時遊人~La liberte de l'esprit~

優游涵泳 不羈奔放 by椋柊

あずみ

2007-09-22 | 映画


今週の月曜日
ルーブル美術館の地下にある
Virginメガストアで‘あずみ’を購入したんです


      ‘あずみ2’は既に持ってたりする

小山ゆう氏のコミックの実写版で
主人公・あずみ役を上戸彩さんが演じてます
特殊なカメラを使って
今までにないアングルでの撮影が数多く試みられ
映像も綺麗だし
楽しめた作品でした

大人になると
スポーツクラブに所属でもしない限り
コンスタントに体を動かすってことがなくなる
ジョギングでもすればいいんだろうけど
基本マラソン系は苦手だしσ(^^;)
走る・飛ぶ・転がるあずみを見ていると
無性に体を動かしたくなるのは
σ(^^;) だけなんだろうか・・・


野山を駆け回りたい
どうせ数歩走っただけで
息があがって
その前に
足がもつれてコケルのは
目に見えているんだろうけどね




しっかし
フランスで
まさか‘あずみ’のDVDが発売されているとはね~
‘SHINOBI’も映画館で上映されてた・・・
そう言えば
ショップには
勝新太郎さんお座頭一シリーズや
三船敏郎さんのチャンバラモノが
必ずと言っていいほど陳列されている
フランス人って
チャンバラモノが好きなんでしょうかね


              2005年4月             2006年4月 
ちなみに舞台では
2005年と2006年に
明治座で‘あずみ’が上演されてます
主人公・あずみ役は黒木メイサさんでした
原作コミックを読んでいないので
お二人のどちらが原作のキャラクターに相応しいのか解からないけれど
個人的には
明治座で拝見した黒木メイサさん扮するあずみの方がより好きです



黒木メイサさんの眼力良いです
最近
映画やCMでの活躍が目立っているようですが
彼女・・・舞台もいけるんです
再々演を密かに願ってます


舞台「あずみ」の画像は明治座HPから引用しています
http://www.meijiza.co.jp/info/2006/04/main.html

千と千尋の神隠し

2007-09-21 | 映画
家から出れない状況になって3日目突入・・・
出れない訳じゃないけど(笑)
ってことで
「千と千尋の神隠し」みました

10歳の少女・千尋が
八百万の神様が病気と傷を癒す為の温泉町に迷い子込み
そこで
謎の美少年・ハクやボイラー焚きの釜爺
先輩のリンに励まされながら
日々成長し
再び人間の世界に戻っていくまでを描いている
千尋とハクの淡い恋物語もあったりする

宮崎駿氏の作品は
国内だけでなく海外でも高い評価を得ている
私が通っている学校の先生や生徒にも
ファンは多い
‘KIKI’‘TOTORO’‘NAUSIKA’などが人気



日本と違って
製作年代順に公開されてないってところがみそ
去年‘NAUSIKA’が公開さました
まぁ
‘もののけ姫’が最初に海外で上映されたから(多分)
そうなるのも解かるけどね



氏の作品って
絵のタッチが
2種類あると思いません
なんとなく・・・

小生のお気に入り作品は
風の谷のナウシカ
天空の城ラピュタ
魔女の宅急便
もののけ姫
ハウルの動く城

多分
小生の好きな作品って偏ってるかも
これは
氏の作品に限ったことではなく
海外のアニメーション作品でも同じ傾向にあるような・・・

アニメに登場する人物や動物は
実写と違うので(当たり前だけど)
妙にリアルなよりは
アニメチックな領域に留まっていて欲しい
と申しますか
受け入れやすいのであります



日本に帰っていたとき
フランスのアニメーション‘アズールとアルマール’を見て
「やっぱり登場人物の顔とか日本のアニメの方が好きだな~」
と思いました
漫画の延長としてとらえちゃうんでしょうかね
ただ
これまで
アニメの色彩や構図などなど
日本が世界で最もレベルが高い
丁寧さと緻密さにおいて
アニメは日本が世界一
って自負していたところがあったんだけど・・・
いやいや
日本以外にも
素晴らしいアニメがありました


っと~
最後になりましたが
「千と千尋の神隠し」は・・・
映像は当然綺麗だったし
最後はめでたしメデタシでみ~んな
ハッピーでよかったんだけど
お気に入りには・・・

