Reflections

時のかけらたち

京都・奈良・広島へ -5 (三千院の小さなお地蔵さん達を探して) ・・・ trip to Kyoto, Nara & Hiroshima -5

2024-05-10 15:12:13 | wonderland

4月16日

三千院の広い境内の中を小さなお地蔵さんや、今咲いている花を探して歩きました。
前回の2月から春の花の世界へ・・・ 石楠花の始まった美しい季節です。


 




















花と新緑の美しい季節に再び来ることができて、幸せです。
たまたまマンションのリフォームで家に入れなかった時期が良かっただけですが。























前回行ったときもここで紫蘇のお茶をいただきました。
その時買ったお茶がまだ家にあけないで残っていたので、今回は買いませんでしたが、そこでお茶を入れて
いただいたおばさんに「長生きしてください」と言われショック!それって80過ぎくらいの人にかける言葉じゃない?






 

April 16   2024    Ohara, Kyoto

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Io Capitano  ・・・ 僕はキャプテン

2024-05-09 17:45:09 | movie

5月6日

 

引越準備が順調に進んだので目途がついた前日の午後、イタリア映画祭最終日に有楽町の朝日ホールまで
行きました。



行く途中に見た看板のコピーが気に入り、撮りましたが、これから見る映画のなんと驚きに満ちた
重い映画だったのでしょう・・・

「まだ明日がある」「人生の最初の日」「僕はキャプテン」が見たかった映画でしたが、最終日に残った「まだ明日がある」
と「僕はキャプテン」のうち、「ほんとうのピノキオ」で見たことのあるマッティオ・ガッローネ監督の「僕はキャプテン」を
見ることにして前日ネットで予約していました。



 

D.僕はキャプテン

[2023/121分]原題:Io Capitano
監督:マッテオ・ガッローネ Matteo Garrone
出演:セイドゥ・サール、 ムスタファ・ファル
巨匠マッテオ・ガッローネ(『ゴモラ』)が放つ渾身の一作は、セネガルの青年2人がアフリカを縦断し、ヨーロッパを
目指す壮大な旅の物語。セイドゥとムッサは、豊かな生活を求めて親族に知られることなく、ダカールを離れる。
しかし、彼らを待ち受けていたのは想像を超える数々の困難だった。いわば現代版オデュッセイアの本作は、ヴェネチア
国際映画祭で銀獅子賞(監督賞)やマルチェッロ・マストロヤンニ賞(若手俳優賞)などを受賞、アカデミー賞国際長編映画賞
にノミネートされた。

この映画は私の全く知らない世界を私に突き付けてきました。とてもショッキングで見終わった後もボーッと
してしまいました。ファンタジーに過酷な現実の世界が入りまざり、私が思い描いていたヨーロッパを目指した
少年の冒険談とは全く違うものでした。

現在でも行われる人身売買、賄賂(お金で動く警察)、難民、政府でも警察でもないマフィアのような組織など
現実はもっと残酷と言われるシーンの連続で、砂漠の旅自体が過酷なのにそこに現れる人間たちのおぞましさ。

そんな中でも命を守ろうとする主人公、人間の尊さ、友情や連帯感、どんな中でも希望を失わない信念が
映画に希望を持たせました。

アフリカを内側から見た映画で、その立場に立った作り方もよかったと思いました。前半のアフリカの家族達の
暮らしやエネルギッシュな祭りのシーンも素晴らしく、アフリカの砂漠のカメラワークもよかったのですが、
旅があまりにも過酷なので美しいとか感じている暇はありませんでした。

 

 

Io Capitano - Official Trailer in HD

 

主人公は難民ではなく、ヨーロッパにあこがれたセネガルでは普通の暮らしのできる子どもでしたが、映画は
難民を扱った映画でした。

今の現実と排他的になって行くヨーロッパ社会にあらためて現実を突きつけたと言えるかと思います。
日本にいたらほんとうにぬるま湯にいるように難民の問題は自分たちがかかわるべき問題になっていません。

アフリカやイスラムや世界のあちこちに残る、暗黒の世界、そして核兵器やAI兵器が使用されそうな現実。
人間にとって守らなければならないことをしっかりと意識して生きて行かなければなりません。

 

  The New York Times

Italy’s Oscar Nominee Is a Great Film, but It Doesn’t Tell the Whole Story

「イオ・カピターノ」:西アフリカからヨーロッパへの危険な移民の旅をドラマ化したオスカーノミネート映画

ヨーロッパでますます外国人排斥的で人種差別的な反移民政策や感情に直面しているクアッシのような移民にとって、この映画は
「自分自身を表現する機会」を提供し、「ヨーロッパに到着する前にアフリカの人々が苦しんでいること」を共有する機会を
提供する。

視点が反対の二つの難民映画、、、。ヨーロッパへ向かう人たちと、受け入れる島、国

「海は燃えている」を見たのは7年前。無線が入れば海へ救出に向かうイタリア最南端の島のドキュメンタリー。
人間としての務めを果たそうとするイタリアの人たちの努力には頭が下がりました。
この時から世界はさらに変わっているので、難民にとっては生きにくくなってきているかと思います。

