映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」でこんなシーンがありました ヒロインが海賊相手に有利に交渉を進める為に 海賊の“掟”をもち出しました 一旦話がまとまると海賊はあっさりとその掟を破る指示を手下にします
「海賊にとって“掟”は絶対でしょ どうして・・・」
「すまんな 我々海賊の“掟”とは“心得”みたいなものなんだ」
正確ではありませんが確かこんなシーンだったと思います 昨年3月の新聞記事(今 悪い意味で話題の会社のグループ会社の前向きな記事)を見て ふとこのシーンを思い出しました
掟 約束 契約 法律 これら決りゴトを守ることは当然ですが 問題はそれが“いつ決められた”か 今それが正しいか否か
随分意味合いは違うかも知れませんが 海賊の臨機応変な対処 また「“掟”とは“心得”みたいなも」という言葉が印象的でした
“掟”などの決りゴトは 力の強い権力者が決めたもの 外から来たもの
“心得”は 生物としての本能や親から引き継いだもの 内面から出たもの という気がします
約束を破ってはいけませんが 間違った指示に問い返す勇気 それらに耳を傾ける勇気 約束を“見直し議論する”勇気 変える勇気
いろんな意味で“個人としての勇気”が必要な時代なんでしょうか
LS EHAGAKI #178より 上の写真は「母親が大事にしてた『てっせん』が咲いた」と実家から送られてきたものです