卍の城物語

弘前・津軽地方の美味しいお店と素晴らしい温泉を紹介するブログです

めんくいや@津軽ラーメン街道 (卒業)

2007-06-30 20:44:25 | ラーメン屋(期間限定出店)
次の記事で書きますが、「大日本人」を観に柏まで行くことになったので、途中夕食を済ますためにエルムに立ち寄る。
関係ないですが、エルムの二階の本屋の店員は物凄い美人で惚れた。ま、どうでもいい話。

四月くらいだったか、他の二店と一緒にラーメン街道に参入。他の二店は行ったけど、全然おいしくなかったかな。しかし、とんこつは大好きなので、期待して入る。
今回はラーメンとチャーシュー丼のセット980円を頼む。

壁には本店に、あの小栗旬が来店しましたと写メらしきものが載ってあったけど興味なし。
サインがあるならまだしも、わざわざ貼る必要はないかと。アレ絶対許可とってないわ。
3分くらいで出来たので待たずに食べれて嬉しい。

青森では食べられない本場といった感じのとんこつスープ。濃厚だけどあっさり。
でもちょっとしょっぱい。これは替え玉を入れてちょうどいい具合に調整されたと思う。
麺も細ストレートで、これも本場の味。
トッピングはチャーシュー、ネギ、きくらげ。チャーシューもとろけてうまい。
ゴマを後でいれたが、他にも紅しょうがと辛し高菜を自由に入れてくださいと書いてあったけど、どこを見ても置いてない。わざわざ店員に頼まなきゃならんのか?だったら面倒なのでいらない。

チャーシュー丼もおいしいけど、ボリュームが少なすぎ。セットで頼んだから少ないのかはわからないけど。

ラーメンもボリューム少ないので替え玉は必死。頼めばよかった。
でもおいしかった。やっぱりとんこつラーメンはいいね。

ラーメン街道は遠いので、たまにしか来れないけど、ここはまた来てもいいかなと思った。
ラーメン街道はハズレが多いから・・・。

オススメ度(ラーメン評価)・☆☆☆

住所・五所川原市大字唐笠柳字藤巻517-1 エルム2F
電話・なし
営業時間・11:00~21:00(ラストオーダー20:30)
定休日・なし

妙光食堂

2007-06-27 20:30:56 | 食堂・食事処
今やブームになりつつある「つゆ焼きそば」を遂に食す。

焼きそばで有名な黒石市で古くからある、つゆ焼きそばだが、最近全国ネットのテレビで相次いで取り上げられたことから、今注目なのである。

青森に住んでるけど、つゆ焼きそばをテレビで初めて知った。
この謎の食べ物を食べるため、先週地図を持って黒石に出かける。
テレビで取り上げられた「妙光食堂」を探すべく走り回る。しかし、なかなか見つからない。黒石の狭い道路を右に左に探すも全く見つからない。一時間ぐらい走り回るも見つからないので、帰ろうとしたら偶然発見。しかし、店は休みだった・・・。

リベンジのため、バイトの前に時間が出来たので102号を100km超でぶっとばす。場所は大体覚えてたのでスムーズに到着。

老舗の食堂の妙光の店内はよくわからないけど、入り口が二つあって、二階もあったりで謎。
店主はねぷた絵師でもあり、オリジナルのねぷた凧が壁に飾ってあります。
違う壁には、店を訪れた有名人の写真が飾ってます。欽ちゃん、桂三枝、内山くん、セイン・カミュと面白メンバー。
やはりここは有名なのだなと感じつつ、名物のつゆ焼きそばとおにぎりを注文。

つゆ焼きそばも俄かにブームになって、黒石の他の食堂やラーメン屋など数店舗で食べられます。妙光が一番有名ですが、元祖は今やなくなった「みます」という店だそうです。

黒石焼きそばを、育ち盛りの子供のために、量をふやすため、スープをいれたとか、冬の寒い季節にも温かくなれる焼きそばを食べてもらいたいためにスープをいれたとか諸説あります。
妙光の店主がみますで食べた味をさらに独自に味付けをして完成させ、その噂が全国にも轟いたということです。
味というよりも、異色の組み合わせと言う点で有名になったのが本音でしょうけど。というわけで食べてみる。

