ペンギン夫婦の山と旅

住み慣れた大和「氷」山の日常から、時には海外まで飛び出すペンギン夫婦の山と旅の日記です

世界遺産の旅 - 余録 2 -

2009-03-02 10:42:03 | 旅の想い出
30年前の海外旅行。ギリシャの次の訪問国は、まだソ連崩壊前の社会主義国家.ブルガリア。
首都ソフィアに3日間滞在しただけで、世界遺産を訪ねるどころではありませんでした。
以下は当時のソフィアの印象です。


広い街路、公園、ポプラ並木。


異国情緒をそそる寺院建築。(写真はセントニコライ・ロシア教会)


立派な公共建築物(党本部、国会議事堂e t c…写真奥が共産党本部)


ソ連軍解放記念像(上)、レーニン像など英雄の写真や像が各所にある。
観光ルートで見せるのはこれら表通りの整った部分だけ。
 裏通りで写真を撮っていると警官から、こっちを撮れと指示された。
軍人、警官、橋、空港、屋上は撮影禁止。


--これはあえてホテルの屋上から隠し撮りしたもの。
左からブルガリア科学アカデミー、アレキサンドロ・ネフスキー寺院、国会議事堂--

消費物資が不足しているらしく、商店の前には行列が出来ている。
会社帰りか、背広の紳士がガラス屋で行列して切断したガラスを抱えて帰る。
窓ガラスが破れたまゝの家が何軒も。

人々の服装は地味で質素。人形劇・音楽会など文化水準は高い。
本屋一レコード屋は満員。闇ドル買いが外国人とみると寄って来る。
よほどドルに魅力があるらしく、観光レート(50%増)の更に2倍で買う。
しかし見つかると売買双方が逮捕、処罰されるので敬遠の一手。
英語で話しかけてくるのは彼等だけ。
一般の市民は外人に顔を合わすのを意識的に避けている様子。
買物は非能率で時間がかかる。郵便局で記念切手を何種類か買っていると、
たちまち後に長い行列ができた。