万華鏡の楽しみ ガラス色の幸せ

万華鏡の魅力、ガラス色の幸せを伝えたいと思います

万華鏡に挑戦

2013-11-11 14:03:53 | 万華鏡ブログ

今日は、昨日お招きいただいた万華鏡展の様子をご紹介します。 横浜市保土ヶ谷区の丘の上にある、サンシティ横浜という高齢者向けのマンションで、住人の方々の「文化祭」という形で、様々な作品が展示されていました。 万華鏡作家の依田満さん、百合子さんご夫婦が、ご縁があって万華鏡製作のご指導をなさっていて、このたび、その成果を見せてくださるということで、お邪魔してきました。

大きな富士山の絵(ジグソーパズルです)を背景に、並べられた万華鏡は、一つ一つにタイトルがついていて、作者の方々がイメージを膨らませて、作り上げました。 依田さんの万華鏡キットを使っての製作ですが、オブジェクトや外観のデザインなど、工夫を凝らし、個性がしっかり出ていて、それぞれの世界を楽しませていただきました。

ミラーシステムごとに展示し、丁寧な作品説明もついていて、万華鏡を覗く方にも作った方の気持ちが伝わったのではないかと思います。

正三角形のミラーシステムの映像。 モネの睡蓮をイメージした作品だそうです。

 

二等辺三角形のミラーシステムの映像。 花をイメージした作品です。

 

菱形に組んだミラーシステムの映像。 葛飾北斎の「浪間の富士」がテーマ。中心が二つ見える4ミラーシステムです。

それぞれ、見ごたえのあるきれいな映像表現で、何度も手にとって覗いてしまいました。
最後にご紹介するのはとてもユニークなテレイドスコープ「野点」です。

お茶を嗜まれる作者の方が、茶筅で万華鏡を作ったら・・・というアイディアから生まれました。 この作品は茶筅の中に、テレイドスコープが組み込まれています。

テレイドスコープですから、何を見ても良いのですが、緋毛氈の上のお茶とお菓子を見れば、赤と抹茶グリーンの色合いも美しく、また、干菓子の回転するお皿(ソーラー電池で回転する仕組みです。)をオブジェクトにして万華鏡のように見ても楽しいです。 干菓子が増えました・・・

ちょっとびっくりするような、とても楽しいアイディアですね。

作られた皆さん、子どもの頃親しんだ万華鏡はご存じですが、あらためて、その仕組み、ミラーのことやレンズのこと、オブジェクトセルにはドライやオイルがあること、テレイドスコープの仕組みなど、学ばれたそうです。 そのうえでご自分で考えて作るということを通して、自分のイメージの作品が出来上がっていく過程を楽しまれたことと思います。
万華鏡作りを通して、人と人との新たな出会いや繋がりもできたと伺いました。
一つ一つの小さなオブジェクトが互いに引き立て合って、大きな調和とその美しさを生み出す万華鏡は、やっぱり「何かを拓く力」を与えてくれる気がします。 ご縁があり、初めてお目にかかった方々でしたが、万華鏡という共通項で、お話も弾み、楽しいひと時を過ごさせていただきました。 ここからも何かがきっと拓ける、そんな思いを持ちました。

Comments (2)
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