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お世話になります
あわただしい師走となり、何かとご多用のことと存じます
いつもながら呑気なブログで申し訳ありませんが、お時間のある時にでも眺めて頂ければ幸いです
多様な情報があり、そこから自分の好みを見つける喜び(音楽など)
まったく知らなかった情報に接した時の驚き
現代社会の大きなメリットであると感じています
多様化することに意味がある、様々な人がいて、様々な意見があり、互いに認め合う
そういう世の中を願っている私でありますさて“情報”
「情報をどう活かすか」的な書物は巷に溢れていますが、あまり読む気にはなりません
先般、金融機関から送られてくるFAXに以下の様な内容がありました
貴重な情報を活かすために
ポイント1 集めた情報を基に「書く」「話す」
ポイント2 情報の裏側を読む
ポイント3 「人」に聞き、「現場」に行く
ポイント5 情報を置き換える
ポイント6 反対意見を活かす
それはそうなんでしょうが、そう頭ごなしに言われてもねぇ、と思ってしまいます
先般、とある忘年会で料理の話に
最近、たしかTVで観たと思うんですが、、、、と紹介したのが
■おでんでは難しい玉子? お揚げさんに、卵を割り入れ半熟に、時短で旨し。トマトも
それはスゴイと皆さん褒めて頂きました
もう一品
■「切干大根をヨーグルトでもどす」というのも紹介しましたが、これは食いつきが悪かったです
■おでんの取皿の脇の辛子、いつの間にか溶けて無くなってる?
どうすりゃいい? お造りの醤油皿を使えばイイ!
と、ちっぽけな情報でした
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情報といえば、昔も今も“本”であります
単に情報としてだけでなく、装丁、紙の質感 等々 モノとしての魅力が本にはあります
文字情報だけではなく、本と触れ合うことにより入ってくる情報は、時として「いつどこで読んだか」ということも含めて頭に残ることがありますよね
それも手の届くところに置いておくと、また読みたくなる、ということも
数日前に、私の中では、一回戦敗退の本を手にとりました
![]() |
生命誌とは何か (講談社学術文庫) |
中村 桂子 | |
講談社 |
難しい本なので、すべて読むのではなくパラパラと見て、一部だけを読み、一部だけを理解する、ということを試してみました
■ ■ ■ ■ ■
「性と死」123P~126Pからだけの“情報”です
メモ)
細胞には、原核細胞、一倍体細胞、二倍体細胞の三種がある
(二倍体の変形で三倍体などもある)
細胞はどれも分裂して増える
原核細胞と一倍体真核細胞はほぼ無限にふえる能力をもっているが、二倍体細胞はある回数ふえると死んでしまう
バクテリアや酵母菌は、本質的に死がないのに、多細胞が生まれたことによって死という概念が登場した
二倍体細胞だけでは途絶えてしまう、さあ困った、そこで二倍体細胞では一度一倍体細胞になり、接合でもう一度新しい二倍体細胞として甦るという方法、つまり有性生殖が工夫された
生あるところに必ず死がある、という常識は、私たちが二倍体細胞からできた多細胞だから
本来、生に死は伴っていなかった、性との組み合わせによって登場したのが死
逆に言うと、死をもつ二倍体細胞がなんとかして命をつないでいこうと工夫したのが性
有性生殖は、無性生殖と比べて相手を必要とする為、不便
不便だからといって面倒と言ってる場合じゃない、死んでしまう
ではなぜ死を伴う二倍体という選択をしたのか?
なぜ? どうどうめぐりで答えは難しい
しかし事実がある
人間も含め、地球上の生物の多くは、二倍体細胞の多細胞生物として存在し、有性生殖をし、その結果、細胞に死だけではなく個体の死を存在させるような生き方をしているという事実
こうして得たものは何か?
多様性であると考えられる
無性生殖では同じ細胞が増えるだけなので本質的には多様化は望めない
時々変異がおき、環境にうまく適応し新しい性質として残るということが稀におこるかも知れないが
単細胞生物の世界でも、単に同じ細胞が増殖し続けているのではなくDNAのやりとりがダイナミックに行われ多様性は起きている
ただ有性生殖をすると、これまでにない組み合わせのゲノムをもつ新しい個体ができる
これは無性生殖の世界には無く、唯一無二の個体づくりこそ有性生殖の意味であり、それこそが私たちが得られた、多様性である
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ということでした
こじつけかも知れませんが、
人間が生物として本来持っている“意志”
知らず知らずのうちに秘めている“想い”、
本来、我々人間は“多様化する”ことを欲している、と愚考する次第です
今年最後のEHAGAKIとなります
よいお年をお迎えください
ではまた