イマイチよく解からなかったです



スイングガールズ

2007-09-20 | 映画


ストーリー(一応)
うだるように暑い
夏休みのある日


東北地方の片田舎にある山川高校では
高校野球予選の応援に行くため
ブラスバンド部員が次々とバスに乗り込んでいる
一方
教室では
落ちこぼれの女子13人が数学の補習授業中・・・
というのに
集中力の糸が切れてやる気ゼロ

その中の一人・鈴木友子は
部員たちを乗せて球場へと向かうバスを
教室の窓から羨ましげに眺めていた
すると
先ほどまでバスが停まっていた場所に
なぜかお弁当屋がやってくる
どうやら部員たちに届けるはずのお弁当が渡せず
この後も配達が立て込んでいるために困っている様子
それをボーッと見ていた友子が
突然ひらめいた

「先生、みんなきっと困ってますよ。あたしら、届けに行った方がよくないですかー?」



こうして補習を逃れ
お弁当運びを口実に球場に向かうことになった13人の女子高生たち
開放感いっぱいで
部員用のお弁当をつまみ食いするわ
居眠りをして目的地を乗り越すわの大騒ぎだが最終的には
炎天下の中を徒歩で球場に行くという
お気楽でない結果に
おまけに
長時間直射日光を受けたお弁当によって
ブラスバンド部員たちは応援の途中で
次々と腹痛を起こして入院することになってしまった・・・

騒動はあったものの
野球部はなんとか次の試合へ勝ち進む
だが
試合を盛り上げるブラスバンド部員たちは依然として回復せず
唯一
お弁当をつまみ食いされたために難を逃れた中村拓雄は
渋々「即席ブラスバンド」を結成しようと試みる
だが
編成に必要な25人は集まらず
参加したメンバーといえば
またもや補習をサボるために集まった13人と
ちょっと変わった女子3人の計16人
拓雄を入れてもたったの17人だ
意気消沈の拓雄だったが
あるジャズレコードのジャケットをきっかけに
ビッグバンドジャズだったら17人でも演奏可能なことに気付く



ブラスバンド部のトランペットやサックスなどの楽器が
即席メンバーに貸し出され
猛特訓がはじまった

最初は音を出すのも一苦労だった女子たちも
徐々にメロディーを奏ではじめ
どうにか『A列車で行こう』を演奏できるように
補習サボりの口実だったブラバン参加が
いつしか楽しみに変わっていった

ところが
試合を明日に控え
本家ブラスバンド部のメンバーたちが復帰できることに
「心配かけてごめんね。もう大丈夫。あとはこっちに任せて
即席チームの女子たちは
拓雄の前では
「ちょうど補習も終わりだし、上手くいったな」と
強がりを言ってはみたが
学校を出た途端
号泣
彼女たちの夏は
不完全燃焼のまま過ぎていった



そして
2学期―
いつもと同じ
普通の生活に戻った彼女たちだったが
どうしても
みんなで演奏した楽しさが忘れられない
でも
吹奏楽部に入部するのも気がひける

「しょうがない、あたしらでビッグバンドやろう

勢いで女子ビッグバンドは結成された
たが
楽器はないし
練習場所もない
はたして前途多難なガールズに
ビッグバンドジャズなんてできるのか

                      CINEMA TOPICS ONLINEより引用


          平岡祐太              柏原崇

中村拓雄演ずる
平岡祐太くん・・・
正直申しあげて
この作品では本当にダサダサの男の子くんです

これが
映画「いま、会いにゆきます」の18歳になった佑司役
映画「僕は妹に恋をする」ドラマ「プロポーズ大作戦」「ファーストキス」
と作品を追うごとに
段々と今どきの
洒落た感じの男の子になって行くんですね~


2003年度作品「ごくせんスペシャル」に出演していたらしいが
記憶にございません


類似系の役者さんが
何名かいらっしゃるので
今後
一層の努力をなさって下さい

生残るのは大変でしょうから・・・
決して
生残れないと申し上げているのではござんせん
どちらかと言えば
好みの系統です はい・・・

テナーサックス担当の鈴木友子:上野樹里
トランペット担当の斉藤良江:貫地谷しほり
トロンボーン担当の関口香織:本仮屋ユイカ
この作品以後
ご活躍されております


映画の感想・・・
実際素人だった彼女達が
仕事とは言え
あそこまで演奏できるようになったのには
ほんと関心します
かつて大人になってからサックスに挑戦したものの
恥ずかしながら舌をすぐつってしまい
毎回死にそうになってしまい
結局挫折したことがある
わたくしとしましては
羨望の眼差しでございました
ピアノはまだ弾けるぞ~(クラシックだけね)

青春のひと時を
何かにかけるって
なんかいいですよね
って
大人になると思うわけ
年齢は関係ないと思うし
自分も
こうして他の国で頑張っているわけだけど
若さ故にできることって
あると思うし
やっぱりちょっと違うんだよね

若者よ

青春賛歌の典型的作品だね

鈴木友子のキャラは・・・
性格上
嫌いです
彼女だけは
最後まで好感もてませんでした
上野樹里さんが嫌いなわけではなく
いや・・・
鈴木友子を演じてた上野樹里は駄目かもしれない・・・

でも
そう思わせる役を作って演じた
上野樹里さんって
凄いのかもね~


そうそう
福士誠治さんもこの作品に出演されておりました
NHK朝のテレビ小説「純情きらり以降
順調にキャリアを積まれております
こちらも
嬉しい限りです

福士誠治さんのファンの方から
「さくら」ではなく「純情きらり」の誤りです
とご指摘頂きました
小生のも「純情きらり」を拝見して以来
福士誠治さんの作品には
チェックさせて頂いておりますが・・・
福士誠治さんのファンの皆さま
お許し下さい
訂正させて頂きます





でね・・・話はかわるけど



こちらに戻って来た途端
肋間神経痛になった話は以前書きましたが
その翌日から
上唇が腫れ
そのまた翌日
腫れが水泡にかわり
そして今・・・
水泡部分を切開したため
食生活が・・・


汁モノを直接茶碗から飲めなくなり
固形物を
上下唇で固定し歯で切る
と言う
一連の行為が出来なくなっております
よって
日々
写真のように1センチ角に切ったモノを
口腔内に放り込み
汁はスプーンで
やはり
口腔内に流し込んでいる状況です

傷口の表面は・・・
って
こんなこと書いても
読んでくれる皆さんが
不愉快になるだけなのでやめときます
この顔では
外にも出れない感じ・・・


でも
ニート生活もどきも
嫌いじゃないから
それなりにエンジョイしてます


ALWAYS 続・三丁目の夕日 もういちど、あのときへ。

2007-09-19 | 読書

山本甲士著 小学館文庫

東京タワーが完成し
年が明けた昭和34年・・・
駄菓子屋を営みながら児童小説を執筆する茶川竜之介や
油まみれで車の修理に追われる鈴木オートの社長をはじめ
夕日町三丁目に暮らす人々の周辺に
また
いろいろと騒動が・・・

4月から翌年の3月まで
三丁目に住む住人たちが
かわるがわる主人公になって登場する展開になっている

まず4月は
お父さんの会社が倒産して
今までとは180度違った生活を強いられるようになった美加ちゃん・・・
だけど
流石に子供だけあって
三丁目に馴染むこと馴染むこと
適応能力100%には
関心するやら驚かされるやら・・・

5月は
茶川竜之介が取材を受け
子供たちの尊敬の眼差しをあび
もっと真面目に仕事せにゃ~と実感した月

6月は
雄一郎の一夜の出来事
お母さんが一日入院することになった雄一が過ごす
一夜が描かれてます
これがですね~も~
泣けるんです

7月は
煙草屋のばあさん
キンさんが自転車を買って
三丁目の人たちをちょっと見直しで
新しいお友達が出来る話

8月は
受験勉強を強いられる小山稔くんの
日々の葛藤が綴られている
鈴木オートの長男・一平くんが登場

9月は
‘アクマ’こと宅間史郎先生が
子犬に命を助けてもらうお話

10月は
彼女にも見切りをつけられ
斬られ役しかまわってこない
うだつの上がらない蔵田孝昭が
‘大怪獣ギドラ’の役をゲットし
その上
彼女まで出来てしまうシンデレラボーイの話

11月は
三丁目の悪ガキ勝男が
ひょんなことから町内の英雄になり
英雄になったがために苦悩する話

12月は
詐欺まがいの商売をしていた中山武雄が
鈴木オート社長とその家族に出会い
あまりの人の良さに
再起を心に誓うまでを描く
鈴木オートの夫婦は
観音様か仏様か・・・
あまりの慈悲深さに
言葉もない

新年1月は
鈴木オートで働く六さんが
妹・さくらの成人式に一緒に行くお話し
鈴木オート夫婦の優しい気持ちに感動
善人ってこーゆー人を言うのね

2月
羽田千里のちょっと切ない恋の話と
お姉ちゃんの現実てきな恋の話

そして3月・・・
茶川竜之介最大のピンチ
淳之介を死守できるのか竜之介~


あっしも三丁目に住みたいよ
昔の日本人は
みんなこんなに
あったかな人情の持ち主だったんだろうか・・・
本当にそうだとしたら
実に
実に
ノーベル平和賞モノだわよ
感動モノだわよ

