
今日は万華鏡としては珍しい白と黒の映像です。白黒写真ではありません。コーキー・ウィークスの「バラエティー」という作品(2006年6月15日にご紹介)で、オイルタイプのワンドオブジェクト3本を交換して楽しむ万華鏡ですが、1本のワンドが半分に区切られていて、全く異なる色合い、形、素材のオブジェクトが中に入っているので、映像展開も全く雰囲気が違ってきます。そのひとつがモノトーンに徹したオブジェクトを選んだものです。どこで探してくるのかと思うような黒と白を組み合わせた小さな造形の数々ですが、縞模様、ドット模様などいずれも映像となって映りこむと本当に面白く、美しい見え方をします。コーキーさんの万華鏡は、さすが先駆者だけあって、いろいろと新しいスタイルを生み出してきました。それぞれ見どころや工夫があり、お手本となるような作品も多いのですが、オブジェクトの選び方も大きなポイントです。学ぶところが大変多いと思います。実はこのオブジェクトセルは黒と白と銀の色で構成されているのですが、ひとつだけ赤いガラスオブジェクトが入っています。黒と白の世界に時折見え隠れする赤というのも面白い効果です。
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