ペンギン夫婦の山と旅

住み慣れた大和「氷」山の日常から、時には海外まで飛び出すペンギン夫婦の山と旅の日記です

湖沼と瀑布の奇観・九寨溝(4)

2010-09-11 09:46:06 | 旅日記
8月27日14時40分、九寨溝巡りもいよいよ終わりに近づきました。
日則溝はパンダ滝の下で五花海になり、再び狭まって途中で小金鈴海、大金鈴海を経て、
次にやや大きな湖沼・珍珠灘に至ります。



この絵看板の真ん中辺り(現在地を表す赤丸印)でバスを降りて約2キロ、
1時間ほどのウォーキングをします。珍珠灘の上部を横切るように進みます。



「珍珠灘」の英訳は Pearl Shoals. 流れる水の泡が真珠のように見えるところから
名付けられました。



しばらく湖に沿って歩いて、急な木の階段道で滝のすぐ横を通ります。
初めの地図で「J」の字が横に三つ並んだ形で表されているところが珍珠灘瀑布です。



下りきって滝の全景を見たところ。



『滝は珍珠灘瀑布と称し、標高2433メートルの地点にある。三日月の形で幅163メートル、
最大落差40メートルの雄大かつ壮大な滝である。それに九寨溝の急流の中で、水色が最も
美しく、流れは最も激しい滝である。地滑りと山崩れによってこの滝を形成し、九寨溝で
とても見事な景観である。(是九寨溝的経典景観)』



凄い水しぶきがここまで飛んできます。
50分でウォーキングを終え、地図の「P」の字のところでバスに帰りました。
鏡池は車窓からの観光となり、お見せできるような写真が撮れませんでした。



諾日朗からY字の縦の画の樹正溝に沿って下り、老虎海で下車しました。
長さ300m、最大の幅は150m、平均の深さは3m。真っ青で実に美しい水の色でした。
すぐ下で滝となって落ちる音が、トラが咆哮するようだというのが名前の由来です。



流れに沿って少し歩きます。流れが急になり、樹正瀑布となって落ちています。



流れを利用した粉ひき水車小屋がありました。その辺りで見た朱紅色をした藻類です。



車に帰り、車窓観光が続きます。

「樹正群海」では一時停車してくれました。
『大小19個の湖の群れに形成されている。全体から見れば段差がはっきりしている。
緑の中に含まれるブルーはまるで童話のように天真・自然である』



芦笙海。芦の中に細長い湖が続いています。



九寨溝で最下流にある「盆景灘」です。緩やかになった流れの中に大小の木立があり、
盆栽にたとえられています。もっと綺麗な場所もあったのですが、残念ながら車窓からの
写真では、これが精いっぱい。

これで九寨溝観光をすべて終わり、途中で「茶芸店」で色んな種類のお茶を試飲後に販売
する、お決まりのショッピングがあってシェラトンホテルに帰りました。



すぐに少し離れた別館へ食事に行きますと、民俗衣裳を着た楽団員たちが両側に並んで、
楽器を演奏して私たち二人を出迎えてくれました。思いがけぬ光景に照れくさそうな♀ペン
です。
今夜はホテル付属の劇場で「チベット民俗舞踊」などのオプション観劇があるので、その
練習を兼ねていたようでした。



食事を済ませて劇場の横を通って部屋へ帰ります。先ほどの劇団員たちはこちらへ移動
して音合わせなどしていました。
「チベット民俗舞踊」は前にラサで見ていますので、明日の早朝出発に備えて荷物の整理
を済ませ、早めにベッドに入りました。

<この日の歩数計=17,195歩>

*訂正* これまで則査溝としてきたのは則査窪溝(そくさわこう)の誤りでした。