「みずあめや」さんの昔ながらの万華鏡

万華鏡工房「みずあめや」さんのドライチェンバー型の万華鏡“DC-1”シリーズの作品です。オイルワンドを中心に作ってきたみずあめやさんが、初心に戻って、「昔ながらの万華鏡」、本体を回して、カシャカシャとオブジェクトの動く音を聞きながら映像の変化を楽しむ作品をつくるようになりました。ガラスの四角い筒の先端部に組み込まれたオブジェクトセルは背景は黒で、サイドのガラス部分から光を取り込みます。
本体のガラスはフュージングの技法で作られ、色の違うガラス板を重ねて焼くことで、深みのある色合いになるそうです。重なりあった部分にきれいな色が出るまで、いろいろ試して、和風の素敵な色の組み合わせが生まれました。粋なストライプ模様だと思いませんか。丁寧な装飾はんだも外部のデザインのポイントです。帯地で丁寧に作られた袋がついているのが、また嬉しい配慮です。基本的なスタイルの作品ですが、新しい条件のもと、美しい映像を目指して新たな作品作りに挑戦していらっしゃいます。その内部映像は次回ご紹介します。