葉山の四季

葉山の四季をお伝えしたいと思います。

10年前の今日の読売新聞の掲載ー不破哲三「時代の証言」おわり

2020-12-11 23:39:40 | kaeruの『資本論』

 この本(中央公論社刊 不破哲三『不破哲三 時代の証言』2011年3月刊)の「まえがき」に、「この本をつくるきっかけになったのは、二〇一〇年五月、読売新聞社からの、同紙掲載の「時代の証言者」の一人になってくれ、との申し込みでした」とあります。

 掲載された記事はこちら、右の11 日付で29(回)の末に(おわり)とあります。その前々回の27(8日付)の最後の部分に、

「私自身の理論研究では、国会議員や党の書記局長、委員長、議長を務めていた時期に比べると、少し余裕ができたので、いろいろな主題が浮かんでいます。

 一つはスターリンの大国主義の歴史。ソ連時代の資料が広範に出てきたので、それを活用して戦前・戦後の歴史を追跡したい。

 もう一つはマルクスの「資本論」の形成史です。以前、「恐慌」論を中心に取り組みましたが、その完結編を書きたい。理論の研究にきりがないのです。」と記されています。

このことは以前もつぶやきました。

OGPイメージ

不破哲三さんの二大研究テーマ。 - kaeruのつぶやき

まず今日の「しんぶん赤旗」です、この1ページに不破哲三さんの二つの大きな研究テーマの研究実績が示されています。その二大テーマとは、ここに触れ...

不破哲三さんの二大研究テーマ。 - kaeruのつぶやき

 

 スターリンの大国主義については『スターリン秘史』として全六巻にまとめられました。

 もう一つの大テーマ・『資本論』形成史研究は『新版 資本論』全12分冊に結実しています。12分冊中7分冊までで第一部と第二部が発行され、先月第三部5分冊の第一分冊目が出されていました。

 昨年9月刊の第一冊目から読み通しをはじめて、7分冊目まで目を通し終わったので先日8分冊目を入手、読みだしました。読むといっても文字を追って目を通すので精一杯、第一部は以前にもそれなりに読んでいたので、ある程度筋を追いながらという感じでしたが、第二部に入ると目は文字を追うけれど脳に入ってこない、それでも以前とは違うのは不破さんの第二部への評価が頭にあったことです。

 不破さんは、「『資本論』全体の組み立てからいうと、第二部は、実務的な、無味乾燥な部分などでは決してないのです。ドラマ性という点でも、むしろ、『資本論』全巻のなかで、もっともドラマ性に富んだ巻」と評しています。それを頭に置いて読み進めると、数式の連続もドラマの一局面かと思えてくるのでした。

 第三部も不破さんの諸著書を杖と頼み、読みすすめられたらと思います。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「しんぶん赤旗」見聞読 志位委員長会見 2020.12.10

2020-12-11 12:04:18 | kaeruの「しんぶん赤旗」

 

政府が75歳以上、窓口2割負担増へ

#志位和夫 委員長会見

youtube#video

 

血も涙もない冷酷政治

75歳以上医療費 2割負担

撤回求め、たたかいぬく

志位委員長が会見

 日本共産党の志位和夫委員長は10日、国会内で記者会見し、政府・与党が75歳以上の医療費の窓口負担を単身世帯で年金収入200万円以上を対象に現行の1割から2割に引き上げる方針を決めたことについて、「約370万人の方々の窓口負担が一気に2倍になる。わが党は断固反対し、撤回を求めて、たたかいぬきたい」と述べました。


写真

(写真)記者会見する志位和夫委員長=10日、国会内

 志位氏は「高齢者の受診控えを深刻にする」と批判し、「現行の1割負担でも医療費の窓口負担が心配で、受診控えが起こり、その結果、重篤な病気や手遅れになってしまう例が後を絶たず、社会問題となっている」ことを指摘。そのうえ、新型コロナウイルス感染症による受診控えが重なり、二重の意味で受診控えが起こっているとして、「社会全体でいかに高齢者の命と健康を守っていくのかということに取り組んでいるさなかに、受診控えに追い打ちをかけるような政策を決めるのは、血も涙もない冷酷な政治といわなければならない」と批判しました。

 そのうえで志位氏は、政府が2割負担の導入を「現役世代の負担軽減のため」と説明していることについて「全く成り立たない詭弁(きべん)だ」と批判。後期高齢者医療制度を導入した際、高齢者の医療費のうち45%が国庫負担だったものを35%に切り下げ、それを現役世代に肩代わりさせるとともに高齢者自身の負担に転換する仕掛けをつくったとして、「後期高齢者医療制度は、国庫負担=公助を減らし、現役世代に肩代わり=共助に頼らせる。そして、高齢者自身の負担=自助に求める。この矛盾がいま噴き出している。公助=国庫負担を引き上げ元に戻すことが唯一の解決策だ」と述べました。

 さらに志位氏は、1割負担を維持するのに必要な国費負担はわずか880億円だとして、「政治の姿勢一つで財源はつくれる」と指摘。この問題は、お年寄りだけの問題ではなく全国民の問題だと述べ、「撤回を求める国民的な運動を起こしていきたい」と決意を表明しました。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2020年12月11日(金)の「しんぶん赤旗」

2020-12-11 10:12:10 | kaeruの「しんぶん赤旗」

2020年12月11日(金)

こちらをクリックしてください、

https://www.jcp.or.jp/akahata/aik20/2020-12-11/index.html

 

主張潮流

https://www.jcp.or.jp/akahata/web_daily/html/column.htm

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする