで200円は安いかな。

そんなわけで大満足。美味すぎるぞしゅはり!!これは県内ナンバーワンかもしれない・・・。

ここはいつも行列出来てるらしいから、もっと大きい店舗に移ってもいいのではないか。そんなことは店側も考えてるだろうし、事情もあるだろうけど、この美味いラーメンをもっと多くの人たちにゆったりと食べれるスペースは欲しいところ。

明日にでもまた訪れたいと思いました。当分行けないけどね・・・。

オススメ度(ラーメン評価)・☆☆☆☆☆

住所・青森市松原3-15-30
電話・非公開
営業時間・11:30~15:00/17:00~20:00
定休日・水曜日

ウィーン美術史美術館所蔵 静物画の秘密展

2009-06-11 21:34:57 | 美術鑑賞
青森美術館の「ウィーン美術史美術館所蔵・静物画の秘密展」に行ってきた。
会期は14日までなので、終了そこそこギリギリに駆け込み観覧になった。

猿倉温泉に入ってから行ったので、結構遅くの会場入り。16:30くらい。平日ながらそこそこ客はいた。

コレクションは全部ウィーン美術史美術館蔵。ほとんどハプスブルグ家が所蔵してたとか。
展示は4部構成になっており、1部屋ごとにテーマが変わっている。

第1章 市場・台所・虚栄 (ヴァニタス) の静物
有名な絵があるかもしれないが、ほとんどが静物画なので、そんなにインパクトはない。
しかしながらほとんどが写実的でリアリアズムが感じられ、美しい作品が多い。

一番良かったのは、サルガド作「静物・虚栄 (ヴァニタス)」だった。
意味深なポーズの天使が印象的であった。

第2章 狩猟・果実・豪華な品々・花の静物
静物画の代表といったら花でしょう。あとフルーツもね。なぜか狩猟の絵も同じくかざってあったが。

一番良かったのは、デ・へーム作「朝食図」だった。
これも写実のリアルな絵。葡萄とさくらんぼがあまりに瑞々しく、美味しそうだった。

第3章 宗教・季節・自然と静物
季節を顕した自然の絵がたくさん。あと神々の絵も少しあり。

一番良かったのは、ヤン・ブリューゲル(父)作「大地女神ケレスと四大元素」であった。
美しき女神とプットが空を舞、大地には緑と果実が実る平和そのものの絵である。

第4章 風俗・肖像と静物
静物展だけど、ほとんど人物画ばっかり。だけどルーベンス作「チモーネとエフィジェニア」という大作もある。

最後の最後は一部屋にこの作品一点のみ展示。今回の企画展のメイン、ベラスケス作「薔薇色の衣裳のマルガリータ王女」である。これは世界の名画です。
近くで見ると上塗りが何回もしており、結構暈して描いている。印象派に近いような描き方だが、17世紀にこの描き方は革新的だったのかもしれない。
マルガリータと背景の立体感がちゃんとあり、マルガリータは絵から飛び出てきそうな気さえ起きる。
あと、マルガリータは単純にメゴイ!!

ま、企画展終わると最後はアレコ観れます。これはもう、見飽きた・・・。でも素晴らしいです。絶対アレコホールを最後通るから、全部持っていっちゃうズルさがあるね。

そんなわけでまあまあ良かった。ベラスケスのマルガリータとルーベンスの二点みるだけでも価値はあるね。1200円の元はとれる。

会期は14日までなので、あと3日しかないけどまだ行ってない人はどうぞ。

卍の城ロックフェスティバル09

2009-06-09 23:59:39 | どうでもいい雑記など
卍の城・弘前城がある弘前公園でロックフェスティバルが開催された。その名も「卍の城ロックフェスティバル09」である!!
記念すべき第一回目だが、何せ過去に前例のない空前絶後のロックフェスであり、しかもこんな田舎の城下町で行われる為、我々「卍の城ロックフェスティバル・プロジェクト」のメンバー達は手探り状態で進めていたが、遂に本番の日となった。

出演アーティストは国内に留まらず、アメリカ、イギリス、そして何と天国からもたくさんのアーティストがこの日の為に復活して下さった。
解散しているバンドもこの日の為に再結成して頂き、大変光栄に思います。

