20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
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「初秋」

2008年08月21日 | Weblog
 タイトルに「初秋」と書きましたが、今日の書き込みは早川書房から出ているロバート・パーカーの、私立探偵スペンサー・シリーズの傑作、『初秋』についての書評ではありません。
 でも反射的にパーカーを思い浮かべるなんて、我ながら、なかなかいいセンスかもと、自画自賛に興じ書き込みながらニタリとしています。

 このところ、日暮れが早くなりました。
 昨日、帰宅して慌ただしく洗濯物をとりこんでいたら、飛行機雲が青い空に、ぐんぐんと真っ白な線を描いていました。
「明日はきっと、雨」
 飛行機雲を見かけた翌日は、必ずといっていいほど雨です。
 案の定、夕方には雨になりそうです。
 
 気がつけば朝晩はもう、すっかり初秋です。
 季節のうつろいというのは、おかしいくらい生真面目にやってきます。
 それにしても初秋の夕暮れの雨は、うるさかった蝉たちのざわめきも静め、なぜかだれもいない海にぽつんと放り出されてしまったようで、いつも、もの悲しい気持ちがしてきます。
 夏のおわりが近づいています。
コメント
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