ペンギン夫婦の山と旅

住み慣れた大和「氷」山の日常から、時には海外まで飛び出すペンギン夫婦の山と旅の日記です

伯耆大山に登る

2005-10-22 17:18:53 | 山日記
10月19日。大山に登りました。

この山は「山」の美しさと厳しさを教え、その魅力で私を虜に
した懐かしい山です。47年前、粉雪の舞う初冬に初めて登り、
翌年厳冬期に深雪のラッセルで剣ヶ峰に登頂、20年後の夏には
ナイフリッジを三鈷峰へ縦走しました。

二人で登るのは二度目ですが、♀ペンにとってもこの山は若い
時に重荷を背負って登った思い出深い山です。

8時、南光河原に車を置き、夏山登山道に入りました。昨夜か
ら風が強く、山がゴウゴウと鳴っています。林の中はそれほど
でもないのですが…



北壁を背にした六合目では風と寒さが厳しく、避難小屋に入って
休みました。



紅葉はまだ始まったばかりですが、八合目辺りから見下ろす山肌
は美しく染まっています。
この頃から薄日がさして風も少しおさまり、展望も開けてきました。
やがて弓ヶ浜が美しく望めるようになりました。



八合目から上はずっと傾斜の緩い木道が続いています。
道の補修をして方に「食べられますよ。いちど味を見て下さい」と
教えられて、初めてダイセンキャラボクの実を口にしました。
思ったよりずっと甘くて美味しいものでした。



10時35分。♂ペン5度目、♀ペン3度目の弥山頂上です。
このときタイミング良く「六甲おろし」が鳴り響きました。ケイタイの着メロは
今や「伯耆の国の住人」を名乗る登山家Kさんからの電話でした。
急いで山を下り「大山の森」のウッディで瀟洒なお住まいを訪ねました。