黄龍溝を下るハイキングの後半に入ります。
今回も、それぞれの場所の説明はできるだけ説明板の日本語表記に忠実にご案内します。
(『』の部分がそうです)。
説明板には、それぞれ漢字(簡体字)、英文、漢字とカナ、ハングルの4種類の文字で
説明があります。読めない簡体字の部分は英文も参考にしました。
右岸の下山道で最初に出会うのは争艶彩池です。
争艶彩池
『面積は20000平方メートルで658の極彩色の池から構成されており、海抜3400メートルの
ところにある。黄龍溝第二の極彩色の池群。池の水は深さが異なり、堤防岸の植木も異な
る。池群における金黄(ママ)や青緑色、ワインレッド、オレンジ色など…が、たくさん。』
最後の部分は、中国語表示では『池群中金黄、翆緑、酒紅、橙…各色争艶』となっている
ので、そのまま「さまざまな色が艶を競っている」と訳した方がいいでしょう。
道は池畔から林の中を抜けて、再び左側が開けます。
娑蘿映彩池です。
「娑蘿」とはツツジのことで、4~5月には池の畔のツツジが満開となり、青い池の水
に影を映して美しさを争います。
今は青々した灌木が見られるだけです。
広々と開けた明るい川原のようなところにでました。
金沙七里と呼ばれる、まさに巨大な黄龍が横たわっているような風景です。
しばらく下って再び石灰棚の連なりに出会いす。
明鏡倒影池
『面積は3600平方メートル余り。海抜は3400メートル。極彩色の池は180余り。池の水面
は鏡のようになめらかで綺麗。水質も綺麗であるため、池の中に映っている雲や雪山、
及び林が、正と反を識別し難いほど綺麗に写し出されている。』
最後の部分の原文は「倒映在池中的雲彩 雪山峰 密林 鏡像清晰 難辯倒正」でした。
「どちらが真で、どちらが影か言い難いほどだ」くらいの意味でしょうか?
次の盆景池に行く間の林でシマリスが遊んでいるのをみました。人に慣れているのか、
すぐ傍で木の実を食べていましたが、いい写真は撮れませんでした。
林を抜けると盆景池があります。
標高3335メートルにある湖沼群です。池の岸や中州に生えた木々の緑が青い水面に映え
て、まるで盆栽のような光景を見せています。
再び広大な石灰岩の斜面に出会いました。金沙舗池です。
『海抜3305メートル。地理的に恵まれていないた為、水中の炭酸ナトリウムがここでは
凝縮していない。』
『坂における水しぶきは長さ1300メートル、高さ40~122メートルの傾斜の坂で、しきり
に勢いよくほとばしっており、水の底は金色。石灰沈着の浅瀬が凝結されている。』
「竜の金色の鱗が輝いているようだ」と言われている傾斜の急なところです。強い西日
を受けながら右岸の板敷道を下っていきますが、目が弱い変愚院には段差が見え難く
少し手こずりました。
金沙舗池の末端は石灰石がコブのように丸く盛り上がり、そこから滝となって落ちて
います。蓮台瀑布と呼ばれる幅40メートル、落差7メートルの滝です。
近くに「洗身洞」の標識がありましたが、中国総合情報サイト-チャイナセブンにより
ますと、10mほどの大きさの洞窟で、ふだんは滝の流れに隠されて見えないそうです。
「仙人が修行をする前にお風呂に入る処」という伝説もあります。
ふと時計を見ると、すでに16時。残された時間は30分しかありません。
これまで前後して行きあっていた同じツァーグループの人影も見えなくなりました。
先を急ぎます。
蓮台瀑布の少し下にあった支流の滝。本当に奇妙な形をしています。
飛瀑流輝
落差は低いですが、幅が68メートルあり3段に分かれて流れ落ちています。
陽光に照らされた水飛沫が飛び跳ねるように輝くところから名づけられました。
ここで16時10分。
間もなく左岸の登山道と出会いました。出口まで600メートルの標識があります。
ここで大失敗…本来ならもう一度右岸に渡り返して最後の見所「迎賓彩池」に行くべき
筈を、気がせいていたので僅か50mほどの廻り道をせず直進してしまいました。
これで黄龍の観光も終わりという感慨も湧かないほど急いで歩き…
16時22分、出口に到着。大急ぎで集合場所の華龍山荘に着いたのは集合時間の3分前。
入口で待っていた蒲さんに遅くなったことを詫びると…なんと「早かったですね。三番目
ですよ」という返事でした。やがて次々にメンバーが帰ってきて、バスに乗り込みました。
かなり疲れて二本目の酸素を使う人もいましたが、幸い私たちは何ともありませんでした。
夕暮れの道を帰ります。峠は厚い雲の中で雪宝峰は見えませんでしたが、峠を越えると
晴れてきて、ヤクの群れが夕陽を浴びながらのんびりと草を食んでいました。
川主寺で夕食の後、九賽黄龍空港へ。今回も1時間半遅れで成都着は23時を過ぎました。
ホテル着29日0時10分。
<今日の歩数計=24,027歩、 バスの走行距離=約225km>
