ペンギン夫婦の山と旅

住み慣れた大和「氷」山の日常から、時には海外まで飛び出すペンギン夫婦の山と旅の日記です

平ヶ岳 (2001.10.14)

2005-10-14 10:39:30 | 過去の今日
2001年の今日は、上越国境の最高峰・標高2139.6mの平ヶ岳に
居りました。午前4時、銀山平をマイクロバスで出発、中ノ岐
林道終点を出発したのは5時30分でした。



急坂の連続する登りを3時間(途中、45分の朝食)、美しい
笹原の高原に出ました。卵形の丸い花崗岩が二つ重なった玉子石。
青い小さな池が散らばり、遠くに数え切れぬほどの山々…
苗場山、巻機山、中ノ岳、越後駒ヶ岳、その右に飯豊連峰が浮か
んでいました。




「伝之助(小屋)さんから中ノ岐川、二岐沢を遡り、二日がかり
の藪漕ぎを終えて登りついた所がここ池ノ岳でした。パット展望
が開けると、踏み跡も塵一つもなく、たいへん感激しました」
私たちを先導して下さった櫻井昭吉さん(JAC越後支部)は、
「日本百名山」の深田久弥さんを案内した時の様子を、こう話し
て下さいました。



展望台からの眺め。燧ヶ岳の向こうに日光の山々。左から女峰山、
太郎山、男体山、日光白根山。



深田さんと櫻井さんは、三日間の苦闘の末辿り着いた山頂で、更に
幕営して二日間かけて下山されるのだが、私たちは実働僅か3時間
少し、労なくして山頂を踏むことができました。
赤いバンダナが変愚院。その左、しゃがんでおられるのが櫻井さん。
素晴らしい山行でした。