今日二人で真剣に見たテレビ番組は、NHKの「病院ラジオ」と言う番組です。お笑の≪サンドウイチマン≫の御二人が、箱詰めの機械と看板を持って病院の中の片隅のブースの中で病院内にだけ聞こえるラジオ放送をする番組です。
今回の病院は「神奈川リハビリテーション病院」へ向かって走る車の中から始まります。次々とブースへやってくるのは病気の本人だったり、付き添いの母親だったり、病気を克服してのご夫婦だったりです。
克服と言っても重篤な病気を発しての後遺症との戦いですから軽々しいものではありません。高次脳機能障害のヴァイオリニストは暗譜することが出来ません。演奏し終わっても完全に弾けたかどうかも自分では確認できません。
転んで頸椎から下は動かなくても唇でマウスを動かしパソコンを駆使して居るのだそうで「マウスでマウスを・・」かぁ~と笑っています。
子供さんが下肢麻痺をトレーニングをする時は「私は鬼になります」という母親はふとしたサンドイッチマンさんの一言でそれまでこらえていた感情がこらえきれずに涙になって溢れます。それらは家族の方も廊下などでイヤフォンで聞いてるのです。
思わずもらい泣きをしてしまいます。
最後の方にリハビリに励む何人かの姿が映されます。
見終わって二人して大きなため息をつきました。
午後は「徹子の部屋」を見ます。ゲストは「小脳出血と脳梗塞」から復活された加山雄三さんでした。
これも発病時の様子からリハビリの頑張った話をされこれも最後はサプライズゲストと一緒に昔と変わらない声で「旅人よ」を歌われました。きっとこうなるまでには強い意志でリハビリをされたのだと思います。「辛くても自分がやらなきゃどうにもならないのだ」という言葉が強く胸に刺さります。
楽しい録画番組を二人で見ていたら娘が今日の夕飯を持ってきてくれました。まだほの暖かさの残るおかずを並べて急いで帰って行きましたが丁度5時です。今日は二人そろって5時晩御飯でした。昨日お父さんが釣ってきたというアユも並びます。
ゆっくりできる3連休をしっかり私の為につぶしてしまって申し訳のないことをしました。