今日記録しておくことはこれでしょう。
6月1日に新名人になった藤井棋聖が、5日ベトナムのダナンで挑戦者佐々木七段と棋聖戦に臨んでいます。このタイトル戦の元祖ともいえる天野宗歩について、以前つぶやきました。
こちらです、
これは宗歩の譜面でこの1八角は「遠見の角は好手なり」という将棋格言にもなっているそうです。
全体はこちら、 天野宗歩
藤井7冠は、昨年の2月は五冠でした、今年の3月棋王そして先日名人、いずれも渡辺棋士との勝負でした。この名人振りを目にして私の僅かな覚えの将棋士の中から、2人の名前が浮かんで来ます。先にあげた天野宗歩は江戸時代の人です、
あらためてWikipediaで、
もう一人が関口慎吾六段(贈七段)です。この人についても以前少し触れました。
このなかで「つぶやき」を続けるために「関係の分を借りてくる」と言っているのですが、町の図書館では保存期間が過ぎていて、他の図書館から取り寄せるとのこと。2週間ほどかかり「将棋世界」2冊借りました。手元にあったのが2018年12月号でしたのでその前後の号です。
将棋士としての関口慎吾についてWikiでも 関口慎吾 - Wikipedia ある程度分かりますが「将棋世界」での連載を通じて、この時代の若い将棋士の置かれた状況を知る事が大切だと思ったのです。
書き手の渡辺大助氏がこう言われています。
「伸び盛りの棋士が思う存分、盤上に打ち込むという、当たり前のことが当たり前でなかった時代がかつてあったということを、特に明日の将棋界を担う若い棋士たちは記憶にとどめてほしいと思う」。
この言葉、将棋界だけのこととは思えません。書かれたのは2018年12月号の誌面ですが、2022年・昨年12月の岸田政権のもとで「安保3文書」が決定され、その年最後の「徹子の部屋」でタモリさんの「来年は新しい戦前になるんじゃないですか」発言がありました。そのことを胸に更に関口慎吾について追ってみなければと思います。