葉山の四季

葉山の四季をお伝えしたいと思います。

寅次郎のわが道は?

2022-03-06 22:47:00 | 私の寅さん

寅次郎も奈々子もわが道をゆく



向かうべきわが道を描いた年頃からの歳月、
(以下太字は佐藤利明著『みんなの寅さん』258頁)

 さくらは、奈々子同様「レビューに憧れたり、歌手になりたいと思ったり」、おいちゃんは「満州で馬賊になるつもり」で、おばちゃんは「日本橋の大きな呉服屋さんのおかみさん」、博は「学者になりたかった」けど「裏の工場の職工留まり」と、皆でどっと笑います。傑作なのはタコ社長。「弁護士になりたかった」と、およそ似つかわしくないことを言います。
 「みんなこういうふうに、若い頃の夢とはほど遠い現実生活を営んでるわけだ。」寅さんがまとめようとしますが、結局、奈々子と少年時代からテキ屋に憧れていた寅さんだけが、「子供の頃の夢」を実現させている、と大笑いとなります。

続けて、

 実は、これが第二十一作のテーマでもあります。さくらはレビューに憧れて、学校の成績も良く、誰もが羨む憧れの存在でした。奈々子はそのさくらにコンプレックスを抱きながら、頑張って、SKDのトップとなったのです。一方のさくらは、寅さん曰くの「しがない職工の女房」となりましたが、一粒種の満男と博と、幸せな日々を過ごしています。

 kaeruも「わが道」を行きます、いや「われらの道」と言うべきでしょう。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

寅次郎と殿様と……

2022-02-20 22:32:00 | 私の寅さん

昨夜は「寅次郎と殿様と……」とつぶやきまして、このあと鞠子と続けようかと思いつつ眠くなったのでしょう、眠ってしまいました。そして今夜はです、大河ドラマを観たら「寅次郎と殿様と鎌倉殿」となるでしょう。
 
昨日のままでしたら、アラカンとかのり平という名前だけで寅さんがどう絡むのか、これを観ずして眠れないとなるわけで、観たから眠くなったのかもしれません。しかしこの映画が封切られたのは1977年、1903年生まれのアラカンこと嵐寛寿郎さん74歳、亡くなられたのは映画上映三年後1980年77歳で、それから40年以上経った現代です。三木のり平さんは映画上映の年に53歳、没年は1999年で74歳で亡くなっています、お二人を知る人ぞ知る、知らない人が多くなって当然です。
 
こうなると寅さんこと渥美清こと田所康雄さん、1928年生〜1996年没68歳でした。あらためて寅次郎の映像人生の長さを感じ入ります、映画「男はつらいよ」の第1作は1969年ですがその前身のテレビドラマ「男はつらいよ」は前年半年間放映されました。その最終回で寅次郎がハブに噛まれて死んでしまうのですが、これに対して視聴者からの抗議の声(山田監督「終わるのは仕方がないが、寅を殺してしまとは何事だ、許せない、というような」)が殺到して、ならば映画でということになったのです。
 
こうつぶやいてくると、第19作はアラカンとのり平を迎えての寅さんですから、マドンナ堤鞠子(真野響子)の出番が薄目になったという評価に対してやむを得ない、とつぶやかざるをえません。
 
さて今夜の「鎌倉殿」ですが、山場は、
(NHK出版大河ドラマガイド『鎌倉殿の13人』から)
 
 


詳しくはこちらで、
なお『吾妻鏡』の該当頁です、
 






 
 
 
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

人を喰う鮫、 人間社会の鮫

2022-02-05 23:55:55 | 私の寅さん

「男はつらいよ 第17作 寅次郎夕焼け小焼け」はリリー登場の諸作品と同じくらい好きです。ラストの印象で言えば一番好き❗️という感じです。

この牡丹の絵、

写真やセリフは「バリ島 吉川孝昭のギャラリー内」からです、

この作品に限らず「男はつらいよ」全作品について吉川さんの紹介解説をご覧下さい。

http://www.yoshikawatakaaki.com/lang-jap/17saku.htm

 

もう一つ気になったのは鬼頭という悪党、「男はつらいよ」全作品に悪人と言える人間は彼くらいではないでしょうか。ぼたんから200万円を騙して借り、その返済を求めるぼたんとタコ社長に、こんなセリフを、

この鬼頭という名を目にして私の記憶にある人物の名と繋がりました、

Wikiによってみると、

この映画が封切りされたのは1976年の7月で、時期的に重なっています。

そこで映画冒頭の人喰い鮫、

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

kaeru立志篇 朝に道を聞かば夕べに死すとも可なり

2022-01-29 21:27:00 | 私の寅さん
朝と夕べの間を昼という、この日々かなり夕べに近いが未だ昼であり、聞き得た道を歩むことが出来よう。
 
 
 
