Reflections

時のかけらたち

連休はイタリア週間

2023-05-25 23:25:03 | art

5月3日

連休で唯一計画していたのがイタリア映画祭。コロナで配信が続きましたが、やっと朝日ホールで開催することが
できました。

いろいろな映画がある中で一つ選びました。最後に残ったのは「あなたのもとに走る」と「はちどり」ともに男女の愛を
描いたものです。「キアラ」やドキュメンタリー「旅するローマ教皇」などいかにもイタリアならではのものから
社会性のあるもの、ミステリー、アウトサイダー、トランスジェンダーを描いたものなど多彩なラインアップです。

ポスターにもなっていた「あなたのもとに走る」”Corro da te” を見ることにしました。

 

英文タイトルは”Run  to you”です。

監督 : リッカルド・ミラーニ

出演 : ピエルフランチェスコ・ファビーノ
     ミリアム・レオーネ
原題: Corro da te

2022年 /イタリア /113分

コメディタッチで笑いながら大切なものを見つめる映画でした。障がいのある人と生きる世界と
それを超えた愛。障がい者を演じたミリアム・レオーネが凛としていてすごく素敵でした。
人間の尊厳を持ち続けて生きる勇気を与えてくれます。
男優は今いろいろな映画に出て多様な役を演じている俳優です。現代のイタリア映画の世界は知らなくて・・・
 
直前に見た「丘の上の本屋さん」は感動でちょっとすぐは立ち上がれませんでしたが、Corro da te は
とても楽しめた映画でした。イタリア映画の層の厚さを感じました。

 
 
 
帰りに何年ぶりにか賑わっていた銀座を歩いて数年前に行ったことのあるレトロな喫茶店に寄りました。
この混雑していた日に何と座れるなんてラッキー。

 
Cafe Ohana
 
 
 
 
ピスタチオのケーキおいしかったです。
 
 
 
イタリア映画祭にチラシはおいてありましたが、「ダンテの声」という朗読劇がイタリア文化会館で開催
されました。すでに予約でキャンセル待ちの状態ですが、イタリア映画祭に来て映画にもいくつか出ている
名優トニ・セルヴィッロが出演で、こんな機会はないからキャンセル待ちにも申し込んでみればとイタリア語の
友人に言われて申し込んだら、イタリア語の先生も私もキャンセル待ちで席を取ることができました。
 
後で調べたらセルヴィッロはニューヨーク・タイムズによって21世紀の最も優れた25人の俳優の1人に選ばれたと
なっていました。
 
5月5日

イタリアの至宝トニ・セルヴィッロによる朗読劇「ダンテの声」一夜限りの日本初上演が決定 「イタリア映画祭2023」で初来日

イタリア文化会館でなんと無料で、名優の流れるようなイタリア語を聴くことができました。
字幕を読むのが追いつきません。映画だとものすごく省略して字幕になっているのですが・・・

ダンテの神曲に一気に興味がわきました。今この時代に読むべき本のように思いました。イタリア語の先生は
ダンテの神曲を読む講座に通っていらっしゃるのですが、何年経っても終わらないような雰囲気です。
せめて入門書だけでも読んでみたくなりました。

ダンテの神曲によってイタリア語が統一されたと説明がありました。今でもイタリアのスピリットとして流れている
神曲。教科書にも載っていて誰でも知っているということで日本の源氏物語とは違うな~と思いました。

 

 

 

帰り際に1階で開催されていたイタリア現代美術展ファルネジーナコレクションを見ました。

 

 

 

 

 

 

 

 

5日は子供の日、年に一度だけ食べることができる粽が大好きです。

 

 

May 3(Ginza )    May  5(Kudan)    2023   

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 久しぶりのベルカントレッス... | トップ | ヴィクトリアン・ジュエリー... »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (まるたけ)
2023-05-26 08:29:27
イタリア映画祭、以前は私にとっては大イベントでした。何を見るか選ぶのが大変で・・・
映画館には「イタリア大好き熱」が満ち溢れていましたねー。最近すっかりご無沙汰です。
観終わったあとにすぐ立ち上がれない映画、
最近は経験していなくて。読んでいたら、急に映画が
観たくなりました!
返信する
イタリア映画祭 (カンカン)
2023-05-27 01:36:38
まるたけさん、コメントありがとうございます。
イタリア映画祭もコロナでここ数年はオンライン開催でしたが、久々の会場の熱気の中での開催。
何を見るかリストを見ながら決めるのが楽しいですよね。
私も始まったころ行ったっきりでずっと行っていませんでした。その時はロビーに監督さんとか関係者もあふれていかにも映画祭と言った感じでした。見られない映画が見れるのも魅力です。
返信する

コメントを投稿

art」カテゴリの最新記事