9日 またトンネル内壁落下事故が発生しました。
今度は黒部峡谷鉄道のトンネルで 偶然 目視点検作業中の
落下事故でした。
落下したコンクリート片は縦約1m、横約1m、厚さ約20cm
点検作業員さんの左足にあたり骨を折る重傷を負ったそうです。
以前ブログで紹介した 「コンクリートは危ない」 を実感します。
築年数の経った古い橋 古いピア基礎 コンクリート面が爆裂
して赤サビ鉄筋が見えるコンクリート構築物 注意しましょう!
9日 またトンネル内壁落下事故が発生しました。
今度は黒部峡谷鉄道のトンネルで 偶然 目視点検作業中の
落下事故でした。
落下したコンクリート片は縦約1m、横約1m、厚さ約20cm
点検作業員さんの左足にあたり骨を折る重傷を負ったそうです。
以前ブログで紹介した 「コンクリートは危ない」 を実感します。
築年数の経った古い橋 古いピア基礎 コンクリート面が爆裂
して赤サビ鉄筋が見えるコンクリート構築物 注意しましょう!
9日 国土交通省と中日本高速道路は笹子トンネル(上がり線)
事故後の点検調査結果を発表しました。
結果は予想された通り 天井版を固定するアンカーボルトなど
に計1211件の不具合が発見されたそうです。
点検は昨年12月13~27日 「目視」 「打音検査」 「触診」の
3手法で実施され 不具合の内訳は次の通りです。
① アンカーボルトの欠落や脱落、ゆるみなどは計1028件
② 天井版を側壁に固定するボルトの欠落、脱落などが58件
③ トンネル上部のひび割れが125件
不具合の中にはボルトの欠落など 目視で簡単に見つけられる
ものも含まれており 国土交通省は 「これまでの点検・補修が
適切に行われていたか、中日本高速道路から事情を聞いて調査
する」としている。
いままで行われていた点検は 「35年間の事故無し」が自信となり
点検報告書作成用の点検であり 「疑いの目」 や 「命に関わる
点検」 の意識が欠落していたと思われます。
点検業務の指示者も いつもの 「問題なし」の点検報告書に押印
経営上層部には現場の実態が伝わらない仕組みが出来上がって
いたと想像されます。
このような仕組みが出来上がると たとえ 現場で問題事項を報告
しても 問題を内々に処理し 「無かったこと」 となります。
そして重大事故が発生して隠し切れなくなるまで 問題は隠されます。
問題解決法としては 業務上の責任範囲を明確にして たとえ退職後
でも責任を問われる仕組みにする必要があると思います。
耐用年数の長いインフラは 責任者が不明となり易いものです。