ペンギン夫婦の山と旅

住み慣れた大和「氷」山の日常から、時には海外まで飛び出すペンギン夫婦の山と旅の日記です

天狗の話(8)

2005-10-24 10:39:25 | 四方山話
「天狗」の名の付く所で、ペンギンが足跡を残したところについて、
もう少し思い出を綴ってみます。

石鎚山の最高峰・天狗岳に登ったのは92年の夏のことです。
石鎚本峰からの道は「切り立った岩稜、木の根を頼りの踏み跡、
また岩の上の馬の背道と変化に富んだちょっとスリルのある道」
と山日記に書き残しています。



標高1982mの天狗岳は、巨大な一枚岩のスラブを越したところ
のピークで、小さな祠がありました。霧の中で展望は皆無でした
が気分爽快でした。

天狗「岩」という名の岩も各地にあります。
近畿では六甲の天狗岩が有名です。住吉川上流、西山谷と大月谷
(大月地獄谷とは別)の間の尾根を天狗岩南尾根といいますが、
上り詰めるとロープウェイの下を潜ってオリエンタルホテルの前
に出ます。大月地獄谷を遡行してこの尾根に出会うころに天狗岩
があります。

下の写真は滋賀県・金勝アルプスの天狗岩です。形は似ていませ
んが、何か天狗に由来する伝説でもあるのでしょうか。
右手に見える山は鶏冠山です。



これも滋賀県の山。湖南アルプス・太神山近くの天狗岩。26年前
、1974年の写真です。こちらはまさに天狗の形そのものです。
天狗の鼻の上に立っているのは息子の岳志。阪神タイガースの帽
子を頭に載せています。