 

この映画は今の世界の一部分を知ってもらうこととそんな中でも希望を持つことの大切さを
投げかけるものでした。批評をいろいろ見ても外国のものの方が圧倒的に多く、
スペイン人らしき人の翻訳が出ていたのに納得したのですが、二度とみつからず引用できません。
多くはこの映画はもっと過酷な現実を描かずに終わっていると言っていますが、ドキュメンタリー
ではなく、ファンタジーとして描きこれでもソフトにして問題を提起したのだと思います。

Io Capitano のタイトルもWhitmanの”O Captain, my captain”を連想させるような誇らしげなものになって
います。


 

地球上全体にはなんといろいろな世界があるのだろうと本当に狭い世界で生きている私は
改めて思うだけです。

 

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5月はバラの香りから ・・・ May begins with the scent of roses

2024-05-08 06:31:12 | seasons

リフォームのため昨晩よりマンションのゲストルームで寝泊まりすることになりました。キッチンとわずかなスペースを
残した場所で食事だけはできます。
早朝の空気の中、マンションの部屋に向かえば、エントランスホールがガラス窓で反対側のエントランスの
向こうまで突き抜けて見え、初めてこのマンションを見に来た時のことを思い出しました。公園の方に子供が降りて行くの
を見て学校も近いし、こんなところに住めたらいいな~と思いました。運よく多くの希望者の中から私たちを選んでくれた
前の持ち主さんでした。

4月25日にトランクルームに物を運ぶための段ボールが届いてから、毎日毎日整理とパッキングの日々でした。
連休中も毎日やっていたおかげで引越し予定日より二日前にはほとんど完了していて、前日はなんと行きたかった
イタリア映画祭にも行くことができました。

 

5月1日

荷造りの合間にスーパーの買い物に行く途中のショートカットで何かとてもいい香りがして、何の花かと思ったら
バラの香りでした。








その先の公園では鯉のぼり・・・
あーもう5月なんだ・・

 

5月5日



やっぱり粽と柏餅は欠かせません。




5月6日

午後から有楽町の朝日ホールで開催中のイタリア映画祭の最終日に滑り込むことができました。
いくつかの見たかった映画、「まだ明日がある」「人生の最初の日」「僕はキャプテン」のうち
時間がちょうどよかった「僕はキャプテン」を選びました。アフリカにはなんとなくひかれます。



久々の銀座・・・



ピノキオを見たことがある、マッテオ・ガッテーロ監督のファンタジーと過酷な現実が混ざる衝撃的な映画で
しばらくこの世界の現実にぼーっとしてしまいました。感想は別途後ほどアップします。

 

5月7日

荷物のトランクルームへの引越しと居間へ家具の移動がありました。9時から始まり、お昼過ぎまでかかりました。
ピアノの移動は専門家しかできないことを知り、ほんの数メートル移動でも数万円かかることにびっくり。
これでは調理師して弾かないともったいない。

その間、カーテンクリーニング専門店の人に来てもらって、点検しながらクリーニングに出すことにしました。カーテンも
30年以上も経つと裏側が劣化していたり、生地も弱ります。それでも結婚した手に買った大好きなカーテンは試しにクリーニング
してもらうことにしました。

 

リビングの半分埋まってしまい、トランクルームも満杯に達し、あまった段ボールなども
少しこちらに来ました。段ボールの数も70以上、その衣装ケースや押し入れ箪笥、キャビネットなど保管に
運び出しました。


この引越しの日に娘が派遣会社の見学と顔合わせの日になってしまい出かけて行きました。
無事終わったことの連絡があり、ケーキでも買っておいでと言ったら、チョコレートケーキを買って来て
コーヒーを入れて引越し完了と面接のようなもの終了のお祝いをしました。その後、連絡があり、仕事が
確定しました。

それぞれのリセットの日となりました。

 

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京都・奈良・広島へ -4 (花の大原三千院) ・・・ trip to Kyoto, Nara & Hiroshima -4

2024-05-05 23:59:47 | wonderland

4月16日

里山の風景を楽しみながら寄り道しながら歩いて、三千院に着きました。



御殿門の枝垂れ桜がまだ咲き残っていて、うれしいお迎えです。









東京でお花見ができなかったので、嬉しい桜との出会いでした。





山桜が終わりを迎え、石楠花の季節になっていたのですね。



聚碧園の美しい庭をお茶席でゆっくり見ることにしました。



 



スマホで全景を・・・











少しずつ環境客が増えてきて、お茶を楽しむ外国人もいる中で、韓国からの女性のグループが
お茶席に侵入して来て大騒ぎで写真を撮り合っていました。注意すべきかと思いましたが、彼女たちなりに
この景色を楽しんでいるのでしょう。それにしても緋毛氈もグチャグチャにして嵐のように去っていきました。


娘も就職のことでいろいろ電話が入り、逆にゆっくり過ごすことにしました。


定番の宸殿から有清園の眺めです。石楠花の咲き始めが淡い色を添えて春の庭になっていました。


















阿弥陀三尊像の往生極楽院


寒いお堂の中で手を合わせた2月の時とは違った、観光シーズン到来の中で見た仏像たちでした。

 