「環境問題」「ロック黄金期の再生」「死者との対話」という何だか神妙なテーマを掲げた今回のフェスであります。
第一に「環境問題」ですが、日本一即ち世界一の桜の園「弘前公園」、そして世界遺産の「白神山地」を有するわが青森県ですが、その素晴らしい自然を恒久に持続したい思いで、チケットの売上の大半は環境保全の為に寄付される事になっています。
そして第二に、解散した伝説のバンドに再結成してもらい、ロックバンドのケミストリーはその時そのメンバーでしか生まれないというのを再認識してもらい、あまり元気のない現代のロックを盛り上げ、黄金期のリバイバルを計るのが一つの目的です。
そして最後に、惜しくも亡くなってしまった伝説のロッカーたちに、黄泉の国と一番近い場所「恐山」を経由して、この日だけ復活してもらい、死者との対話を通じてロックの楽しさをもう一度現世で味わってもらいたいというのが最後の目的です。
このテーマに賛同したアーティストたちが参加して下さいました。

弘前公園は木々が非常に多く、ライブなどするには不向き極まりない場所なのですが、個人的な思い入れの強さから、近隣住民と市役所とみっちり話し合いをした結果、なんとか開催まで漕ぎ着けました。
この日はロックフェスの為に、弘前公園を貸し切りました。

ステージは4ヶ所設置しました。
メインの「マンジ」ステージは弘前公園のレクリエーション広場とアスレチックトラックの場所に作り、オールスタンディングで2万人収容可能となっています。
次に中規模の「タメノブ」ステージは二の丸の下乗橋手前の広場あたりに設置。こちらは2千人収容可能です。
「タカオカ」ステージは植物園の自由広場に設置。こちらも2000人収容可能。
そして市民会館の大ホールも使用しちゃいます。1500人収容可能です。
野外ステージだけではなく、大胆に屋内ホールも使用するのがこのフェスの醍醐味でもあるでしょう。

県内外からたくさんの来場者がいらっしゃる事になりますが、弘前さくら祭りを例として、対応に充分備えております。
車では来場出来ませんが、近隣の有料駐車場、更には岩木川河川敷の無料駐車場、そして弘前駅からは、シャトルバスを運行していますので、スムーズに来場できる事と思います。
園内には桜まつりと同様、出店もありますので、飲食には困らないかと思います。

恐らくロック史上最高のフェスが遂に始まります。
自分は総合プロデューサーという立場ながら、フェス全体を把握するという名目で、各ステージの見たいアーティストを観るという勝手な行動を取ることにしていますのでご了承ください。

なんと朝8時からスタートであります。
オープニングアクトとして各ステージとも津軽三味線演奏が10分催されます。地元青森の三味線の名士たちにそれぞれ演目はまかせており、古典からオリジナルまで各々好きなように津軽三味線の解釈を自由に捉えて演奏したようです。
メインのマンジステージのみ、100人の三味線奏者が演奏し、それは圧巻でした。

次に、各ステージとも地元アマチュアバンド枠として、弘前や青森で地道に活躍しているアマチュアバンドたちに前座的に盛り上げてもらいます。
メインのマンジステージは「Fiction teller」が登場。この日の為に活動再開してもらいました。
相変わらずパワフルなボーカルとソリッドなギターサウンドでノらせてくれます。
独特のメルヘンロックの世界観を余すところ無く疲労してくれました。
ほとんどの客は初めて聴くだろうけど、たった3曲で虜になった人も多かったはず。ロックバンドのトップバッターとして、大多数の観客に尻込みせずに堂々とした演奏でした。
セットリスト
1.メトロ 2.朝靄とチョコレート 3.風の哀愁ひとりたび

ちなみに他のステージのアマチュアバンドたちは「TYRANT」「WAYBARK」「essenstar」たちでした。

転換を経て、次に各ステージとも新人枠です。デビュー2年以内のアーティストたちが登場します。
自分は二の丸のタメノブステージに移動し、「MASS OF THE FERMENTING DREGS」のステージを観覧。
菜津子と知恵美、そしてドラムのサポートメンバーが登場。早々と演奏開始。
女と思えぬラウドなサウンドを放ち、劈く轟音の中にロックの真の美しさを見た気がするほど、鮮やかなプレイであった。
これからの活躍が非常に期待できる新星ウーマンバンドであった。
セットリスト
1.delusionalism 2.ハイライト 3.このスピードの先へ 4.かくいうもの 5.ワールドイズユアーズ 6.I F A SURFER 7.ベア-ズ

