先日 神戸製鋼所グループ会社によるデータ改ざんの発覚が有りました。
日本工業規格認定製品の信頼が揺らぐ事例が増えてきたように思えます。
国内製造業への不信が高まると 将来日本製品の競争力が弱まり 輸出
がしにくい時代になるかもしれません。
「安かろう 悪かろう」 と評価される時代に逆戻りです。
神戸製鋼所では2008年にも子会社で鋼材の強度偽装が発覚しており 又
同様な問題が繰り返された事実は十分検討されるべきです。
今回のデータ改ざんが発生した理由として 製造部門の歴代の管理職が
品質保証の責任者であったことも挙げられていました。
会社のノルマに追われる製造部門の責任者としては 不良品発生の報告は
しずらく データ改ざんして出荷してしまえば丸く収まることは当然予想
できます。
「人には厳しく 自分には優しく」「臭いものにはフタをする」 が歴代の
管理職の姿だったようです。
会社と呼ばれる組織は抵抗できない管理職をノルマで追い詰めるだけではなく
相互理解の話し合いをして管理職に明確な方針を伝えるべきだと思います。
空手形をチラつかせ 無理難題の解決を教唆する手段はほぼ犯罪と思えます。
問題発生の真の原因を正しく解明しないとこのような問題は繰り返します。
「トカゲの尻尾伐り」 で一件落着では長年苦労し続けた管理職があわれです。
「本当の話がいい。」・・・・・・・・と思います。