はっきり言って味は期待していなかった。面白い食べ物として有名なんだろうと思ったけど、いや、まじでおいしい。
黒石焼きそばの平打ち麺に、焼きそばの具材。豚バラ、もやし、キャベツ、ネギ。それに天かす。

気になるスープだけど、ソースと醤油の奇跡のマッチング。何故か合うのです。これはソースと醤油の国際結婚や~(彦麻呂より)。
ものすごいおいしいってわけではないけど、B級グルメとしては最高峰。文句なしの完成された味です。
ちょっと太めの麺とスープを絡ませて、一緒に天かすを食べるのが最高。
すり鉢どんぶりには結構なボリュームでした。麺もほとんど伸びないので、ゆっくり食べられます。
本当にうまかった。また来たいです。

つゆ焼きそばは600円。安いです。食堂なので、他にも色々あります。丼からラーメンやカレーや定食などなんでもあり。お酒もあるから宴会とかもやってるみたいです。

ちょっと場所はわかりにくいので注意。

ちなみに、先日「第二回B-1グランプリ」が行われ、「富士宮焼きそば」が連覇を果たした。
青森からは「せんべい汁」がエントリーされるも、連続準優勝。
次の大会も、せんべい汁では勝てない。なので、全国的に知られてきたつゆ焼きそばの出番である。
富士宮焼きそばは、ちょっと変わった焼きそばだけど、つゆ焼きそばのインパクトには適うまい。宣伝も兼ねて、来年の大会にエントリーして欲しいつゆ焼きそばでした。

オススメ度(飲食店評価)・☆☆☆

住所・黒石市元町66
電話・0172-53-2972
営業時間・11:00~20:00
定休日・不定休

四大浮世絵師展

2007-06-24 23:47:28 | 美術鑑賞
四大浮世絵師展@弘前市立博物館。

博物館なんて初めて入った。開館時間が4時半までというやる気のなさを露呈する展覧会。
時間を無理やり作っていった。

日本を代表する浮世絵師たちの代表作が一堂に会する貴重な展覧会である。
誰もが一度は目にしたことのある有名画が多数集結。時間の押し迫る中、鑑賞する。

たった十ヶ月の活動期間に140展もの作品を残した「東州斎写楽」。
実在したかすら怪しい謎に包まれた絵師。役者画という当時のスターのブロマイドを鮮やかに描いた。

美人画でエロ本の元祖を作り出した「喜田川歌麿」。
女の美しさ、耽美さを追求し、いやらしさも醸し出すも、刑罰から逃れるために、女の裸に子供を付け足して親子の絵として誤魔化す。
しかし結局罰せられて絵が描けなくなってしまった悲劇の絵師。

アメリカのライフ誌の「この1000年間で偉大な業績を残した100人」のなかで、唯一選ばれた日本人が「葛飾北斎」。
「冨嶽三十六景」で日本のスーパーアイドル富士をこれでもかと描く。
中でも「凱風快晴」別名「赤富士」はあまりにも有名。これぞ日本の絵画といった情緒溢れる大傑作。
九十歳の長寿での晩年には「あと五年したら本当の絵描きになれるのに」といって死んでいった絵描きの鑑であった。

日本全国の美しさを求めて「東海道五十三次」シリーズを作り上げた「歌川広重」。
この作品は江戸土産として大好評を博したベストセラーだそうだ。
そして「名所江戸百景」でも名を馳せた。自然や庶民の人情を豊かに表現したことから「漂白の詩人」と呼ばれた。

これらの超有名絵師たちの超有名絵画が並ぶ。でもやっぱり、洋画と比べるとあまりにもレベルが・・・。悪くはないんだけどね。

いつものことだけど、疲労と寝不足で、半分寝ながら見てた。だいたい見終わる頃、係員に「もう閉館しますので」と言われる。開館時間が4時半と書いてたけど、4時半まで入館して、5時までやるものだと勝手に解釈してた。でもだいたい見たので帰る。赤富士なんか見直そうと思ったけど、時間ないから帰る。

あとでパンフレット見たら、広重の「大はしあたけの夕立」があったのに気付いたが、なんと見ていなかった!
普通に順路を周ったと思ったのに、どこにあったのだ?あの有名画見逃す始末。退館を迫られていたのもあったしさ。ショック。でもまた行こうとは思えない。

良い絵は良いです。日本人の日本的美意識に訴えかける叙情性が素晴らしいです。けど、やっぱり、同年代でのヨーロッパでの絵画と比べるとちょっと目劣りしてしまうのが正直なところでした。

青い花のスウィートポテト

2007-06-23 22:33:23 | スイーツ・お菓子店
弘前の銘菓といえば、こちらのスウィートポテトが有名です。久し振りに食べました。

弘前土手町蓬莱橋店が本店ですが、他にもアプリ-ズ店、弘前さくらの店、青森ラビナ店があるので、便利です。

サツマイモを丸ごと使い、焼いもにした上に、カスタードクリームをのせて、その上にサツマイモのペーストでコーティング。
サツマイモの大きさがそれぞれ違うので、ひとつひとつグラム売りしています。
100g250円ぐらいで売っています。
小さいので400円ぐらいから、大きいので1600円ぐらいになります。
個人的には600円ぐらいのを二つ買ったら見た目もいい感じかと思う。

味はとてもおいしいので、どなたにも喜ばれると思います。しっとりでやわらかい、芋の味がしっかりとしているが、甘さ控えめで美味。
夏場なので冷蔵してひんやりとしたのを食べたけど、少し温めてから食べるのもおいしいみたいです。

購入後3,4日は日持ちするのも嬉しいところ。
全国発送もしているので、遠くに住んでるあの人にどうぞ。

オススメ度(飲食店評価)・☆☆☆☆

住所・弘前市土手町70-1
電話・0172-37-5760
営業時間・9:00~19:00
定休日・第3水曜日
※駐車場なし

ASYLUM

2007-06-20 23:06:48 | ショットバー・パブ
ロック酒場「アサイラム」に連れて行ってもらう。
連れて行ってもらわないと入れないお店。場所もかなりわかりづらいし、一見さんお断りみたいな雰囲気ではある。

惜しまれつつも閉店してしまったジョイポップスの店長のJK氏が新しく開いた酒場。
宣伝活動は一切せずも、友人・知り合い・JK氏を慕う人々で店内は賑わう。

店内に入ると、JK氏の親友のナラヨシトモの巨大な絵が待ち受ける。
どうやらバーのオープンを記念してヨシトモからプレゼントされたらしい。「金に困ったら売ってくれ」と言ったとか。
世界のナラヨシトモのオリジナルの絵はここでしか見れない。店内は撮影禁止なのであしからず。

ドリンクはオール500円。そんなに種類はなさそうだけど。ピーナッツは食べ放題。
フードもカレーくらいしかないけど、お客さんはそんなのはあまり求めていません。

ジャックダニエルをロックで頂く。つまみのピーナッツの殻は地面に落とす!それがアサイラム流。ロックだね。

グラスの水滴がカウンターに残ってひたすら拭く神経質のJK氏。でもピーナッツの殻は床に散らばっても気にしないワイルドさ。

私がプログレ好きだといったら、ELPの「タルカス」をかけてくれる。嬉しくて酒が進むが酔う気がしない。
続けてクリムゾンの「風に語りて」が流れる。「宮殿」をかけてくれたけど「スキツォイドマン」がヘビーすぎるので敢えてかけないロックな優しさ。

ここでJK氏に質問。「何故これほど素晴らしいミュージシャンのイアン・マクドナルドは宮殿以降活躍出来なかったのか?」という長年の謎に、「器用貧乏なんだべ」と一言で納得させられ感服。

ダニエルやターキーをロックで4杯ほど飲んだけど、ほろ酔い程度。最高の雰囲気と音楽に酔いも回る隙を与えなかった。

ちなみに場所は元ジョイポップスあたり、とだけお伝えしておきます。あまり知られたくないみたいなので。見つけた人はラッキーってことで。
小さいお店ですが、店内ライブも結構行われていますので注目です。今度は私のレコード持参でお邪魔したいです。

やっぱりJK氏は井筒監督に見えて仕方ない。

オススメ度(飲食店評価)・☆☆☆☆

住所・弘前市土手町
電話・不明
営業時間・不明
定休日・不定休

広島お好み焼 とん平

2007-06-18 00:06:15 | 居酒屋・焼き鳥・ダイニング
そういえば、劇団四季見たあとに食事に行った。弘前市本町の交差点のガソリンスタンドの隣にあるお好み焼き屋です。

ここの店はもともとドテヒロ屋台村にあったが、屋台村撤去に伴い、今の店舗で新規オープンしました。それが今年の3月でした。
屋台村時代から人気はあったみたいで、移転してからも大人気。前行ったら満席みたいなので仕方なく帰った。なので今回リベンジ。