ちなみに他のステージの新人枠は「ティンテッド・ウィンドウズ」「ケイジャン・ダンスパーティー」「相対性理論」でした。

次は各ステージとも一発屋枠です。その名の通り、一発屋が出ます。しかもその一発の曲だけ披露しにわざわざ来てます。
マスドレを観た後そのままタメノブステージに居座り、そして「ジェームス・ブラント」が登場。
もちろん曲は「You're Beautiful」です。
言わずもがなの、ちょっと前に大ブレイクした曲。あまりに良い曲なのでちょっと泣けました。
一発屋と言われるけど、まだ若いので今後もヒットを出せるかもね。

ちなみに他のステージの一発屋たちは「ナック」「坂本サトル」「I WiSH」の面々でした。

ここまでの2時間は前座です。各ステージともじっくり温めてもらいました。
時間はまだ10時ですが、ここからが本番です。

自分は植物園のタカオカステージへ移動。そして「スーパーカー」が満を持して登場!
今日だけ再結成してもらいました。
曲は初期のギターポップスタイルで、ちゃんとしたバンド形態です。後期のピコピコサウンドは今日はなしです。
名盤「スリーアウトチェンジ」を中心に、ギターポップでノリノリの小気味良いサウンドが体を揺らしてくれます。
やっぱりスーパーカーはギターポップに限ります。青春サウンド全開で、胸キュンな曲やノスタルジックな曲もあり、ロックバンドのポップネスを十二分に味わえた最高の瞬間でした。
今後は絶対再結成しないだろうから、貴重な時間でした。
セットリスト
1.クリームソーダ 2.フリッカー 3.サマーチューン 4.ドライブ 5.ホワイトサーフスタイル5 6.フェアウェイ 7.マイガール 8.プラネット 9.ラッキー

続いて市民会館のツガルステージへ。
市民会館は座席になってますが、オーケストラピットの部分は座席を取り外し、スタンディング仕様にしています。
そして今日だけ再結成「JUDY AND MARY」が登場だ!
ポップオブポップバンドのジュディマリ。まだまだみんな若いから全盛期とほぼ変わらぬ演奏と歌で会場大盛り上がりであります。
今やママのYUKIもミニスカでパンツ丸見えで大暴れ。TAKUYAのギターもポップに唸り、ちょっと年寄りリズム隊も張り切ってました。
ジュディマリのポップサウンドは永遠也と深く心に刻む最高のステージでした。
セットリスト
1.オーバードライブ 2.そばかす 3.くじら12号 4.ハロー!オレンジサンシャイン 5.自転車 6.レディオ 7.小さな頃から 8.風に吹かれて 9.クラシック 10.ブルーティアーズ

市民会館から植物園へ移動する間、出店で買って歩きながら軽食。公園を散策する参加者や、西堀ではボートを漕ぐ参加者も見受けられ、ロックフェスだけれど、自然も堪能できていたようです。

続きまして、タカオカステージへ移動。そして「尾崎豊」が天国からやってきた!
夭折したカリスマが白Tシャツとブルージーンズでステージを縦横無尽に走り回り、名曲たちを熱く熱く歌い上げる。
ティーンの頃、不良にすら成れなかった小心者の自分だけど、尾崎と同じ反逆心は常に持ち合わせていたし、リアルタイムじゃなかったけど、時代を超えて尾崎のメッセ-ジは自分、そしてオーディエンスに熱く熱く伝わったであろう。
夢の時間はあっという間に過ぎ去り、感動と涙を観客に与えて尾崎は天国へ帰っていったのであった・・・。
セットリスト
1.路上のルール 2.十七歳の地図 3.十五の夜 4.フリーズムーン 5.I Love You 6.オーマイリトルガール 7.僕が僕である為に 8.卒業 9.シェリー

続いてタメノブステージへ。今回数少ない現役アーティストから一番のロックバンドである「チャットモンチ-」が登場だ!
今更深く語る必要もなし。今日のチャットは一味違う!全曲ハードロックの曲しかやりません。
世界の伝説のバンドたちに日本の最高峰のロックを見せ付けるべく曲選である。
無論最高だったし、改めてチャットモンチ-の力に戦慄すら覚えた、そんな怒涛のステージングだった。
セットリスト
1.ラストラブレター 2.海から出た魚 3.恋の煙 4.湯気 5.どなるでんわどしゃぶり 6.恋愛スピリッツ 7.ひとりだけ 8.ヒラヒラヒラク秘密ノ扉 9.やさしさ 10.親知らず

