katsuまるはだかぁ 芸術家への道

モザイクアート一直線のkatsuの日記

高洲北小学校モザイク体験教室終了

2009-11-27 20:51:22 | 世界遺産をみんなでつくろ!
朝かぐやを南行徳駅に迎えに行く・・・からスタ-ト。って事で朝マック。
おいおい朝からなんて贅沢な話だ・・・情け無いが・・・・

それから銀行に行き、夏の仕事のかぐやの支払いを下ろしに行く。
これでひとまず全員に支払いが終わった・・・・

その足でアトリエへ戻り日高氏を待つ。するとそこへす-さんがやって来る。
どうやら高洲北小の側で仕事をしているらしく、目地の頃に手伝いに行こうか?

って夕べの話ではなっていたのだけれど、仕事の都合で無理になった・・・・と
わざわざアトリエに立ち寄ってくれたって訳・・・・

入れ替わるように日高氏がやって来る。一通り説明して置いたんだけれど、
翌々、話を進めると・・・・えっ?80人・・・んで何年生?おいおい・・・・

覚えていたのは、日にちと時間と場所までかい・・・・まっそんなもんだなっ。
約束通りに来れば、何とかすんのが日高氏・・・・

そんな中、キウイが差し入れ付きでやって来る。おぉぉぉお昼のホットドック。
しかもシチュ-付き・・・・俺と日高氏で毎日こうやってくんないかなぁ・・って

あはははは。胃袋が甘えちゃうぜぇ。腹が減っては・・・なんて言うが、
こんなに喰って良いのかねぇ・・・・

食べたのもつかの間、まだキウイが食べている最中、積み込み開始。
この先生はとても残忍・・・ご馳走して貰ってとっととかいぃぃ・・・あははは。

でもちゃんと俺が洗った後にだよぉ。3つともね。

さて準備も終わって早速出発。道にも迷わずあっと言う間に到着。
支度から開始まで40分少々・・・やばいなっ。学校の都合だから仕方無いのだが。

ガ-ドマンさんの案内で体育館へ。担当者さん2人・・・こっちは4人・・・・
6人で80人分のブル-シ-トの養生から設置、段取りを40分弱・・・・

最初から担当者さんが2人ってのは、やばい匂いがしていたが、始まってすぐに
ブル-シ-トが足らなくなる・・・ここで日高氏が俺1枚持ってるよ・・・

流石タイル屋。良いねぇ営業車は何でもあって。そんなこんなでひとまずは、
椅子とテ-ブルまではこぎつけた。

それからタピオカ、ニュ-ゆみ・・と合流。後、20分弱で新聞紙をひき、喰い切り
ボンド、付ける棒、タイル、かぐやが作った作り方の説明書、の配置・・・

結局すべて終わる事が出来ず、子供達に自分の分を取ってもらう事になる・・・
こんなスタ-ト。

今回は、先日の岐阜の窯ぐれ祭りでやったハロウィンと同じスタイル。
順番にパ-ツを入れると、サンタになる・・・って。

外枠のガラスタイルを16粒張って、ペキペキタイルを切って4隅を張り、目だ鼻だ
ひげだ眉毛だ・・・って入れて行けば終了・・・・

これが80人の子供達に50人近くのお母さんが側にいる・・・ってのをかいくぐって
駆けずり回って教える・・・って言うんだから、大きく場所を取りたかったが、

ブル-シ-トの関係上、体育館なのに夏の新幹線みたい・・・乗車率200%・・・
そこを機敏なデブの俺が内藤、亀田の両選手のフットワ-クでかわして行く。

映像が浮かんで来たかな・・・?

それが今回の勝因の一つはマイク。あの近代設備は便利だねぇ・・・大声出さずに
さらっと80人に聞こえちゃうのね。みんな話しながらやっている中で、

ねぇぇぇぇぇぇぇ、聞いてぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ。ってやってたら
それだけでヘトヘト・・・・