今回も、それぞれの場所の説明はできるだけ説明板の日本語表記に忠実にご案内します。
(『』の部分がそうです)。
説明板には、それぞれ漢字(簡体字)、英文、漢字とカナ、ハングルの4種類の文字で
説明があります。読めない簡体字の部分は英文も参考にしました。
右岸の下山道で最初に出会うのは争艶彩池です。
争艶彩池
『面積は20000平方メートルで658の極彩色の池から構成されており、海抜3400メートルの
ところにある。黄龍溝第二の極彩色の池群。池の水は深さが異なり、堤防岸の植木も異な
る。池群における金黄(ママ)や青緑色、ワインレッド、オレンジ色など…が、たくさん。』
最後の部分は、中国語表示では『池群中金黄、翆緑、酒紅、橙…各色争艶』となっている
ので、そのまま「さまざまな色が艶を競っている」と訳した方がいいでしょう。
道は池畔から林の中を抜けて、再び左側が開けます。
娑蘿映彩池です。
「娑蘿」とはツツジのことで、4~5月には池の畔のツツジが満開となり、青い池の水
に影を映して美しさを争います。
今は青々した灌木が見られるだけです。
広々と開けた明るい川原のようなところにでました。
金沙七里と呼ばれる、まさに巨大な黄龍が横たわっているような風景です。
しばらく下って再び石灰棚の連なりに出会いす。
明鏡倒影池
『面積は3600平方メートル余り。海抜は3400メートル。極彩色の池は180余り。池の水面
は鏡のようになめらかで綺麗。水質も綺麗であるため、池の中に映っている雲や雪山、
及び林が、正と反を識別し難いほど綺麗に写し出されている。』
最後の部分の原文は「倒映在池中的雲彩 雪山峰 密林 鏡像清晰 難辯倒正」でした。
「どちらが真で、どちらが影か言い難いほどだ」くらいの意味でしょうか?
次の盆景池に行く間の林でシマリスが遊んでいるのをみました。人に慣れているのか、
すぐ傍で木の実を食べていましたが、いい写真は撮れませんでした。
林を抜けると盆景池があります。
標高3335メートルにある湖沼群です。池の岸や中州に生えた木々の緑が青い水面に映え
て、まるで盆栽のような光景を見せています。
再び広大な石灰岩の斜面に出会いました。金沙舗池です。
『海抜3305メートル。地理的に恵まれていないた為、水中の炭酸ナトリウムがここでは
凝縮していない。』
『坂における水しぶきは長さ1300メートル、高さ40~122メートルの傾斜の坂で、しきり
に勢いよくほとばしっており、水の底は金色。石灰沈着の浅瀬が凝結されている。』
「竜の金色の鱗が輝いているようだ」と言われている傾斜の急なところです。強い西日
を受けながら右岸の板敷道を下っていきますが、目が弱い変愚院には段差が見え難く
少し手こずりました。
金沙舗池の末端は石灰石がコブのように丸く盛り上がり、そこから滝となって落ちて
います。蓮台瀑布と呼ばれる幅40メートル、落差7メートルの滝です。
近くに「洗身洞」の標識がありましたが、中国総合情報サイト-チャイナセブンにより
ますと、10mほどの大きさの洞窟で、ふだんは滝の流れに隠されて見えないそうです。
「仙人が修行をする前にお風呂に入る処」という伝説もあります。
ふと時計を見ると、すでに16時。残された時間は30分しかありません。
これまで前後して行きあっていた同じツァーグループの人影も見えなくなりました。
先を急ぎます。
蓮台瀑布の少し下にあった支流の滝。本当に奇妙な形をしています。
飛瀑流輝
落差は低いですが、幅が68メートルあり3段に分かれて流れ落ちています。
陽光に照らされた水飛沫が飛び跳ねるように輝くところから名づけられました。
ここで16時10分。
間もなく左岸の登山道と出会いました。出口まで600メートルの標識があります。
ここで大失敗…本来ならもう一度右岸に渡り返して最後の見所「迎賓彩池」に行くべき
筈を、気がせいていたので僅か50mほどの廻り道をせず直進してしまいました。
これで黄龍の観光も終わりという感慨も湧かないほど急いで歩き…
16時22分、出口に到着。大急ぎで集合場所の華龍山荘に着いたのは集合時間の3分前。
入口で待っていた蒲さんに遅くなったことを詫びると…なんと「早かったですね。三番目
ですよ」という返事でした。やがて次々にメンバーが帰ってきて、バスに乗り込みました。
かなり疲れて二本目の酸素を使う人もいましたが、幸い私たちは何ともありませんでした。
夕暮れの道を帰ります。峠は厚い雲の中で雪宝峰は見えませんでしたが、峠を越えると
晴れてきて、ヤクの群れが夕陽を浴びながらのんびりと草を食んでいました。
川主寺で夕食の後、九賽黄龍空港へ。今回も1時間半遅れで成都着は23時を過ぎました。
ホテル着29日0時10分。
<今日の歩数計=24,027歩、 バスの走行距離=約225km>