先日の新聞でJAグループのTPP参加反対の広告が載っていました。
「食料・農業」部門では
国内農業が大打撃を受け、農作物の生産量が激減する!
減少率 米・・・・90% 牛肉・・・75% 牛乳乳製品・・・56%
甘味資源作物(サトウキビなど)・・・100%
本当でしょうか? 農家が米を作らなくなるとは思えません。
昔から農家は2通りの米つくりをしていました。
一つは自家用米・・・・栽培が難しいが味の良い米を無農薬で育てたもの
他は農協用出荷米・・・栽培が楽で収穫量が多い品種 農薬は地域毎で
共同利用ヘリコプターから空中散布
農協の米等級判断は見てくれだけで 「味覚」が含まれていないのです。
味は並でも1等米・・・・・農家も 「売る米」と割り切って栽培していました。
今では美味しい米は農協を通さず通販で大量に直接消費者に届いています。
もう農協が米の流通を取り仕切る時代ではなくなりました。
農協では こだわりの良い品質の米は任せてもらえない時代になったのです。
我が家も秋田の農家から 「安全・安心」の米を宅急便で送ってもらいます。
必要なとき玄米30キロを送ってもらい10キロづつ精米して美味しく食べます。
玄米は農家で低温貯蔵されれたもので真夏も品質劣化が少なくなっています。
国産牛肉については 一部の高所得者層には影響が出るかもしれませんが
我が家の様な庶民には影響があるとは思えません。
むしろ 輸入牛肉量が増え 価格が下がるので大歓迎です。
国産牛と言っても牛の飼料はほとんど外国から輸入されており 日本で餌を
食べただけで 実質 輸入牛肉と同じです。
日本で栽培された穀物だけで国産牛を飼育することはほとんど不可能です。
一部の富裕層のためのこだわり国産牛ならありえます。
その他JAさんのTPP参加反対広告には矛盾点が沢山感じられます。
我が身大事で いろいろな考え方があることは良いことだと思います。
TPP交渉参加は決まりました。
交渉結果は 「良い方向」と思いたいものです。