依頼を受け、この四月号から「女性のひろば」の「子ども図書館」というコーナーに、毎月、4篇の作品の書評を書いています。
月刊紙で月4万部発行と聞きましたが、いや、すごい。
内容の密度が濃いです。
それで定価は316円。
先日、もう五月号が届きましたが、メインテーマが「シリーズ学校が大変だ!1人1台、タブレットがやってきた」です。
家にパソコンのない家もあるはずです。
でも教科書が、すべて電子タブレット化するわけですから、それを子どもたちはどう使えばいいのか。
インターネット環境のない、家庭に対し、その通信費は各々家庭持ちといいます。
それを自治体によっては、困窮家庭が、このコロナ下で、増えているわけですから、通信費支援を訴えたり、運動したりして、結局、多少の負担は強いられるとか。
そうした細かい、教科書タブレットについての疑問点なども書かれています。
他にも盛り沢山。
書き手も様々な人です。
日本ペンクラブの松本侑子さんなども、エッセイを連載で書いています。
かなり読み応えがあります。
それで、316円。月4万部発行の理由が分かります。
ちなみに、私は四月号には
「おむすびころりん はっけよい!」(森くま堂作・ひろかわさえこ絵・偕成社)
「おねえちゃんって、きょうもやきもき!」(いとうみく作・つじむらあゆこ絵・岩崎書店)
「とどけ、サルハシ!」(葦原かも作・石川えりこ絵・小峰書店)
「ココロ屋 つむぎのなやみ」(梨屋アリエ作・菅野由貴子絵・文研出版)
この4点を。
五月号には、
「ねこになっちゃった」(角野栄子作・よしむらめぐみ絵・小学館)
「あるヘラジカの物語」(星野道夫原案・鈴木まもる文と絵・あすなろ書房)
「俳句ステップ!」(おおぎやなぎちか作・イシヤマアズサ絵・佼成出版社)
「サード・プレイス」(ささきあり作・酒井以絵・フレーベル館)
この4冊をご紹介しています。
もう六月号のゲラが、昨日届きました。
そして、七月号に取り上げる書評の書名もすでにお伝えしてあり、数日中には原稿を添付でお送りいたします。
六月号は、五月の初めに、七月号は六月の初めに出版です。
月刊紙というのは、編集者の皆さんも日々、次々と企画や取材や、原稿依頼、そして、その整理に追われ、大変そうです。
私も毎月、目まぐるしく本を読んで、書評を書いて、また、次のラインナップについて考えています。
夏の終わりには「飛ぶ教室」の書評もあります。
「飛ぶ教室」は、私は児童書担当です。
絵本担当は、松田素子さんです。
YA担当は、岡田貴久子さん。
大人の本担当は、穂村弘さんです。
児童書から、メイン1作。短評3作。そこに取り上げたいご本を、別にしたりしながら、あれこれ考えています。
でも、いつも、たくさん、新刊をご恵贈いただいているので、本当にありがたく助かっています。
そうそう、私自身は、書評家みたいな仕事が多くなっていますが。
7月末締め切りの、15人で執筆する、3巻の原稿もあります。
もうしばらくしましたら、ご執筆いただく皆さまに、再度、以前、お送りした詳細を添付します。
日々の時間が流れるのが、早く、お願いしたのが、もう一年近く前。
売れっ子作家の皆さんは、お忘れになっているかもしれません。
よろしくお願いいたします。