相変わらず暑いです。昔はこんな日にはよくプール通いしたものです。
「プール」
炎天下の道をてくてくと
電車通りに出て緩やかな坂が見えると
ああ、もう少し頑張ればプールだなぁと
この炎熱ももう少しで水の清涼感に変わるのだと
埃っぽいグランドからの風を受けながら歩いたプールへの道
入り口の建物の影に入ると
ひんやりとしてそこはもうプールの序
歓声と塩素臭
もう少しで自分もその一員になれるのだと
切符を求めながら一息二息
更衣室への階段を上るのさえもどかしく
衣服を脱いでホッと一息
体操、足を洗って、シャワーと共にプールに浸る水の冷の心地よさ
炎天下、夏のプールの冷に潜り込む安堵感