万華鏡を覗いていたら、黒い背景に浮かび上がっては消えていく花火のような映像を見つけました。 細野朝士さんのスペースシリーズです。 細い虹色ラインが時々煌めきを見せながら、広がっていく様子は夜空に浮かぶ花火そのもの。 はかなげにも、鮮やかにも変わりながら、黒い世界に吸収されていきます。 2ミラー9ポイントの大輪が咲きました。
次は3ミラーシステムで、30度―60度ー90度に組んだもの。 この組み方を細野さんは"スノー"と呼びます。 6ポイントの雪の結晶のような映像がずっと連なっているからでしょう。
光を偏光フィルターに通すことで、色が生まれる万華鏡ですが、どうやったらきれいな色が生まれるか?きれいな映像が生まれるか?を追求し続けてきた細野さんです。
これは、まるで天の川のような映像ですね。 明日は織姫と彦星が年に一度天の川を渡って会うことができるという七夕です。