20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
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ピンクリボン運動

2008年08月07日 | Weblog
 7月29日、母が亡くなった日の午前中。
 予約してあった健康診断の、超音波と視・触診での乳ガン検査を受けてきました。
 触診での検査は受けたことがありますが、こうした本格的な検査ははじめてでした。
「ピンクリボン運動」といって、乳ガン検査が叫ばれていますが、日ごろ体調がいいときは、こうした婦人科の検査はなんとなく敷居の高いものです。
 でもきちんと検査をして、早めに治療する大切さを、あらゆるメディアの情報から私たちは知っています。
 そんなわけで、きちんとした検査を受けようと決意して予約を入れました。
 友人たちからマンモグラフィーでの検査は「すっごく痛い」と聞いていたので、エコーと触診の病院を探しました。
 エコーはぜんぜん痛くなく、検査時間も10分か20分程度です。
 腹部エコーと一緒で、気軽に受けられる検査方法だと思いました。
 でもほんとうは、マンモグラフィーとエコーを併用するのが完璧な検査方法のようです。マンモグラフィーとエコーにはそれぞれ利点と弱点があるようです。
 ですからベストなのは、一年おきにマンモグラフィーとエコーを交互に行うことだそうです。
 
 今や、予防医療の時代です。
 大正生まれの母たちの時代には、「ピンクリボン運動」なんて言葉はもちろんありませんでした。母も骨粗鬆症ではありましたが、そのほかの病気は持っていなかったようです。
 けれどこういった運動が広まるということは、食生活や生活習慣などから、人間の体が急速な変化を遂げていることだけは間違いないようです。
 そのために医療格差はますます広がり、『日経ヘルス』などを読むと、美容のアンチエイジングではなく、体のアンチエイジングのための(例えば癌予防などのためにひと月7~8万円かけて、すでにアメリカなどで、強力な抗酸化作用として承認されている高濃度ビタミンC点滴を受けたり)などの治療をはじめた医療機関が次々と開設されているようです。
 我々庶民は、せめて検査くらいは受けて、自分の身を守りたいものです。
コメント
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