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「男はつらいよ 寅次郎相合い傘」を観た夜……、

2022-01-22 23:59:00 | 私の寅さん
これを観ました。
前編  


後編





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

寅さんの子守唄

2022-01-15 22:51:00 | 私の寅さん
今日は今年になってはじめて本格的な外出。欲しい本があってこの辺の書店にはなく藤沢のジュンク堂に出かけて来ました。久しぶりの大型書店でしたので、あちらを見こちらに立ちで時間を過ごし外に出たら暗くなっています。出がけに病み上りなのだから寒くならないうちに帰宅すること、と厳命を受けていたのでSMSで「ずーと足元の明るい所で寒さ知らずでいます」と一報を入れて無事に戻りました。

そのあとはテレビで「男はつらいよ 第14作 寅次郎子守唄」、今回は十朱幸代扮す看護婦さん、病みあがりには強すぎもせず弱すぎもせずのアイドルでした。それにしても「男はつらいよ 寅次郎子守唄」ってタイトルだが、渥美清扮する寅さんの子守唄が聴けませんでした。

赤児を背負ってヨロヨロしてとても子守唄など喉からでる状況ではない姿で九州から柴又までたどり着いたわけだから、子守唄など聴かせる場面はなかったのです。どこかで、落ち着いた寅さんが背の赤児でもいいし掛け布団から顔を覗かしている赤児にでも子守唄を聴かせる場面を見たかった。そんなとき、そばにいるさくらに「お袋がな、お前を寝かせようとして子守唄を歌っていたのを俺は見ていたような気がするよ」などと言う。

さて明日はWiFiとプリンターの接続に成功しなければ、寅さんが合唱団の大川団長と看護婦木谷京子を結びつけた様に……。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

男はつらいよー寅次郎夕焼け小焼け

2020-07-25 22:43:33 | 私の寅さん

http://www.yoshikawatakaaki.com/lang-jap/17saku.htm

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

男はつらいよー御前様ってこんな方

2020-06-02 23:13:01 | 私の寅さん

 

「男はつらいよ」全50作さんぽ~ボクたちはまだ御前様をしらない|さんたつ by 散歩の達人

この人無くして柴又帝釈天の参道界わいは語れない。いや、語っちゃいけない。そう、帝釈天題経寺の住職・御前様だ。第1~45作中、ポッと登場し、味...

さんたつ by 散歩の達人

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「男はつらいよ 寅次郎恋歌」 幻の源ちゃんシーン

2020-05-23 22:04:23 | 私の寅さん

第八作「寅次郎恋歌」の ポスターに名前がありますが映画に出演していない人がいました。クランクインの直前に交通事故で入院した佐藤蛾次郎さんです。蛾次郎さんはこの作品以外の全作品に出ているのです。

いつも使わせてもらっている佐藤利明さんの『みんなの寅さん』にシナリオの準備稿から「幻は源ちゃん登場シ―ン」が紹介されていますので、その部分を。

(シナリオのお貴さんとはマドンナ役の池内淳子扮する喫茶「ローク」の経営者、女手ひとつで小3の学を育てている)

#65山門裏

源公、見るからに悪そうな少年を二人前にして寅の真似をして見せている。

源公「またお逢いしましたね‥‥‥‥お笑い下さいまし、この馬鹿な寅は、こないだお逢いしてよりず―っとあなたのことを、お慕い申しておりました‥‥‥‥お貴さん‥‥‥‥」

と振りかえると寅が学を従えて立っている。源公、逃げるに逃げられず真蒼になる。

寅「よう、源ちゃんよ、一寸きな」

と残忍な笑顔をうかべる。

#66「ロ―ク」

もう夕方である。客はいない。仕事の合間の一段落を、スタンドの客席に腰を下ろして一息ついている貴子。その表情に疲労の色が濃い。すぐ近くの寺の鐘がゴ―ンゴ―ンと懐しい音を響かせ始める。

#67鐘楼

夕焼け空を背景に鐘が鳴っている。しかし、よく見ると鐘をついているのは寅である。そして鐘の下から源公の脚が出てバタバタ逃げ出そうともがいている。それを蹴とばしておどかしては物凄い形相で力一杯関係をつく寅。鐘の中で悲鳴をあげ泣いている源公。学と友達二人がびっくりして見上げいる。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今夜は第八作「男はつらいよ 寅次郎恋歌」ですが、その前に‥‥

2020-05-23 11:38:54 | 私の寅さん

 

「男はつらいよ」キャストや山田洋次が思い出語る、特典映像のダイジェスト公開(動画あり)

「男はつらいよ お帰り 寅さん」のBlu-ray / DVDが7月8日に発売。このたび豪華版に収録される特典映像より、インタビュー集とイベン...

映画ナタリー

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする