前回 缶ビール専用ハンディビアサーバーなるものを紹介しましたが ビールの
旨さの秘密はどうも 「泡」 にありそうです。
そこでビールを美味しく飲むための正しいビールの注ぎ方について 大手ビール
メーカーの 「キリン」 さんが研究したノウハウを紹介します。
まずは答えから・・・・・・・ビールは3回に分け、ゆっくり注ぐと美味しくなる。
3回注ぎは世界屈指のビール大国ドイツなどで伝統的に行われているそうです。
キリンが採用した検証方法は泡が立ちにくい1回注ぎと、泡が容器の3~4割を
占める3回注ぎの 「香り成分や苦味成分」 の違いを分析する方法です。
その結果、3回注ぎの場合、香り成分は注いでから15分後も入れた直後の約7
割が残っていたのに対し、1回注ぎは4割近くに減っていた。
苦味成分は、3回注ぎでは注いだ直後に比べて15分後は2割増え、1回注ぎは
ほとんど変わらなかった。
上記検証の結果、苦味成分は泡に多く含まれ、泡が消えにくい3回注ぎでは泡
からビールに苦味成分が移ったと考えられるそうです。
キリンの酒類技術研究所主任研究員・村上敦司氏によると 「ビールの3回注ぎは
香りを維持するだけでなく、時間と共に味が変化してのみ飽きない要因にもなって
いるようだ」 とのコメントです。
私が日頃飲んでいる発泡酒も 3回注ぎにすればより本物のビールに近づくかも
しれません。
以前 ある映画で 「正しいラーメンの食べ方」 を見たことがあり、今回のテーマも
なんとなく気になるテーマでした。