どんどん読み進んでしまいます
心がぽっかぽっかしてくる内容です

異邦人 L'ETRANGER

2007-09-18 | 読書

アルベルト・カミュ著 新潮社文庫

やっと・・・
読み終えた「異邦人 L'ETRANGER」

抑揚の無い
日々の描写が永遠に続く感じ・・・
‘気だるさ’‘怠惰さ’とはまた違った風
すべてが蜃気楼のごとく
知らぬ間に蒸発して
後には
何も残っていない・・・風

主人公・ムルソーは
異次元に独り取り残されたごとくぼんやりとしており
現世での死刑の判決を受け入れる
死刑という行為を
認識しているのかいないのか・・・

淡々とした主人公・ムルソーの行動が
時として理解しがたく
時として真意を得たり(と錯覚しながら)
読み進んでいった風

主人公・ムルソーの生涯を見ていると
人間の行為・行動には
意味とか理由とか動機ってモノが
ないのか・・・もしかして・・・

ふと思わせる
全てが無意味なことよのように思えてくる
人の一生って
‘ぼんやりとした陽炎’?

主人公・ムルソーが
殺人を犯すシーンには
ものの見事に感情の起伏がなく
と言うより
平常心そのもの

裁判中の
検事の態度・・・
主人公・ムルソーに悪意でもあるかのような言動
被告人を死刑にするのが趣味
みたいな検事・・・

山口県の母子殺害事件で
論ずべき事件が棚上げされ
死刑廃止論を論議している裁判に似ている

内容や主人公の心情・心理は全然違うとは思うけど
「私は貝になりたい」の主人公・清水豊松の‘だんまり’のシーンが
オーバーラップした

アルベルト・カミュの描いた
「異邦人 L'ETRANGER」の世界は
一文学の世界だけでなく
現代にも
不条理の世界があることを
如実に語っている

主人公・ムルソーは
現実の世界で
理解されることを拒み
異邦人 L'ETRANGERとなった

ファンタスティック4 銀河の危機

2007-09-17 | 映画


ダークエンジェルのマックス役が印象深い
ジェシカ・アルバが
インヴィジブル・ガール(スーザン)役で出演しているので
ちょいと見てみました
ANAで12時間拘束されてる間に・・・



‘ファンタスティック4’がいかなるものか
知識がなかったので
内容については
微妙に理解できないところがあったりして・・・




後日
おなじみ
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』にて検索


宇宙飛行中に未知の宇宙線を浴びた4人の若者
リード、スーザン、ジョニー、ベンは
その影響で超能力を獲得した
地球に帰還した彼らは
その能力を正義のために使うことを決意し
ニューヨークに本拠基地を設置
4人は各々の超能力と
リーダーとなったリードが開発した
さまざまな超発明を武器にして
地球を脅かす様々な悪と戦い続ける(非営利団体)
チームのシンボルマークは④

なんだそうです



で今回の第2弾「銀河の危機」のあらすじは・・・
って~と

日本では駿河湾が凍結
エジプトでは雪が降り
ロサンゼルスでは大停電が起こる怪現象が発生
そんな中
今や全米の有名人となったチーム
ファンタスティック・4のリードとスーザンは
結婚式を挙げることに

しかし
挙式当日
彼らの前に銀色のサーフボードを操る未知の生命体が現れる

ヤツが来て8日後には
どの惑星も滅びる
地球が滅びる前に
リードとスーザンは無事結婚式を挙げることができるのか
いやいや

地球を救うことが出来るのか


面白かったと言えば・・・
面白かったです
可も無く不可もなくと言った感じ
大きなスクリーンでみたら
それなりに迫力があるのかも知れませんが
心ワクワク ハラハラ ドキドキ
とまではいかなかったかな~
特に
ダークエンジェルのマックスが
あまりにインパクトがあったので
インヴィジブル・ガール(スーザン)のジェシカ・アルバが
物足りなかったのが残念
彼女のブロンドもイマイチだったかも・・・



