豊田万里さんが描かれるガラスの作品、最近は蝶や虫をテーマにしたものが多く、今回の4人展でも展示されていました。 以前にもご紹介したことがあると思いますが、虫の目をイメージして、ユニークなミラーシステムを組み込んでいました。
でも今回は「虫や蝶が苦手・・・」という方のためかどうかわかりませんが、同じタイプで雪の結晶(12月2日ご紹介)や蓮の花を描いた素敵な作品を見せてくださいました。 透明なガラスに絵を描いて、銀をのせているそうです。
オブジェクトはリボンを効果的に使っていて、とてもきれいな映像です。
下に見えているチェーンを左右に動かしてオブジェクトの動きを作り出します。
覗き口は3箇所で、それぞれに異なったミラーシステムです。
豊田さんが作り続けているレインボウシリーズも、相変わらずきれいでした。
空色のガラスを使ったものは初めて拝見しました。
ホワイトに虹色の作品では、今回3ミラーシステムで虹色が少し映りこむようになっていました。
白いオブジェクトが時々淡い色に染まるのがとてもきれいでした。
万華鏡のテーマに合わせて、何かしら工夫を凝らした映像表現を見せてくれる豊田さん。
同じシリーズでもいろいろあって、興味が尽きない作家さんです。