そのままタメノブステージに居座る。ここからこのステージはプログレ四天王が連チャンで登場します。一発目は「イエス」だ!
ボーカルはジョン・アンダーソン、ギターはスティーブ・ハウ、ベースはクリス・スクワイア、ドラムはビル・ブラッフォード、キーボードはリック・ウェイクマンの黄金期メンバーである。
曲は「こわれもの」と「危機」から黄金時代の曲目。一曲自体大作が多いので4曲のみだが、ライブでも完全再現してくれた。
全てロックのイノベーションに挑んだ名曲ばかりで、感動に継ぐ感動を味わえた。
セットリスト
1.ラウンド・アバウト 2.危機 3.シベリアン・カットゥール 4.ハート・オブ・サンライズ

そしてイエスの後は「エマーソン,レイク&パーマー」参上!
鍵盤でロックを作り上げた唯一のロックバンドといっても過言ではない、キーボードの魔術師・キース・エマーソン率いる最強トリオ。
絶頂期から最新鋭のシンセサイザーを駆使して前衛的な音を奏で続けたELPだが、この時代であっても全く新しい音にしか聴こえない。狂気のシンセサイザーとガッチリとリズム隊が支え、トリップ感が身を包んだ。
鍵盤ロックの最高峰ELPは、今後も王座から落ちる事は無いだろう、堂々のライブであった。
セットリスト
1.市民のファンファーレ 2.ホーダウン 3.トリロジー 4.エルサレム 5.悪魔のボレロ 6.悪の経典#9 第一印象

ELPの後は「キングクリムゾン」参上!
ギターはロバートフリップ、ベース・ボーカルはジョン・ウェットン、ドラムはビル・ブラッフォード、サックス・メロトロンはイアン・マクドナルド、バイオリンはデビット・クロス、パーカッションはジェイミー・ミューア。ゲストボーカルにグレッグ・レイク。この最強メンバーで最強のロックが生まれないわけが無い。
ブラッフォードはイエスに続いて出演。疲れも見せずのプレイだった。
序盤の2曲はレイクがボーカルを取って、ロックの金字塔を完全再現。観客は愕然として直立不動となる。
その後も最強ナンバーで、このステージだけ凍りついて時が止まり、恐怖の戦慄で立つのもやっとで、受け止められない客は卒倒していた。
恐ろしいライブはあっという間に終わったが、心にトラウマの様な衝撃だけが残ったのであった。
セットリスト
1.21世紀の精神異常者 2.クリムゾンキングの宮殿 3.トーキングドラム 4.太陽と戦慄パート2 5.レッド 6.スターレス

プログレの最強ステージを後にし(ピンクフロイドはパス)、マンジステージへ移動。そして「ザ・フー」が登場!
キース・ムーンもジョン・エントウィッスルも今日だけ復活だ!
個人的に「四重人格」はロック史上もっと評価されて然るべきだとピート・タウンゼントに話したところ、彼も同意し、さすればこのステージで四重人格メインのライブを行う事になった。
ロックオペラ「トミー」のコンセプトを遥かに凌駕し、サウンドも遥かにハードでシンフォニックで素晴らしいとしかいえない四重人格を4人のメンバーの他にサポートを数人加えてほぼ完全再現してくれた。
ロックはここまで物語を具現化出来るのか!と唖然とする観客達。もちろんロックバンドとしても文句なしのカッコいいパフォーマンスとプレイ。
ロック交響詩「四重人格」はロックの価値を高く上げた作品だとライブを通して伝わったであろう。
最後はお馴染み、ピートはギターをぶっ壊し、ムーニーはドラムセットを破壊しててそれはもう最高のステージだった。
1.マイ・ジェネレーション 2.リアル・ミー 3.四重人格 4.パンクとゴッドファザー 5.アイブ・ハッド・イナフ 6.ドクター・ジミー 7.ロック 8.愛の支配 9.無法の世界

