スー・リオさんの、美しく、おしゃれなガラスを使った小ぶりな万華鏡、「Gemstone Collection ジェムストーン・コレクション」からご紹介します。 少しくすんだ色合いと光の当たり具合によって表情の変わるのが特徴のイリデッセントガラスです。前回(2009年7月23日のブログ)は、3種類の展開でしたが、今回は2点です。
一つめは、「トルマリン」という天然石のイメージて作られたもの。 筒のガラスはピンク~ブルー~グリーン~パープルという感じに玉虫色。ただし光沢を抑えての落ち着いた色合いです。
透明でたっぷりとしたオイルセルには、外から見ることも前提とした、美しさに満ちています。トップにはスー・リオさんのシーパロット時代からのスタイルで、ガラスケイン(棒)とガラスジュエルの装飾がアクセントとなっています。 トルマリンという石は色も多彩なので、オブジェクトもピンクやグリーン、レッドなど多彩な色遣いです。 とはいえ、全体的には統一感のある色味、そして可愛さも感じる明るく、愛らしい作品です。
二つめは、「アメシスト」をイメージした作品です。 外側のガラスには、落ち着きの中にハッとするような美しさがあります。 ゴールドにブルーとパープルの輝きが金属を思わせる、ユニークなガラスだと思います。 こちらは少し大人っぽい雰囲気でしょうか。
このガラスの味わいが何ともいえず素敵ですね。 そしてオブジェクトセルには、赤紫を中心に、ピンクやパープルなどのガラスビーズとダイクロイックガラス片が組み合わされて、優雅な中に虹色のきらめきを見せる映像展開です。
さまざまなガラスの表情を生かしたステンドガラスの万華鏡を作りつづけるスー・リオさんの個性がここでも光っています。
最後に同じ作家さんからこんな可愛い万華鏡もあるんですよ。 万華鏡コンベンションで見たものです。
ご自身の愛犬がモデルでしょうか。 Kaleido-puppy と言います。