カウンターと小上がりの結構広い店内。店員はおばあサマ二人と若い夫婦っぽい二人。誰が店長かは謎。
店長は広島で長く暮らした後、故郷の弘前に戻って店を立ち上げた。若い女の人はバレリーナばりにスタイルいい。気遣いもいいです。

普通のお好み焼きと塩焼きそばと枝豆と豆腐サラダを注文。
お好み焼きは広島風。これがふわふわです。キャベツとしんなりで甘くておいしいです。
塩焼きそばもおいしかった。もっともっと食べたかったが、あまりの空腹のため、酒も進んで、抑えないと食べ過ぎる恐れがあったため、早々と帰ることに。
次の店にも行きたかったのもあるので。

メニューがちょっと少ないのが残念。特にお好み焼きのメニューが少なすぎる。もっと色んなトッピングが選べればなと思った。でもそこがこだわりなのかも。
また是非行きたいです。今度はいっぱい食べるぞ。

オススメ度(飲食店評価)・☆☆☆

住所・弘前市本町76-1
電話・0172-32-4877
営業時間・12:00~1:00
定休日・なし
※駐車場なし

第2回ひろさき市民花火の集い

2007-06-16 22:14:53 | お祭り
たった今終了した花火大会。
岩木町と相馬村と弘前市が合併した記念に始まった「ひろさき市民花火の集い」は今年で二回目になります。

去年は仕事で見れなかったため、今年の花火が楽しみだった。
七時から何発か不定期で上がる。偶然にも、打ち上げ位置が家の庭から丸見えであった。

というわけで、庭で飲みながら見ることに。つまみを調達するため、近所の焼き鳥屋「山形屋」に行ったが、かなり混んでた。でも頼んでおく。結局一時間くらいかかった。

普段こんな田舎にはありえないくらい車通りと人通りが多かった。岩木川の河川敷で打ち上げてたため、近所のここら辺は地味に盛り上がった。

七時半くらいから本格的にスタート。でもパラパラと単発。ま、いいとしよう。
リンゴ型の花火は面白いね。とか思ってたらいきなり長いブランク。おそらく河川敷会場では、花嵐桜組がよさこいを踊っていたからだと思う。
その後は三味線と花火のビッグバンコラボ。結構盛り上がってきたらまたもやブレイク。飲みながらだから許す。

なんだかんだで九時ぐらいに。クライマックスなのか連発連発。これはやられたね。何より打ち上げ場所が近所だから迫力満点。デカイ花火の振動が伝わってくる。こだまが跳ね返る。うちの猫は恐くて逃げる始末。それぐらいの大迫力。雷どころではない。
見たことのない凝った花火もあって楽しめた。特にすだれの連発は日本人の琴線に直撃の黄金の雨が降った。

花火の時期としてはちょっと早いかと思うけど、見れて良かった。ここ何年か花火をまともに見れてなかったので嬉しかったです。近所の道路は花火見たさに路駐の列。そしてどこでもモツを焼いてました。
来年は我が家でもモツだね。

財政難の弘前市が頑張ってるイベント。何年も続くことを願います。

劇団四季「夢から醒めた夢」

2007-06-14 12:42:10 | 演劇鑑賞
今日は劇団四季の弘前公演。
市民会館なんて何年ぶりに入っただろうか。以前劇団四季の「コーラスライン」が弘前であったので、観に行こうと思ったらチケット売り切れてて悲しい目にあったので、今回は早めにチケットゲット。

会場に入ると、開演前からサーカス団に扮した団員のパフォーマンスがロビーで行われていた。3mの長足ピエロや楽団で、早くから気分を盛り上げてくれる。
ステージでも開演前から投げ輪のパフォーマンス。会場が暖まった勢いそのままで開演。

原作は赤川次郎の同名小説。上演回数1000回を超えた劇団四季のオリジナルミュージカルである。


ストーリー
主役のピコが夜の遊園地で、不慮の事故で成仏できない幽霊のマコに出会う。母親にもう一度会いたいと願い、ピコとマコは一日だけ入れ替わることに。霊界に行ったピコは様々な死に方をした幽霊たちと出会い・・・。そんな話。