最後は
地球も滅びず
結婚式も一応
挙げられたので
メデタシ めでたし
ありがちな展開と結末でした



しかし・・・
日本公開は9月21日
フランスでの公開は来月なのに
ANAの飛行機に乗って
見れるとは思わなんだ


フォト:goo映画より引用
http://event.movies.yahoo.co.jp/theater/fantasticfour/

9月21日全国ロードショー
ファンタスティック4 銀河の危機 オフィシャルサイト
http://movies.foxjapan.com/f4_2/


今日は
朝から上唇が腫れあがる始末

日本でエンジョイし過ぎた疲れがでたか・・・

バッテリー

2007-09-16 | 映画


あらすじ
中学を控えた春休み
原田巧は
岡山県境の地方都市新田市に引越してくる
野球に全てをかけている巧は
自分のピッチャーとしての才能に絶大な自信を持っており
他人を寄せ付けないようなクールな面を持っていた
家族には病弱な弟・青波、青波中心の母・真紀子と
野球にあまり関心のない父・広
そして甲子園出場校の有名監督だった祖父の洋三
家族も巧にとってはどう接していいのかわからない存在だった
 
引越し早々
巧は同級生という永倉豪と出会う
巧のボールに惚れ込みバッテリーを組むことを熱望する豪
豪もキャッチャーとして素晴らしい才能を持っていた
しかし入部していた新田東中学の野球部は
監督が徹底管理し
巧たちの思っている野球とは違っていた
巧は
自分を貫くために監督に歯向かい衝突していく
そんな巧の姿勢に同級生・矢島繭は惹かれ
巧も知らず意識をし始める
巧を見守る友人たち
だが
やがて巧と豪の間にも不協和音が出始める
そして・・・



明らかに
弟・青波中心の家族・・・
肩車された青波を心配げに見守る母と
後方から町を眺める巧
その手にしっかと握られている軟式ボール
この場面をみて
まず
この家族の構図が予想できる


中学生で孤高の天才ピッチャーって
どんなん
とは言え
主人公の巧くんと豪くんのバッテリーはとても良い
‘名は体をあらわす’と言いますが
ほんとそんな感じの二人です
映画を拝見した限りでは
それぞれの配役にあった
キャストではなかろうかと思いました



原田巧・・・林遣都(はやし けんと)
原田青波・・・鎗田晟裕(やりた あきひろ)
永倉豪・・・山田健太

まぁ~
なんと愛らしい子供たち・・・ってか
巧投げたボールを
見事キャッチした豪
この瞬間
お互い
求めていた存在であることに気づく
無表情だった巧の表情が

ってするんだけど
見ているこっちまで
嬉しくなってしまう

豪の
人懐っこい温和な表情は
何事も受け入れてくれそうな
懐の大きさを感じます

そして
青波は
山田ものがたりの次男役で
現在テレビ出演されとりますが
小さい頃の山下智久くんを
彷彿させるのであります
髪型も似ているんだ~小さい頃の
巧兄ちゃんが大好き
兄ちゃんの体調や心情を
誰よりも理解している
優しい弟くんなのでした



野球を通して
家族や友人との関係を築いていく・・・
展開が
清清しくて
感動してしまいました
青波が
病院のベットに横たわり
酸素マスクをつけちゃうもんだから
最後は
悲しい感じでエンディング





心配しておりましたが
大丈夫
めでたし めでたし
でした

洗濯モノの量が増えに増えた
母には
同情しました
でも
嬉しそうにしている
母をみて
私も
嬉しかったのであります



朝から久々
肋間神経痛がでた・・・
年かね~
激痛が走るんだわ

薬のんで
一日横になってる有様

肋間神経痛
侮るなかれ

クワイエットルームにようこそ

2007-09-15 | 読書

   松尾スズキ著 文春文庫

恋人との別れ話から
薬を過剰摂取してしまった明日香は
意識を失っているうちに精神病院の閉鎖病棟に強制入院させられてしまう
わたしは「正常」なの
それとも
「異常」なの

逃げ場のない閉鎖空間を舞台に
くりひろげられる葛藤の世界
冒頭の衝撃的なシーンに始まり
不運に不運を重ねていく明日香は
果たして絶望の淵に落ちてゆくのか
それとも・・・


病棟内で繰り広げられる日々の出来事が
妙にリアルさを帯びていて
かつ
可笑しくもあり
辛くもなる

いい年こいた明日香が
自分のゲロで
ゲロした口をうがいする
そんな描写あら始まるストーリー
この後の展開が
余りに奇抜
でもって
読み進むうちに
ハマって行った摩訶不思議
ご本でござんした