そして続いてマンジステージに登場するのは史上最強のギターロックバンド「レッドツェッペリン」だ!
今日だけジョン・ボーナム復活!不幸な事故によって若くして亡くなったボンゾが今日は爆裂します!
近年1日限りの再結成を果たしたが、やっぱりドラムはボンゾじゃなきゃツェッペリンじゃない!息子には任しておけんと生き返ったくれた。
曲は名曲ばかりだから文句なし!骨太ドラムだからジミー・ペイジも安心してギターリフに徹してくれます。
ロバート・プラントもなんとか頑張ってシャウトしてます。ジョン・ポール・ジョーンズも嬉しそうにベース弾いてます。
時代を革新した往年の名曲たちにノリまくり、夢の時間はあっという間に終ってしまいました・・・。
ありがとう、ドラムの鬼神ジョン・ボーナム。そしてレッドツェッペリンよ永遠に!
セットリスト
1.グット・タイムス、バッド・タイムス 2.コミュニケーション・ブレイクダウン 3.幻惑されて 4.胸いっぱいの愛を 5.ハートブレイカー 6.ブラックドッグ 7.ロックンロール 8.天国への階段 9.トランプルド・アンダーフット 10.俺の罪 11.アキレス最後の戦い

ツェッペリン観れたから思い残す事はないけど、まだ伝説のアーティストたちは残っているのだ。
なんとかツガルステージへ移動、そして「ジャニス・ジョップリン」が現われた!
ロックの女王・ジャニスも非業の死を遂げ、神となったが、今夜この地に復活した!
バンドはビッグブラザーホールディングカンパニーが担う。荒削りな演奏だが、ジャニスにはこのバンドが一番相性がいいだろう。
愛を歌っているようで、実は愛欲を歌っており、それはこちらの胸にまで届き、せつなさと愛おしさにきゅんとなる。
ハスキーな声と、決して良くは無いルックスだが、観客たちの心をがっしりと掴み放さない。そしてジャニスは観客たちの愛を独り占めにした・・・。
ジャニスは全て出し切って天国へ帰っていった。天国では愛する男の胸に抱かれているだろう。
セットリスト
1.ムーブ・オーバー 2.テル・ママ 3.ダウン・オン・ミー 4.トライ 5.サマータイム 6.ピース・オブ・マイ・ハート 7.コズミック・ブルース 8.ミー・アンド・ボビー・マギー 9.トラブル・イン・マイ・マインド 10.バイバイ・ベイビー 11.アイ・ニード・マン・トゥ・ラブ 12.ボール・アンド・チェーン

そしてマンジステージへ。最後の最後、今回のフェスのヘッドライナーは「ビートルズ」だ!彼ら以外にヘッドライナーは考えられないのは仕方ない事。
ジョン・レノンもジョージ・ハリソンも復活しました!見た目オジイチャンのポールとリンゴも現役アーティストとして出演。ちゃんと4人揃ってます!
サポートメンバーはジョージ・マーティン他大多数。小編成オーケストラもいます。
というのも、ライブの曲は中期から後期の曲を披露し、初期のアイドル時代のライブをしてた頃の曲はやらないのだ。
中期・後期の実験的サウンドをライブで再現するのは大変だろうが、テクノロジーが時代に合わせてようやくビートルズサウンドに追いついてきたのでその辺は大丈夫だった。
メンバーは基本的なバンドサウンドももちろん、鍵盤や管楽器など数種類の楽器を使い分けていて感心しきりだった。
やはり彼らはバンドというより、天才音楽クリエーター集団なんだなと深く感じた。
曲目はヒット曲を含むお馴染みのナンバーの数々。
途中、エリック・クラプトンも参加し、夢の共演を魅せてくれた。
そして見所はアビーロードのB面丸々演奏という驚きのプログラム。しかしこの世紀の名盤のB面の素晴らしさは涙ナシには聴けなかった。
いいだけ感動させておいてアンコールもあり。
アンコールでは変な衣装のメンバーが再登場。あの架空バンド「サージェントペパーズロンリハーツクラブバンド」として演奏したのだ。
もちろんアンコールも盛り上がりまくった。しかし更にアンコールが起こり、予定にないダブルアンコールになってしまったが、ビートルズのメンバーもとても喜んで受け容れてくれ、最後は世界の中心・弘前から「LOVE」を観客全員で歌い、大団円でこのフェスのフィナーレを鮮やかに飾ってくれた。
セットリスト
1.ゲットバック 2.マジカル・ミステリー・ツアー  3.へルター・スケルター 4.ハロー・グッバイ 5.タックスマン 6.トゥモロー・ネバー・ノウズ 7.ヤー・ブルース 8.ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィ-プス 9.ストロベリーフィールズ・フォーエバー 10.アイ・アム・ザ・ウォーラス 11.ヘイ・ジュード 12.ヒア・カムズ・ザ・サン 13.ビコーズ 14.ユー・ネヴァー・ギヴ・ミー・ユア・マネー 15.サン・キング 16.ミーン・ミスター・マスタード 17.ポリシーン・パン 18.シー・ケイム・イン・スルー・ザ・バスルーム・ウィンドー 19.ゴールデン・スランバー 20.キャリー・ザット・ウェイト 21.ジ・エンド 22.ハー・マジェスティ
アンコール
1.サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブバンド 2.ウィズ・ア・リトル・フロム・マイ・フレンド 3.デイ・イン・ザ・ライフ 
ダブルアンコール
1.愛こそ全て


終了予定時刻は21時だったが、結構押して結果的には22時ちょっと前に全てのライブが終了した。
自分は観れなかったけど、他にもたくさんのアーティストが出てくれました。一応タイムテーブルです。

マンジステージ
ビーチボーイズ→ディープパープル→キッス→ジェフ・ベック・グループ→ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンス→クイーン→フー→レッドツェッペリン→ローリングストーンズ→ビートルズ

タメノブステージ
セックスピストルズ→クラッシュ→キンクス→チャットモンチ-→イエス→E,L&P→キングクリムゾン→ピンクフロイド→ニルバーナ→イエローモンキー→BOOWY

タカオカステージ
スーパーカー→Tレックス→尾崎豊→オールマンブラザース・バンド→デレク・アンド・ザ・ドミノス→ドアーズ→ミッシェルガンエレファント→ブランキージェットシティ→ブルーハーツ→キャロル→RCサクセション

ツガルステージ
ピチカートファイブ→ジュディアンドマリー→レベッカ→プリンセスプリンセス→チャゲ&飛鳥→ZARD→カーペンターズ→アバ→ジャニス・ジョップリン→エルビス・プレスリー

このど田舎の弘前でよくぞここまでスーパースターが集まり、最高のライブが出来たものだ。これも偏に、多くのスタッフ、市民団体、関係者のおかげであります。
多少の苦情・トラブルもありましたが、大きな混乱もなく、無事にフェスが終了できた事が何よりの誇りであります。

総入場者数五万人全てが大満足しただろうし、改めてロックという総合芸術の素晴らしさを感じられた事でしょう。

もちろん来年も弘前でロックフェスを開催したく思いますが、場所は変更となるでしょう・・・。
今回の不備をしっかりと踏まえ、ステージもアーティストもパワーアップすることを誓います!
来年も卍の城ロックフェスティバルに期待してくださいませ。

(注・この記事は全てフィクション(妄想)です)

平川温泉

2009-06-08 21:28:54 | 温泉(南津軽群)
松下電器のストーブの回収CMを未だに何度も放送するのは感心するが、他の企業もほぼ全く同じ雛型でパクってるよね。全然違う家電なのに、勘違いするくらい似過ぎ。省エネ大賞の詐欺冷蔵庫までストーブと同じ様な謝罪CMしてる。
松下の好感度アップに便乗した小汚い企業ばっかりだね。ま、どうでもいい話。

久し振りに平川温泉に行ってきた。旧国道102号線沿いにあります。地理的には田舎館村になってます。

建物は二つあり、左側が公衆浴場、右側が旅館と家族風呂です。

浴場はモワンとした熱さ。相変わらず排気が良くない。換気扇あるのに回ってない・・・。

真ん中に浴槽二つ。左手奥に水風呂とサウナ。カランは16ヶ所。

お湯は薄い緑色。無味無臭。微かにツルツル感あり。

メイン浴槽は44度で6人サイズ。
お湯と水の二つの蛇口から直接投入で加水してちょうどいい温度へ。それでも熱め。

隣は熱め浴槽で、4人サイズ、加水なし掛け流しの46度・・・。熱過ぎだ!!
熱かったから水風呂で冷やしてからやっと入れる。それでも激熱だから自分以外誰も入らなかった・・・。