始まっていきなりサーカス団の華やかでダイナミックなパフォーマンスとダンス。すごいなと思っていたら、急に睡魔が襲い掛かる。ここ最近の寝不足と疲れで流れのままに寝る。盛り上がったシーンは起きて見てたけど、静かなシーンは睡魔に勝てず・・・。なんだかんだで第一部終了。

休憩。

第二部からは、夢から醒めたのでじっくり観る。しかし、正直あまり面白くない。ベタベタヒューマニズムのストーリーにうんざり。うんざりを通り越して腹が立つ。それでも客席は大いに盛り上がっていたので、みんなこういうのが好きなのだろうかね。
子供もたくさん会場にいて、ゲラゲラ笑っていた。子供向けにはいいミュージカルだと思うが、大人の私にはちょっときついかな。と思っていたら終了。

最後は役者全員でのダンス&コーラス。これは普通に感動。多勢に無勢。それにはかなわない。

カーテンコールで大喝采。私は普通にパラパラ拍手。かなりのギャップ。満席の客席はミュージカルファンなのか四季ファンなのか。

悪くはなかったけど、作品が好みではなかったかも。今度また何か四季の公演があったら、「キャッツ」や「ライオンキング」などの有名どころは見たいと思うけど、他の作品ならパスしようかと思った。

以前観たKバレエが最高に素晴らしかったので、他のライブ公演が見れないかもと案じたのが現実になってしまった。Kバレエは罪である。でもやっぱり四季は悪くはなかったです。

ダンサー・レッドアンドホワイト/ロバート・ハインデル

2007-06-08 01:24:48 | どうでもいい雑記など
二週間前に青森中三でロバート・ハインデル展に行った事は、当ブログで書いた。その続きです。

実はその三日後にまた観に行った。
目的は二つ。前回は一時間しか作品を見る暇がなく、しかもその半分はトークショウだったから、もっとじっくり観たいと思ったからである。
もう一つは、いい作品があったら購入しようと思ったからである。

展覧会だけど、販売会も兼ねて行っていたので、客は気に入った作品をそのまま購入できるシステムだった。
ほとんど名前も定かでない、画家の展覧会だったが、なんとなく行ったのに、一瞬で虜にされた。
美しさに圧倒された。ほんの短時間だったのにだ。コンサートのついでに行ったのに、もはやこっちの展覧会が主役になった。

その日から三日間考えた。熟考した。何十万もする絵だけど、買っても損はないのではないか?
買ったら一生物になるのではないか?一生どころか代々重宝される家宝になり得るのではないか?
彼の絵をクソみたいな現実に取り込んで、毎日夢のような生活が出来るのではないか?
といろいろ考えた。そして一応結論をだした。もう一度観に行って、お気に入りの作品がまだ誰にも購入されていなかったら買おう。
お気に入りでないにしても、画商のお姉さまの熱意が感じられたら買おうと。
どちらもなかったら、運命の出会いではなかっとして諦めようと。
時間を無理やり作って青森に向かった。

閉店30分前に到着。とりあえず全作品を作品として鑑賞。
すると画商のお姉さまがこの前来てくれてたのを覚えてくれていた。男の客は自分と友人の二人ぐらいだったからね。
その友人が吉田都モデルの絵を買ったとは聞いていた。お姉さまもそのことを伝え、多分友人が自分が絵を購入するかもと伝えたと思われる。売る気満々でアプローチ。
でもとりあえず作品を観たいし、お気に入りの絵が残っているか確認する。

パンフレットに載っていた「フュージョン」という死ぬ間際に描いたシルクスクリーンのバレリーナの動きをあからさまに二重に残像を描いた傑作と、画集にも載っていたバレリーナのストップモーションの佇む姿を描いた版画。その二つが私の琴線に触れた。ちなみにどっちもピンク。

お姉さまにこの二つが気に入っていると伝えると、わざわざ絵を隣り合わせてくれて、椅子を用意して座って見せてくれた。じっくりと見比べる。まさに静と動。対照的なのに共通する鮮やかさと美しさ。

ちなみに熊哲もピンクのハインデルの作品を買ったとか。

迷いに迷っていたので、最後はファーストインプレッションとインスピレーションで決めなさいとお姉さまに助言される。
本当はもっと迷って迷って決めたかったけど、もう閉店時間でした。わかってたけど、パッと決めれるような値段ではないのだよ。
しかし、自分の運命的な直感を信じて「ダンサー・レッド&ホワイト」に決める。買う。

