一年間、毎月、毎月、4冊の本を書評に書いた「子ども図書館」の私の担当が、先日お送りした来年の3月号で、やっと終了です。
本を読み、選書し、書評を書く。
体力のいる仕事でした。
でもすごくたくさんの本を読めました。
出版社の編集者の皆さん、いつもたくさん、新刊をお送りくださって、ありがとうございました。
作家の皆さんも、ありがとうございました。
本当に助かりました。
年間、こんなにたくさんの児童書が、巷に出ているのです。
足の踏み場もないくらい、山積みの本に埋まっている仕事部屋。
その本たちの裏には、作家たちの、血の滲むような努力が込められています。
でも、毎年、こんなにたくさんの児童書が出版されているのだということを、本の山を見て、リアルに感じることもできました。
売れる本。2~3年で消えていく本。作家たちを悩ますところです。
毎月4冊の書評を書く仕事からは、たくさんの勉強をさせていただきました。
また『女の子たちのぼうけん』シリーズの3巻も、岩崎書店から、来年1月に刊行です。
表紙絵を描いてくださる画家さんの絵の進捗状況で、順番が、1巻からではありませんが。
それもたくさんの作家の皆さんにご協力いただきました。
わたしは、一応、ひっそり監修という形で、関わらせていただき(自分でも1篇、書きましたが)作家の皆さんのお原稿を読ませていただいては、手直しをお願いしたりしました。
また、多くのアンソロジーとの差別化を図るための、文章を挟み込んだり、細かい細工をしたり、楽しい作業でした。
岩崎書店の島岡さんには、本当に細やかにご配慮いただきました。
予約がそろそろ始まっているようです。
こちらも、先日、最後に出版の巻の、表紙絵も決まり、全てわたしの手は離れました。
どうぞよろしくお願いいたします。
「飛ぶ教室」の書評の仕事も、また刺激的です。
「飛ぶ教室」でのメインの書評を書くのは、いつも書き手として、読み手として、勝負の時間です。
切り口をどうするか、その切り口から、何を発見していくか。
そんなことを、全くジャンルの違う本から刺激を受け、突きつめていく。
それはそれは、面白い作業です。
読書タイムは、お行儀悪く、写真のサロンのお炬燵に、Yogiboに寝転んで読んでいます。
至福のひと時でもありますが、「これ!」という本と出会えたときは、思わず起き上がり・・・。熊のようにうろうろします。
さて、どうするか。
そして仕事部屋に飛んでいって、書棚から関係しそうな、別ジャンルの本を取り出します。
来年も、そんな刺激的な本に出会えることを、楽しみにしつつ・・。
今年の仕事は、ひとまず終えました。