最初は、ガラスタイルを張るってやってもらっていると、凄くボンドを付けたり
少な過ぎたり、目地の間隔が平均的に取れずに空き過ぎちゃったり・・・・

てんてこ舞い・・・って感じの中、ある席でこう言った。ここでは定番の規定演技
の話。ただタイルを張る・・・これはフイギュアで言う所の規定演技なのね。

モザイクをやった事があろうが無かろうが、曲がっていたり、隙間が均等じゃなかったり、きちんと張らないと、変なの?って言われちゃうのね・・・

ここはきちんと丁寧に・・・って早く終わった子の縁取りをみんなに見てもらって
どう?と聞くと、曲がってるぅぅ・・・じゃ直して。

そしてしばらくして、さっき曲がってるぅぅって言った子達のをみんなに見せて
どう?と聞くと、綺麗・・・そうね、早ければ良いんじゃないのね。

モノ作りは綺麗が一番。ここは学校。早く終わったら見直し算は当たり前なのね。
小さい頃、学校の先生も、塾の先生も、親もそう言ってた・・・あはははは。

そんな中、いよいよタイルを切る。左利きの人ぉぉぉ、待っててね。
俺は右利きだから、どうしても右利きが先になっちゃうのね・・・ごめん。

でここで白いタイルを何回か慣れる為に切って貰う。このタイルは光るタイルの
TINさんのご好意で頂いたもの。1人1枚ずつなんてとても豪華。

何回失敗してもたっぷりある。その内慣れて来る子も出て来て、その中から遅れている子を探し出す・・・ちょいと手を添えて切るって何枚か手助けして自信を

付けて貰えば、出来る・・・って気持ちになる。それを仲間に指示して、あそこ
に・・・あそこに・・・と振り分けて、更に見回って更に遅れている子を探す。

こうなると出来ている子には構えないが、ここで構うのは掛け声。良いじゃん。
ナイスじゃん。って指まで付けて・・・ね。

全員に同じ時間、同じ接し方なんて俺には無理。短時間で結果を求められるのだから、全員が終わる事が全て。平等なのは材料と道具だけ・・・・

そんな中、赤いタイルに入るのだが、タイルは色で値段が違ったりする。
ここでは赤が75mmx75mmで1枚130円。そんな訳で足りる分より少し大目しか

渡していない・・・勿論内緒で余分に用意はしてあるが・・・・
だから、頂いた白いタイルで練習して欲しかったのね・・・・理由はそう言う事。

そんなこんな繰り返すと、中には目だ鼻だ・・・と上手に切る子も出て来る。
この上手な子が大事になる。この子達が出て来ると随分楽になって来る。

理由は簡単。その場所の先生の代わりをやってくれるから・・・無言でね。
あっ上手い・・・って周りが見つけてくれれば、みんながその子のマネをする。

良い波及が生まれて来るのね。それとライバル心。奴にも出来るんだから・・・と
そう言う気持ちが大事。やる気に火が付けば必ず出来る。

そもそも先生って言うのは、みんなが出来るはず・・・と用意しているのだから。
すでにそのデ-タを窯ぐれ祭りで手に入れてあるのだから。

当然、その内の何人か?が終わって来る。何も言わなくても、日高氏とかぐやが
仕上げの目地に掛かっていた。

そうこの完成した子達の作品を仕上げて、時間を見計らって残りのみんなをあおる
ここが大事。そもそも学校の授業で休み無く、何時間もやる・・・なんてもんは

無い。当然集中力も切れて来るし、握力も落ちて来る子もいる。しかし、ダラダラ
されては終わらなくなる・・・ここで喝ぅぅぅぅ。

ほらぁ、仲間の子達は終わったよぉぉぉぉってね。そうすると、またもうひと頑張り・・・って気になったりする。

ここで、それについて行けない子達のフォロ-に言わなくても、キウイ、タピオカ
ニュ-ゆみの3人が見ていてくれている・・・

すると段々、完成する子が増えて来る・・・ここからが本当の俺達の仕事。
一体、80人の目地が完成するって?どの位掛かると思う・・・・?

1人都合で帰ったが、5人で終わったのは、5時過ぎ・・・・1時からスタ-トした
教室が・・・タイルの上にボンドを付けてしまったものを一つ一つ丁寧に落とし

完成させる・・・ボンドを付けたままのモザイクなんてのはモザイクじゃない。
初めてやった子供達のボンドだらけの作品・・・こんなのが美しいかい?