正直金ありません。貧乏です。というわけで、30回ローンにしました。最初の一年は利息なし。助かります。
気になる値段は、イージュウチェーマンゲーセンといったところです。高いけど、激安。

誰でも知っているような超有名画家の作品は億単位だけど、まだそんなに名の広まってない画家の作品というのは以外にこんなものだそうだ。
しかし、ハインデルの価値は低すぎるように思う。こんなに美しいのに。

なんだかんだで閉店を遥かに過ぎてしまった。裏口から帰るように言われる。
迷惑かけたなと思いながらそそくさと逃げるように帰ったので、画商のお姉さま方にはろくに挨拶も出来なかった。この場をかりて感謝します。
こんな素晴らしい機会を与えてくれてありがとうございました。ちなみにお姉さまと言っても、おそらく40代だと思う。にしては、きれいですけどね。

展覧用の額を変えたりで、届くのに二週間もかかり、やっと今日我が家にいらっしゃった。
この日のために、前日から大掃除を決行。絵を飾る環境を整えて待っていた。
そして来た。なんというか、オーラを放っている。無条件に素晴らしい。何より美しい。

いい買い物をした。運命の出会いとは、人ではなかった。クソみたいな日常だけど、家に帰ると愛する絵が待っててくれる。同棲とは、人とではなかった。
というわけで、美しい愛する運命の女が私の部屋に住んでますって事で。

ブランジュリー

2007-06-05 21:41:53 | パン屋
弘前市桔梗野にあるパン屋さん。
おととしぐらいに出来た比較的新しいお店。

食材にこだわり、砂糖は「きびさとう」を使用。水は「還元水」のみを使用。全て無添加です。

オープンキッチンで、主人のパン作りが目の前で見れます。自信と安心から出来たこだわりの作り。

食パンやフランスパン、デニッシュ、惣菜パンなど多数あります。手作りプリンまであるから嬉しいですね。

ハンバーガーなど手作り調理パンもおいしい。

中でもデニッシュ系のパリパリ生地のパンがとてもイケる。
サクサクのミルフィーユみたいな生地がたまりません。

デザート感覚のチーズとフルーツの乗ったデニッシュがおいしかった。

営業時間は8時から6時半まで。昼頃も作りたてが食べれます。

閉店間際はほとんど100円か、それ以下の値引きしてるのでこちらも狙い目。

場所は桔梗野の青森銀行向かい、マンションの一階です。

オススメ度(飲食店評価)・☆☆☆

住所・弘前市桔梗野4-2-1
電話・0172-35-0215
営業時間・8:00~18:30
定休日・日曜日、第1・第3木曜日

つがる温泉

2007-06-02 00:53:06 | 温泉(平川市)
平川市八幡の102号バイパス通りにあるとても大きな温泉施設。
かなり分かりやすい場所にある。駐車場もかなり広いけど、車が結構駐車していて人気のありようを物語っている。
家族風呂もあります。

浴場はかなりの広さ。
まず高温浴槽が二つ。右が大きめのジェットバス。左が少し熱めの浴槽。奥にはサウナ、水風呂、打たせ湯、プール、露天風呂と豊富。

湯の色は少し黄緑。ちょっと滑りがある。

熱めの湯は人気がなく誰も入らず。

バブルバスはとても気持ちよい。

サウナは92度と低温だが、遠赤外線で低温でも内側から体が温まるので、サウナが苦手の人でも安心して入れる。広くて快適。

露天風呂はぬるいし、景色悪い。

広い低温浴槽があると思ったらどうやらプールらしく、ガキがシュノーケルつけて泳いでた。

お湯もほとんど循環みたい。高温浴槽以外は循環だと思う。

狭くて、浴槽も一つか二つしかなくても、やっぱりかけ流しの湯がいいですね。子供からお年寄りまでたくさんのお客さんがいたけど、個人的にはあまり満足はできなかったかな。でも広くて快適であるのは魅力であります。

オススメ度(温泉評価)・☆

泉質・アルカリ性単純温泉
泉温・47.5度(加水・循環・濾過・塩素消毒あり)
効能・神経痛、筋肉痛、関節痛など

料金・300円
施設・家族風呂

住所・平川市八幡崎字松橋20-2
電話・0172-57-4511
営業時間・5:00~22:00
定休日・なし