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バドミントンと風

2014年09月22日 | 時事
バドミントン日韓戦で疑惑の向かい風…4強逃す
風が吹いてるぅ~・・・って、屋内ですよね。どう考えても空調を調節されたとしか・・・

バドミントンは自分もやるので分かりますが、風に滅茶苦茶弱いスポーツです。中高の試合は通常締め切った館内でやるので夏場は地獄ですし、当然体育館に誰かが出入りすれば、それだけでてきめんにシャトルが揺れます。遊びで外でやる時も、風上-風下に陣取ると風上が圧倒的有利となり、風下からはどんなに力いっぱい打っても押し戻されたり、むしろ本当に戻ってきたりもします。そのため普通は風向きに対して直行するように陣取るのですが、打ち合うごとに2人とも風下に流されるかのごとく移動していくのが見慣れた光景です(笑)初速340km/時を超えると言われる地上最速の球技とはいえ、1秒後には自由落下が始まりますから、あのシャトルの形状がそれだけ空気の抵抗をモロに受ける構造になっていると言うことでしょう。

というわけで、今回のアジア大会。アウェーの風とか言われていますが、万が一故意だとしたら、明らかな試合妨害でしょう。空調が強く安定しないと言う前評判は元々あったものの、日本側がコートチェンジしても常に風下になるのを、隣で試合をしていたインドネシアの選手も感じたと言うのですから、単なる気のせいだとは到底思えません。精神的な揺らぎで結構連続得点が入るスポーツなので、ルールがラリーポイント制になってからは特に一瞬の心のざわめきが命取りです。まがりなりにも世界の頂点に立ったこともあるチームですから、多少のヤジや「アウェーの空気」なら跳ね除けて欲しいと思いますが、バドミントンにとって「風」はまさにルールの公平性を根底から揺らす、あってはならないものであるがゆえに、今回の負けは承服しがたいものを感じますね。サッカーで言うと味方コートが異様に小さいとか、フィールド全体に傾斜がついているようなものです。
その後、韓国側から「節電のために空調のオンオフを繰り返した」という説明があり、事実上空調スイッチを弄っていたことを認めました。エアコンって普通オンオフを繰り返すことが一番消費電力が高いのですけど・・・言い訳して墓穴掘ってない?

ただ、負けてしまった以上、本人も言っているように最早「負け犬の遠吠え」に過ぎません。事後に原因究明がなされたとしても、結果が覆ることはありませんしね。まあ、韓国が何かやってくることは日韓W杯の時から明らかだったわけですし、日本側も、仮に空調の不調だったとしても、予め分かっていたのならせめて試合中は空調を止めくれと事前に頼むべきだったのではないでしょうか。または、「チャレンジルール」でその場で試合を止め、風にチャレンジするべきだったかもしれません。今後は冬季五輪も含め、韓国にルール違反をさせないために、あらゆることを想定して事前に皿を引く行動をとることを心した方が良いでしょう。

それにしても、「ルールを歪めてまで得る結果」に何の意味があるのでしょうか。歴史問題に関しても、あの国にとっては永遠に論じられないテーマなのかもしれません。