サウナは108度で4人サイズ。サウナも熱過ぎ!!ここもほとんど誰も入ってなかった。

全体的に熱過ぎる。唯一クールダウン出来る水風呂は一人サイズだから、競争率が激しくて入りたいときに入れなくて結局ノボせちゃったよ。

浴後も汗ダラダラ。相変わらずここは熱湯です。
今度来るとしたら真冬がいいと思いました。

オススメ度(温泉評価)・☆☆☆

泉質・アルカリ性単純温泉(低張性アルカリ性高温泉)
泉温・49.5度(加水あり)
効能・神経痛、筋肉痛、関節痛など

料金・300円
備品・有料ロッカー、有料ドライヤー
施設・宿泊

住所・田舎館村大袋字樋田3
電話・0172-58-2160
営業時間・6:30~22:00
定休日・毎月10日・25日

おとうふ工房 うの花や (閉店)

2009-06-06 22:28:09 | テイクアウト店
ちょっと前のニュースだけど、下着泥棒の報道に腹立って仕方なかった。大体こんな記事↓
「1400枚の下着が容疑者の自宅から見つかった。大量の下着には、気に入ったものは○、気に入らないものは×と書いた袋に小分けされていた。また下着を鍋敷きなどにも使用していたという。」
どこのテレビ局のニュース番組でもこのまんま報道してた。ど変態行為を平然とした口調で伝える滑稽なアナウンサー・・・。
パンツを頭に被ってたと供述したら報道するのか?盗んだパンツを履いてたと供述したら報道するのか?それは直接過ぎて避けるのだとしたら、○×も鍋敷きも直接的なド変態行為だわ!
そして盗んだ下着全部を床に並べる警察・・・。何の為にやってんだか。
アホマスコミとアホ警察に唖然としたそんなニュースでした。ま、どうでもいい話。

弘前の新寺町にある、豆腐料理のお持ち帰り専門店「うの花や」に行ってきた。
弘前の「かくみつ食品」が経営している豆腐懐石「水豆花」の隣にあります。

豆腐には全くこだわりないほど興味ないけど、「おからドーナツ」の暖簾が店の前にあって、それが車で店の前を通るたびに気になって気になってしょうがなくて今日やっと入ってみた。

店内はかなり狭く、冷蔵ショウケースに豆腐を中心に、豆腐料理や豆腐デザートなどある。
豆腐自体あんまり興味ないので、豆腐のデザートを買う事にした。

ちなみに店員の接客があんまり良くなかったので気を付けて欲しいなぁ。

「おからドーナツ(5ヶ入450円)」と「豆腐まんじゅう(5ヶ入200円)」と「豆乳プリン(130円)」を購入し、家で食べた。

おからドーナツはクルーラータイプでシュガーパウダーを少し降りかけているが、甘さは控えめで、それでいて柔らかくてとても美味でした。

豆腐まんじゅうはミニサイズで、豆乳で作った皮に、餡はおからや野菜などが入っててヘルシーです。

豆乳プリンはもちろんほとんど豆乳で出来てます。これも甘さ控えめで全然クドくない。
すぐ平らげてしまう美味しさ。

今回はデザートをメインで購入してみたが、全部美味しかった。特におからドーナツは逸品。
全てヘルシーだから女性にも喜ばれそうな気がします。
次回は普通の豆腐を食べてみたい。スタミナ源を掛けてね。

オススメ度(飲食店評価)・☆☆☆

住所・弘前市新寺町59
電話・0172-32-4187
営業時間・10:00~18:00
定休日・木曜日

天使と悪魔

2009-06-03 22:01:22 | 映画
話題の映画「天使と悪魔」を観に行った。

久し振りの映画館だ。「少年メリケンサック」以来だ。ワーナーマイカル弘前では「マトリックス・リローデッド」以来の御無沙汰だ。

ワーナーマイカルは18時以降千円ポッキリで観れるので、18:40開演の回を狙っていった。
中に入ると結構人がいた。平日の夕方なのになぜこんなに人がいるんだろうと思ったが、恐らくは先ごろ公開された「ウルトラミラクルラブストーリー」と「ルーキーズ」の目当てっぽい。ほとんどが若い女子だったからそうに違いない。
だって「天使と悪魔」の客は10人もいなかったからね・・・。

