20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
毎日更新。児童文学情報・日々の暮らし・超高層からの眺望などニュース満載。

漢方薬

2008年08月28日 | Weblog
 日ごろ愛飲しているツムラの「補中益気湯」を処方していただくため、今日は、飯田橋にある「こころとからだの元気プラザ」の漢方外来へ診察にいってきました。
 三ヶ月に一回くらいの割合で、数年前からこちらのクリニックにお世話になっています。
 このクリニックで漢方を担当してくださっているのは、日本漢方医学研究所附属日中友好会館クリニックの所長をしていらした関直樹先生です。 

 どこかが病気というわけではありませんが、数年前から私は、この補中益気湯をひどく気に入っているのです。証でいったら虚証向けのこの漢方薬は、とても私の体に合っているようです。これとビタミンCとビタミンB12を併せて飲んでいると、まさに疲れ知らずです。ひどい風邪もここ1~2年、ひいたことがありません。
 補中益気湯は「補気剤」といって、体に不足する血液や水、エネルギーを補う薬で、補剤の王者と言われています。
 漢方の基礎研究では、補中益気湯と、十全大補湯は、ガン細胞をやっつけるナチュラルキラー細胞やT細胞などの働きを増強する作用が認められていると、漢方の専門書に書いてあります。いわゆる免疫力をアップさせてNK細胞を活性化させるというのです。
 
 私があちこちで、そんな本からの受け売りの話をするものですから、ある時、友人の画家、M月さんが補中益気湯のことを聞いてきました。そしてその足で病院にいらしたそうです。 
 ところが先生は、「あなたには補中益気湯は合わない」とおっしゃって、別の漢方薬を処方してくださったそうです。
 こんな風にその人の体によって、合う合わないがあるので、安易に補中益気湯が良いなんて言いふらすのは禁句だと、その時、痛感しました。
 それになんといっても薬です。漢方薬といえども副作用だってあるでしょう。
 にもかかわらず、まだ胸のどこかで「ゆるやかで、すっごくいい漢方薬なんだけどな」と誰かに教えたい病がじゅくじゅくと疼いていて、気がつくとblogにまた、こんなことを書いています。
 
 この年になってもなお、堪え性がなく、学んでも、学んでも大人になりきれません。
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする