毎年秋の公民館文化祭には婦人会や少連なども参加して協力する。
日用品即売会は婦人会の役員さんが各戸を回って集めた物を校下の皆さんに買っていただく。
品物がたくさん集まってきたので、きのう今日の作業は、すべてばらして台の上に並べる。
立ってする作業や荷物を上げ下げする仕事は私には苦手だ。
ワァワァ言いながら、私に合った作業が見つかった。
ペタンと床に座って次から次へと出てくるボール箱や詰め物のビニールを分けて行く作業だ。
みんなポンポン放ってくれる箱を広げて重ね、ひもで縛る。
種類別に分かれた品物に、今度はシールを張ったり値札を付けたりする。
明日はそれに値段を入れるのです。 みんな相談しながら結局は”独断と偏見”で値段をつけていく。
時にはブランド物もあり、目が肥えて居なくては出来ないと言ってそんな品物はみんな敬遠する。
『こりゃぁいいなぁ』と思う品物はは当日順番をついて待ち受けた人たちが上手に買っていってくれる。
係りが欲しいと思ってもそんなものはもうとっくに残っていない。
身体さえ合えばとても上等なコートなどあってそれがちょうど買えた人はみんなに 「良く似合うよ」 などと言われてファッションショーをする。
みんな和気あいあいだ。
沢山の人の手を煩わせて地域の活動は成り立つのです。
そんなわけで今日の一枚はいっぱい集まった愛の品物
ところで今日の黛まどかの「俳句でエール!」No.216
いいなぁ。とっても≪同感≫したから書いておきます。
鰯雲人に告ぐべきことならず
加藤楸邨(かとう しゅうそん)
<季語/鰯雲・季節/秋>
日々の生活の中で、悩みが一つもない人などいないことでしょう。誰かに打ち明けたい、聞いてもらいたい…あれこれと思い巡らしながら、空を見上げた作者。空には一面に鰯雲(いわしぐも)が広がっています。やがてもう一人の自分がつぶやきます。自分一人の胸に収めよう。所詮(しょせん)人にはわからないことなのだから。
自分を律するような諭すような一句。どんなに辛い時にも、目線を上げて胸を張って生きていかなくてはいけないと、教えてくれています。
(C)2007黛まどか