「天使と悪魔」は「ダビンチコード」と同じくダン・ブラウンによって書かれた長編ミステリー小説を元にした映画。
映画は「ダビンチコード」の続編みたく扱われているが、実際の著書は「天使と悪魔」の方が先である。
「ダビンチコード」は2006年著で、「天使と悪魔」は2000年著(日本語訳版は2003年にやっと発行)

「ダビンチコード」は小説を読んでブッタまげるくらい面白い内容だったので、「天使と悪魔」も読みたかったのだけれど、如何せんハードカバーは高過ぎるので、文庫版が出るのを待つかと思っててそのまま忘れてて、いつのまにか映画化されて話題になっていた。

「ダビンチコード」の映画化は周知の事実の通り、失敗だったと思う。
巨大なテーマのサスペンスなのに、終止淡々と進む展開に唖然の連続。名画をチラッとしか映さないし、歴史回想シーンの無駄、数えたら切りが無い散々たる内容だった。

本作の監督は前回に続いてロン・ハワード。本当に大丈夫か?と不安になるが、名誉挽回となるか?
そしてこちらも前回に続いて主役のロバート・ラングドン役にトム・ハンクス。
名優だが、ラングドンっぽくはないなぁと前回思ったものだが、連続登板になっちゃったので、ハンクスがラングドンだと認めざるを得ない。

ストーリー
~ローマ教皇が病死し、次の教皇を選出するコンクラーベが行われようとしているヴァチカンに、400年前に弾圧された秘密結社「イルミナティ」が復讐を開始する。
彼らは4人の教皇候補を誘拐。科学の四大元素“土”“空気”“火”“水”を表わす焼き印を胸に押しつけ、一時間ごとに惨殺すると予告する。さらに街を吹き飛ばすほどの破壊力を持つ反物質を、ローマのどこかに隠したのだった…。この恐ろしい計画を阻止するため、ヴァチカンは宗教象徴学者のロバート・ラングドン教授に助けを求める

これまた「ダビンチコード」並みにブッタまげる超巨大なテーマ。
科学者弾圧をしたカトリック教会の闇が暴かれる。
タイムリミット迫る展開が手に汗握る緊張感を生んでいる。 

著書には「イルミナティ」の詳細が書いてあるらしいが、映画ではほぼ触れられていない。
だからただのテロ組織による犯行みたくなっちゃってる。犯行の動機が大事だが、深く掘り下げなくてもそんなに無理が生じない構成にはなっている。
さらに著書には「セルン」での反物質の近未来のサイエンスが重要なシフトを持っているらしいが、映画ではほぼ描かれていない。
実際には反物質の兵器は今後も開発されるかどうかは未定らしいとの事だ。

ロケはローマ・バチカンの教会・広場・市街地など。
ちょっとだけでも観光した気分になれるくらい美しすぎる街である。
教会ロケが素晴らしく、中でもシスティーナ礼拝堂のロケは圧巻だ。ミケランジェロの「最後の審判」の映像はチラッとしか映らないけど、恐ろしく美しいものだった。
他にも本作に重要な教会が存在するが、「ダビンチコード」の時と同様、撮影許可が下りなかった教会もあったとの事。

前作と違ってストーリー性に凝っており、淡々と進む様な展開ではなく、しかしスピーディーで危機感覚える展開にはなっていた。

最後の最後は前回同様、大ドンデン返しがあるが、そこはちょっと無理があるようにも思えたが、サスペンスなので仕方なしか。

ヒロインはイスラエル女優アィエット・ゾラ-。美人だけどそんなに華が感じられないような・・・。もうちょっと若い人の方がいいような・・・。
キーマンのカメルレンゴはユアン・マクレガー。これは彼でなくてもよかったような・・・。別に無名の役者でもよかったような・・・。

それでも全体的にはとても面白かった。
何よりテーマがデカ過ぎていいです。こんな世界規模のミステリーはダン・ブラウン以外無理だもの。そこらへんのミステリーがポンコツに思えてしまう。
キリスト教の過去の功罪がもたらした事件をテーマにした小説を今後も作っていくそうなのでとても楽しみである。

ま、あくまでフィクションとして観るぶんには最高峰のミステリーでありました。

オススメ度(映画評価)・☆☆☆