先生って言うのはそもそも環境作り。やるのは本人。しかしそのやる気に報いるのは、やはり手間を掛ける事。教えに来たのは、モノ作りは難しくて、めんどくさくて、楽しくて、完成したときの充実感。

キットを作ってモノ作り・・・なんて思ってもらっては困る。俺が教えたのだから

この中から、またやりたい・・・って子が出て来た時、その時が本当の指導。
1回でモノ作りが終わる・・・そんな馬鹿げた事を教えていたら、

生きている間に何百の種類のモノ作りに手を出すつもりなんだか?
そんな事やっていたら、お金は掛かるわ、何も身につかないわ・・・。

そもそも俺は別にモザイクを教えに行ったつもりは無いのね・・・・

モノ作りってのを教えに行ったのね・・・今後何のモノ作りをやっても良い。
いつかその中に、色々やったけど、モザイク楽しかったな・・・って

言ってくれる人が出てくれば・・・と切に願うだけ。

そして全員完成を迎えたけれど、全員に渡す事は出来なかった・・・残念。
しかし、5時過ぎにはすべて仕上がったのでお開き。

その場でみんなに支払い。俺の手に材料代込みの19000円が残った。
本来なら、お疲れ様・・・とみんなとせめてコ-ヒ-くらいご馳走したかったが、

時間も時間で解散となり、タピオカの作って来てくれたパンやクッキ-を担当者さん2人とみんなでご馳走になる。

その後、アトリエに戻って日高氏とかぐやの3人で片付けをしてお開き。
かぐやと2人になった。お疲れ様・・・みんなの分で飯でも喰うか・・・

新幹線の時間は8時。30分は時間があった。そばで良いな・・・と東京駅で
天ぷらそばを喰う。

良いかっ、来る時はさっさと・・・帰る時はゆっくりと・・・なんだぞ。
忘れるな・・・それが練習。

みんなと違って長旅なんだ・・・充実感の後には必ず空虚感がやって来る・・・
仲間が1人ずついなくなって行く・・・そしてその最後が俺。

俺がじゃあなっ・・・って手を振って後ろを向いたら、少しずつ先生だった事を
忘れて、お母さんに戻るんだぞ・・・ゆっくりと・・・

それが俺達必殺仕事人のル-ル。大阪駅に着いたら2人のお母さん・・・・
浮世離れの生活ともおさらば。

悔しかったり、もっとやりたかったら、腕を磨いて、時を待つ。
もっと上へ行こうな・・・その時はす-さんなんかも一緒だろうから・・・

じゃまたなぁ・・・・そして俺も1人になった。

何だか気が付くと、世間はすっかりクリスマス・・・随分と賑やかなこった・・・
あっ、俺さっきサンタのモザイク教えてたっけ・・・あははは。忘れてた。

俺は明日もアトリエ教室と作品作り・・・・


みんな頑張ったでしょ?子供達も担当者さんも俺達も・・・・あはははは。

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かぐや来日

2009-11-27 00:22:20 | 世界遺産をみんなでつくろ!
今回はちょっと訳ありで初の新幹線での来日。早くこう言う旅費まで払えるような
仕事に成立させたいもんだ・・・・