明日香さんが14日過ごした空間は
諸所の事情で
精神のバランスを崩した人間が
集まるこちらの場所
再生しても
再び訪れてしまいがちな空間

一昔前までなら
鉄格子に囲まれた
閉鎖的な病棟で
陰湿なジメジメした空間といったイメージがあったけど
今は
大分改善されてきた空間
そんなところで
明日香さんは
頑張ります
娑婆に出る日に向かって・・・


とは言っても
自分の精神状態を把握してから
読むことをお薦めする
マイナス要因を抱えた人が読むと
果てしなく滅入る予感

賛否両論
好き嫌いがはっきり出るような・・・
気がする

彼女の芸能界復帰を
とても嬉しく思っておりました
内田有紀さんファンです
これからも頑張って下さい
舞台の方も是非


10月20日ロードショー公開
クワイエットルームにようこそHP
http://www.quietroom-movie.com/

ミッドナイトイーグル

2007-09-14 | 読書

    高嶋哲夫著 文春文庫

活動の場が
再びパリに戻りました
成田では
発券するのに40分以上待たされました・・・
機内では
フランス人ムッシュ&日本女性のご夫婦のお隣り・・・
ムッシュの弟さんが
パリで式を挙げるらしく
出席する為に来たそうな・・・
あつあつカップルの隣で12時間
ひたすら映画を見ていたのでありました

パリの気温21度
まだ紅葉には早いかな


米空軍のステルス爆撃機が北アルプスに墜落
その搭載物をめぐって男たちの死闘が始まった
報道カメラマン西崎勇次もその渦中に…
かたや
週刊誌記者の松永慶子は
横田基地に侵入・逃走した北朝鮮の工作員に接触する
吹雪の北アルプスと東京
二つの場所で
男と女は絆を取り戻せるのか

渾身の国際謀略サスペンス



北朝鮮の背後に潜むでいた大国中国の真のもくろみとは
中国は狙っているのは
将来の中国を軸としたアジア経済圏の確立
そのためには日米関係は大きな障害となる

これは
あながちフィクションとは言い切れない
私達が知らないだけで
今も
日本の領海海中深く
原子力潜水艦が行き交い
レーダーに引っかからない核弾頭を搭載した戦闘機が
日本の上空を飛行しているかも知れない

日本が三度
被爆国にならないよう
西崎、伍島、落合の選んだ道は
余りにも過酷なものだった
「自己犠牲」
そんな言葉で安易に表現していいものだろうか
読み応えは
かなりありました

こちらの作品
映画化されるそうですが
人物設定が
原作とはかなり違っている気配・・・
なんだか や~な予感がしないでもない



第20回東京国際映画祭
2007.10.20-10.28
オープニング作品

ミッドナイトイーグル
http://www.midnighteagle.jp/
11月23日全国ロードショー

レイクサイド

2007-09-13 | 読書



妻は言った
「あたしが殺したのよ
湖畔の別荘には
夫の愛人の死体が横たわっていた
四組の親子が参加する中学受験の勉強合宿で起きた事件
親たちは
子供を守るため自らの手で犯行を隠蔽しようとする

事件の周囲には不自然な影が・・・
真相はどこに
そして事件は思わぬ方向に動き出す


大人達が
何故こうも殺人の隠蔽に協力的だったのか
ここまで結束の硬いのには
絶対知られたくない理由があるんだろうけど
それが・・・
あーだとは・・・


社会風刺と言うより
予想される若しくは実際あると思われる
社会現象を実にリアル感を持って
描いているな~と思うわけ
(オーバーって思う所もあるけど)

殺人の根底にある動機(心情)が
必ずしも憎悪とか憎しみとか
ダークなモノばかりではない

無垢な分だけ
純粋な分だけ
ある意味残酷な展開になってます


‘親の心子知らず&子供の心親知らず’
と言うより
‘親の実情子知り&子供の心理親気づく’
ちょいと切ないお話かも・・・


しかしですね・・・
お受験とそれを取り巻く状況というんでしょうか
親としては
ここまでするんでしょうか
一流大学出ても
ニートになったり
職を転々とする人が多いし
人生の勝ち組になれるとは限らないんだけどね~
どんな手を使ってでも子供をいい学校に入れたい…
と言うのが
親の切実な願い・希望なんでしょうか


あの子供
順調に普通にまともに
育つんでしょうか
あの両親
まともな精神で
子供と接することが出来るんでしょうか

今日
あっちに戻ります


楽しかったヴァケーションが
ここに幕を閉じるのであります