雑木林に面した部屋で目覚めます 外出する時は 雑木林に面した道を200mほど歩きます ごく小さな雑木林ですが それでも様々な“気配”や“音”がします
音の中でもっとも華やかなのは鳥のさえずりです 様々な鳥が季節によって鳴いています たとえば同じウグイスでも 徐々に変化 というか上手くなっていきます 紅葉準備中の今日このごろ 印象的なフレーズで繰り返し鳴いている小鳥がいました 歩き出した時は ぼんやりと聞き しばらくして意識しだし じっくり聞いて“良いなぁ”と思い 自分でも(小さく)口笛で真似てみます 「このフレーズをモチーフに曲を作ったらエエやろなぁ」と嬉しくなって歩いていると雑木林は過ぎ アスファルトとコンクリートが目に付く街の風景です するとどうでしょう そのフレーズはすっかり記憶にありません 毎日のこんな繰り返しも悪い気はしません
地味な音に「どんぐりの落ちる音」があります この時期にはかなり気になる音ですので決して地味ではないかも知れませんが 上の写真は そのドングリが地上に達する手前で蜘蛛の巣に引っかかっている図です
この時期に多いのが蜘蛛です あちこちに蜘蛛の糸を張り巡らし獲物を狙っているのでしょうが 蜘蛛にとってはドングリは 大事な網を台無しにする“越前クラゲ”のような存在なんでしょうか それでもドングリが落ちても切れない丈夫な糸もある訳です
夏の渓流での釣りでも悩まされるのが蜘蛛の糸です(結局今年は一度も悩まされませんでしたが) 結構手強い糸もあるようです
朝の200m 少しゆっくり歩いて見るのも楽しみのうちです これから日々色付いていく様々な樹の葉を見るのが楽しみな時期になっていきます