April 16  2024  Ohara, Kyoto

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京都・奈良・広島へ -3 (大原の春) ・・・ trip to Kyoto, Nara & Hiroshima -3

2024-05-03 23:59:53 | wonderland

4月16日

京都2日目は春の大原です。
前回2月に三千院に行ったときは澄んだ冷たい空気の中でみぞれで苔の緑がさらに美しく、この世のものとは思えない
ほど美しかったけれど、今回は花曇りの大原です。前回は雨模様でしたが、春の曇りの天気の中、三千院に行く途中
見晴らしのいいところへ寄り道しながら向かいました。

早起きしてホテルを出たのが7時15分くらいだった・・
前日に買ったパンをホテルの部屋で食べて、すぐ出かけました。

国際会館からバスで大原に向かいます。
大原の停留所の上にツバメが巣を作って忙しく餌を運ぶ親鳥がいました。
嵐山や他の所でも同じような風景を見ました。




大原に8時半過ぎには着いて、歩き始めました。




春めいた景色の中を歩きました。
桜の花が残っていてよかったです。












カキドオシの花があちこちにたくさん咲いていました。



広々とした景色が見れる場所を発見。



イチリンソウ




ヒメオドリコソウ

こっちはキランソウ?




この素晴らしい眺めの場所で、朝食のお弁当を食べていた一人旅の女性がいました。
いい場所を知っていたのですね。
























マルバスミレ?


三千院の入り口に着きました。まだ枝垂れ桜がきれいに咲いていました。


April 16  2024    Ohara, Kyoto

 

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京都・奈良・広島へ -2 (京都街歩き) ・・・ trip to Kyoto, Nara & Hiroshima -2

2024-05-01 23:55:38 | wonderland

4月15日

渉成園をゆっくり見て、ランチを予約していた「膳處漢ぽっちり」に向かいましたが、新幹線で朝9時過ぎについて
すぐ車で迎えに来てくれた友人と回ったので予定よりずっと早くお店に着き、お庭の見える部屋は予約時間でないと
入れないとのことで、近くを歩いてから行くことにしました。
錦小路のお店をあれこれ見てから膳處漢に行きました。

京都在住の友人は錦小路が変わってしまったので、いまではもう行くことがないと話していました。
海外からの観光客だらけでした。








ふかひれのランチは最後にお粥か麺を選びます。
小学校のクラス会で来て以来お気に入りのお店です。北京料理はあっさりしていて好きです。





絶品のふかひれのお粥。


デザートまで、どれもおいしくいただきました。



たくさんお話をして楽しい時間でした。車で送り迎えをしてくれたご主人は家に戻られて
女子会となりました。

 

この後は一緒に大丸まで歩いて、私と娘は四条まで歩き、祇園四条から京阪を一駅乗って、三条に行き、商店街を
歩くことにしました。以前S君に紹介してもらった三条商店街を娘に教えてあげたかったのですが、三条名店街の方ではなく
二条城に近いところにある三条会商店街だったので延々と歩いてしまいました。

とても暑い日でまず鴨川で一息。
京都の抹茶ラテはお抹茶を点てていただいて、シロップ類は入ってなく、抹茶本来の味で、こしあんが少しだけ
添えてありました。











鴨川の水が美しく、透き通っています。水の街、京都、大好きです。
祇園祭の時に、Sさんとずっと暑い中、川沿いを歩いたことを思い出します。

京都より奈良の方が好きだった私ですが、最近は京都にシフトしてきました。

京阪に乗る前に先斗町あたりを一回り・・・






 

 

三条駅まで京阪に乗って行きました。
京都の駅名や電車はなかなか難しくて、まず道が頭に入っていないといけません。三条京阪とか
四条も祇園四条とか・・ それでも地下鉄ができてからとても便利になりました。






なかなか京都らしいお店です。
和服が根付いている街です。


いつ着くのかと思いましたが、やっと庶民的な三条会商店街に着きました。


 観光客は少なく、地元の人の街ですが、それでも結構外国人がぽつぽつ歩いていました。
自転車の高校生が飛ばして走っていたり、公園で子供たちが遊んでいました。




それでもイタリアで賞を取ったおしゃれなジェラート屋さんや、ケーキ屋さん、パン屋さん等が
総菜屋や、八百屋さんに混ざってありました。




歩き疲れて、再びブレーク。もうこれ以上歩けません。アフォガード。




娘はジェラート。



京都らしくない普通の商店街。京都に暮らすとこういうところが必要です。





その先の方にある焼肉で有名な弘のお肉屋さんがあって、お弁当を売っています。
夕食に買って帰り、ホテルで食べることにしました。ハンバーグとのお弁当はハンバーグのソースが
濃くて、焼肉だけでよかったかな。かなりしつこくなってしまいました。


翌朝のパンも買って帰りました。



15日に歩いた距離 21,268歩 13.7 Km

April 15  2024   Kyoto

 

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