そんな状況なので、お金の無い奴は礼には礼・・・とするなら送迎。
と言う訳で東京駅へ。

それが何と無くは知っているが、皇居の近くだったよなぁ・・・って位の認識。
まっいくらなんでも行けない・・・なんて事はある訳無いし・・・と出発。

所が途中で気が付いた・・・あっ、南行徳駅とは違うよなぁ・・・おっきいよ・・
どこ行けば良いんだ・・・・?って頃に電話があって、何処?って話・・・

所が、かぐやが丸ビル?とか言っても、俺がえっ?それ聞いた事はあるけど・・・
今度は俺が東京フォ-ラムって判る?って言うと今度はかぐやが、えっ?・・・

おいおいこれじゃラチがあかない・・・あっそっか・・・赤レンガの方は?
これで判ったみたい・・・所がその赤レンガの方が工事中・・・

噂じゃ聞いていたが、これでどうやって会えるんだか・・・って困っていたが、
かぐやが見つけてくれたので何とか合流。

そんなこんなしていると、キウイと連絡が取れ3人になる。じゃ昼をみんなで一緒に食べるかぁ?って事になり、何処へ行くかな?・・・って時に、

す-さんのモザイクの話になる。じゃ電話してみっか・・・と連絡を取ると、
倉庫にあると言う。じゃそれを見てお昼・・・って事になる。

2人は俺以外の立体モザイクを見た事が無いから、凄いね下地・・・って、
これす-さんが作ったの?と感心。

単なる興味本位じゃなく、モザイクとしてちゃんと見てくれている。
確かに題材としては、面白いが女の人受けするようなものじゃない。

比喩としては、サザンを例にあげるとマンピ-のGスポット的な作品。
当然、ファンならこれも受け入れる事は簡単なのだが、いとしのエリ-の方が

万人受けする。つまりす-さんは次回作としてそう言う題材を選ぶ事をお勧めする
しかしながら、2人はモザイク好きだから、きちんと内容を見て行った。

立体って言うのに興味は持ったかも知れない。かぐやは通称ガチャピンってあだ名のプランタ-を作ったが、この下地は俺とフィギュアが作ったものだし、

一応、下地の作り方を車中で説明はして置いた。ただかぐやのやった頃は、
外用のボンドってのが無かったので、セメント系で四苦八苦した。

そんなこんなです-さんのモザイクから随分と話は広がった。
その後、明日の高洲北小の教室の準備。

80人分にタイルの分別・・・意外と時間が掛かった・・・キウイがいて助かった。

その後、かぐやの作品のパ-ツを糸鋸で切る・・・その頃には外が暗くなっていて
一応、新作を始める前の諸注意や心構え、そしてより高みを目指す為のテクニック

を短時間で伝える・・・顔を見て伝えるって事がこんなに簡単なのか?とつくづく
思う・・・一つ一つを確認した時に、曖昧なら目が泳いだり、下を向く・・・

じゃもう一回。すると理解すれば笑ったり、自信ありげな再確認の返答が返って来る。何とも判りやすい。やはり電話とは全く違う。

しかし、生で下絵のコピ-を見たが、随分と上手くなったもんだ・・・と感心。
こりゃまた自分超えしそうな作品になるな・・・どんどんと追いついて来る・・・

良いね・・・全く。流石に俺とかぐやの2人で作家katsuを追い掛けている速度は
尋常じゃないね・・・katsuも少しはびびるのかな・・・?と思いきや、

かぐやがユ-ミンママの作品をじぃぃぃっと見て、盗んでいる、盗んでいる・・・
凄い・・・って。やっぱ師匠だけあるわっ・・・って顔で・・・

甘く無いのね・・・作家katsuは・・・ただかぐやの闘争心にも火は付けられた
ようだったし、ひるんではいないから良い刺激な1日になったろう・・・

やればやるほど、作家katsuの腕って言うのが判るだろう・・・しかしかぐやも
大したもんだわっ。ここから何かを盗もうって態度は・・・

どうぞ盗んで作家katsuの1つでも2つでも盗めるだけ盗んでくれ。それをまたkatsuは盗み返すつもりなのだから・・・

作家katsuはドラゴンボ-ルの魔人ブゥ-みたいな人だから・・・人の力を吸収してしまうような・・・見たものすべてをね・・・

己であって己でなし。人であって人でなし・・・それが作家katsu。
かぐやは相当理解出来た事だろう・・・かぐやに作らせて貰った大作は

また作家katsuを進化させたようだ・・・・

そんな中、えっ?さくらじゃん・・・調子が悪い中、わざわざアトリエに・・・
かぐやに会いに来たのか・・・・

かくやが泣いてた・・・俺もびっくりしたけれど、かぐやには凄いなかぐやは・・
こんな具合の悪い奴がお前に会いに来たんだぞ・・・凄いなっ。

しかし、さくらも凄いなっ。お前と会えたのが泣くほど嬉しいってさっ。
お前ら完全に1枚岩だなっ。それが本当の仲間なんだよ・・・

そんな関係はそうそう出来るもんじゃない。お互いの魅力なんだよっ。
俺がきっかけに過ぎず、この先の関係は2人が作って行くもんなんだよ。

俺はそこにいられたのが光栄だわっ。今日のキウイだってそう。
3人です-さんのモザイクを見られたのも、モザイク好きがモザイクを一緒に

見れた事が単なる遊びを共有した訳じゃない。これもまたそう言う関係を築く
第一歩。俺たちは仕事が一緒にしたいってやっているのだから、

ままごと遊びしている訳じゃない。しかし本当の仲間って言う関係で無いと、
作品って言うのは人が作るもの。それを他人が1つのものを作るのだから、

意思の疎通が無いと、単なる品物に過ぎなくなる。能率効率の格安なんてね・・

どの時代にも色褪せずにいられる俺達だけの作品を評価して貰う為には、そう言う
事を好む人達を沢山作る事。創設者がそれを伝承して行くには、一枚岩が大事。

作り上げた信頼感は裏切りは無い。しかしお金で買った偽りの信頼感はすぐに
崩れる・・・己の居場所は己で作る・・・それが俺達のやり方。

俺は今日、携わった人達にとても良いものを見せてもらった。
そして明日も同じ気持ちになるような人達が高洲北小に集まって来る・・・・

俺もここにいたいのなら俺の居場所を作らないと・・・ね。

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