一年数ヶ月ぶりに句会に参加してきました。
俳句の二つの世界。 2014-08-04 で紹介したKS句会です。
メンバーは7人ですが、ひとり欠席でした。
句会に参加するに、前もって詠みこむべき「題」(当季の季語)が与えらて
いますが、今日はそれをすっかり忘れていて当季雑詠として五句出しました。
以前と違っていたのは、それ以外にその場で各自が詠み込むべき漢字一字
(季語に関係なく)を出題することで、即詠の力が試されることです。
句会の大切さは、自分の句は参加者にどう評価されるかだけでなく、自分
でどう推敲すればいいかが分かってくることでしょう。
今日のkaeruの出句10句のうち、句会掲示版の提示用句にした五句の
最初の形と推敲後の形を記しておきます。(⇒ 推敲句)
最初 鉄塔の雲離れゆき月見ゆる ⇒ 月影や鉄塔の雲離れゆく
刈り込めば一草の影大西日 ⇒ 刈り残す一草の影大西日
雨あがり子の手に触れる秋のバラ ⇒ 秋バラの花びら子の手に雨あがる
まどろみは黄金色なり秋の朝 ⇒ まどろみつ黄金色なる秋の朝
花野行くさらに山ゆくひとりかな ⇒ (そのまま)
(花野は秋の野原に咲き乱れる花の景です)