木曜日の「てんがらもんラジオ」のこともあって、この記事に目が止りました。
≪いま、「ラジオ」がピンチです。~盛り返す秘策はあるのでしょうか。≫という
書き出しが気になります。これは若手ラジオ製作者の研修会の取材記事です。
記事の終わりの部分で、「ラジオに将来はありますか?」。参加者の問いへの
答えとして、≪テレビが大都市だとしたらラジオは里山。パーソナリティーを中
心にしたリスナーとのつながりは、テレビでは絶対にまねができない。無縁
社会といわれ、若者もネットでつながりを求める時代、ラジオの果たす役割は大
きくなると思います。≫(太字はkaeru)
テレビにないラジオの魅力とは、何でしょうか。
テレビアナから文化放送のパーソナリティーになった福井謙二さんの感想。
≪テレビはカメラに向かってキャッチボールしますが、ラジオは(番組相方の)水谷
さんと向かい合(う)。会話の中にリスナーがいるラジオの近さにショックをうけまし
たね。
リスナーから 「消費税が10%に上がると困る」 というメールを頂いた時、私は何
気なく 「欧米だってすごい消費税だから」 と口走ったんです。 後で「あなたは税金
に対してどういう気持ちがあるんだ」 と反論がきました。 ~ 庶民感覚を常に押えて
いかないといけないと気付きました。≫
この記事では、ラジオとインターネットによる視聴者との関係、視聴者とブログでの
交流などについて触れておりません。 「てんがらもん」 の魅力のひとつがそこにある
ことは明らかです。 この自分の魅力を鏡に映し確認し、さらに強くしていく作業にどう
取り組んでいくか、2時間枠になって半年を経ようとしている 「てんがらもんラジオ」の
挑戦です。