20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
毎日更新。児童文学情報・日々の暮らし・超高層からの眺望などニュース満載。

夏の空

2008年08月09日 | Weblog
 仕事部屋から見上げた、夏の空です。
 ベランダの手すりにかかったベコニアが、風にふかれています。
 このところ東京では積乱雲が発生しやすく、夕方になると遠くの空からごろごろと雷の音が聞こえてきます。
 もくもくと沸きあがる夏雲を見ていると、今日もまた・・・、と思ってしまうくらい。

 夕立ちという、風情ある言葉とはほど遠い、ちかごろのスコール(むかし夫がシンガポールに赴任していた頃、たびたび遭遇した東南アジア特有の雨)みたいな豪雨は、暑さで焼け焦げたコンクリートをたたきつけ、濁流を流していきます。
 このごろの日本ってなんだかおかしいです。立秋といえばたしかに一年で一番暑い季節ではあります。でもかつては朝夕には涼風がさざめき、秋の気配を感じたものです。
 立秋をすぎ、暑さの勢いは日に日にパワーアップしていて、まるで亜熱帯のように暑くて湿気を帯びた空気があたりを覆っています。
 先日タイに赴任している夫の会社の人が一時帰国し、「4~5年前は明らかにタイの方が暑かったのに、いまは東京のほうが暑い」と話していたと聞きました。
 東南アジアの国より暑い国、日本、っていったいなんなのでしょう。

 井上陽水の『傘がない』や『少年時代』の、あの頃の日本がなつかしいような気がします。 
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする