11月23日 サントリーホール
ピアノ: ロレンツォ・バヴァーイ
月曜日は何か疲れていて気持ちも落ち込んでいたので
せっかくカレーラスが聴けるというのになんとなく
沈んでいました。
当日もそれでもやっと出かける頃には、ちょっと期待感と
わくわくする感じはありました。
1986年のロイヤルオペラ「カルメン」以来です。
というと24年ぶり!!
コンサートスタイルは初めて。この手の公演はチケットが
高いのでなかなか手が出ません。あまり機会もないと思い
思い切っていくことにしました。
<1部>
トスティ: セラナータ
トスティ: もしもあなたが望むなら
トスティ: 最後の歌
メルカダンテ: ゴシキヒワ
ラーマ: 静けさに歌う
レンディーネ: 望郷
レオンカバルロ:ナポリのセレナード
サティ: 君が欲しい
<2部>
ロルカ: カフェ・デ・チニータス
ロルカ: アンダ・ハレオ
ロルカ: モンレオンの若者たち
ロルカ: 18世紀のセビリャーナス
チョッフィ: 5月のある夜
ヴァレンテ: パッショーネ
デスポジト: アマネ・エ・コーレ
ファルヴォ: 彼女に告げて
<アンコール>
アディンセル: 僕によりそう影
カルデッロ: カタリ・カタリ
アカンポーラ: 冬
ララ : グラナダ
レ・クルティス:帰れソレントへ
一曲目は音の反響などが気になったりして
ちょっと雑念が入ってしまいましたが、あとはどんどん引き込まれました。
CDより声が高くてきれい・・若い時のほうがいいかと思っていたら、今でも
変わりありません。パヴァロッティとかと並んでいたらそりゃ声量がないかもしれないけど
年齢を感じさせません。
ただ髪が真っ白になっていて実年齢より年取って見えました。
しかしドラマチックで1曲1曲の世界がすごかったです。
伴奏がまたすばらしかった・・伴奏者まであんなに花束をもらう
コンサートはないのではないでしょうか?
このように花束とブラボーに包まれたコンサートは初めてでした。
和服などで着飾った人たちが居る華やかな雰囲気のコンサート何年ぶりだろう・・
ちょっといつものコンサートとは違和感も感じてしまう雰囲気でした。
ファンが多いのね。
声の伸びがすばらしく、やはり酔いしれた極上の一日でした。
夜寝る前に聴いていた曲も何曲もありました。
生のコンサートは最高の贅沢ですね。
カタリが心にしみていきました。
フニクラ・フニクラも聴きたかった・・
民謡の歌いこみもすごそうです。来年末のコンサートも予約をなんと取っていました。
行けるといいけどまだ決めていません。
昨日もCDを探してネットで検索していたのですが、「ベスト オブ ベスト」は
もう手に入らないみたい・・そうしているうちにファビオ・ルイジのシューマン
輸入版のバーゲンを見つけたり・・そして夜更かしをしてしまった私でした。