昨年 紹介した群馬大病院の腹腔鏡手術問題調査が新たな段階に
入った様です。
浮かび上がってきた問題点はまさにテレビドラマ 「ドクターX」
の世界そのもので驚くばかりです。
自分の名前を売り出すため 未熟な能力にもかかわらず 救いを
求める患者をチャンスと捉え まるで体験手術に近い状態で手術
を繰り返したように疑いたくなります。
執刀医は患者が次々死んでいくにもかかわらず精力的に学会発表
を続け 今まさに生死をさまよっている患者がいる時にも 手術
成績は 「おおむね良好な結果」 として発表 拍手喝采の世界で
大いなる満足を感じていたようです。
「ゴットハンド」 と呼ばれるためには患者の命は二の次感覚です。
患者の死亡を連続発生させていた第二外科責任者である教授も患者
の死より自分の地位向上 (将来は学長の座?)のため 難易度の高い
腹腔鏡手術に挑戦したがる執刀医を重宝したように疑いたくなります。
「ドクターX」 の世界のように 「00術式」 の売り出しをしていれば
まさにテレビドラマの世界です。
今回の問題は 医学界の氷山の一角でしょうが 調査が進めば新たな
事実で更なる驚きが有りそうです。
「ドクターX」 で見た 「手術は成功だった。術後の経過に不都合が
起きたのだろう。看護師も問題だった・・・・。」 を思い出します。