一昨日『資本論』との関係で柄にもなく恐慌のことを書いたのですが、昨日買った雑誌「前衛」に、
この論稿があり、これは有り難い、復習になると思い目を通しはじめました。もしこの記事が先月号でしたらおそらく頁をめくって終わりだったでしょう。金融恐慌にも資本論にも関心がありますから、パラパラめくりながらも何を言っているのか? やはり分からない、と思いつつめくり終わるだったでしょう。
今回は、まだめくり終わる段階までいっていません、少なくても読み進めつつ頁をめくる水準にはなっています。とはいえ微熱込みに脳味噌ではとてもこなしきれないのです。ともかく一番最後の部分を手掛かりに読みきろうとは思います。
最後の8行分、
「当然のことながら、マルクスは、現代の国際金融危機=世界的大恐慌を予測していたわけではない。それにもかかわらず、それを理解するにあたり、これほどまでの示唆を与えていたわけである。やはり、マルクスは偉大であったとしか表現しようがない。同時に、『資本論』第1巻の刊行150周年を迎える今日、現代資本主義の分析のためにも、まだまだ『資本論』から学ぶべき点の多いことが再確認されるべきであろう。」
要はこの論稿を通じて「現代の金融危機」を理解するうえで、『資本論』がどういう「示唆を与えていた」かが理解できたか、が問われているわけです。それはこういうことです、と書き記すことができれば『資本論』第3部第5篇第30章31章の復習が出来た、と言えるのでしょうが、果たして書き記すことが出来るのか?
挑戦してみましょう。