katsuまるはだかぁ 芸術家への道

モザイクアート一直線のkatsuの日記

みどりさん教室と作品作りを振り返る・・・・

2009-11-10 20:25:31 | 世界遺産をみんなでつくろ!
やる事があって早めに帰ったので、前説無しで。

自宅でやってみたい・・・と前回コ-スタ-を持って行って下絵を描いて来たが・・
絶句・・・・そうね、一坪に高層マンション建てるような下絵・・・・

四葉のクロ-バ-の上にてんとう虫が乗っている。そうねぇ、じゃ説明ね。
やりたい事と今やれる事は明らかに違う。ただし、この下絵のままでは無く、

趣旨だけ伝わるように・・・とするのなら、何処かクロ-ズアップし、クロ-バ-が
切れてしまっても四葉に見えるようにすれば出来ると思うんだけれど・・・と

言うと、じゃ辞めます・・・ん・・・おかしなもんだ・・・このままじゃ無ければ
必要無くなるって・・・どんなもんかねぇ・・・・そこでまた大きくするかい?

これで意味は判るのかな?今の大作はCDジャケットを60cmくらいには拡大している
のだから・・・その位の腕なんだけれど・・・

良いですか?本物のてんとう虫を3倍にしても足の部分はきっと切れない・・・
しかも6本。しかも四葉には茎まで付いていた・・・ほぼこの大きさは無理。

この下絵を大事にするのなら、それにあった出来る大きさを選択するべきだし、
コ-スタ-の大きさにこだわるのなら、下絵の変更をしてどこかをアップにする。

両者が嫌ならまた下絵の構想からやり直し・・・何を取っても楽じゃない。
折角考えたものを捨てるか?今の下絵を直し変化させるか?そのままやるなら

大きくするか?3つの中から選択する事・・・と言うと、大きくします。と。
大きくするって言うのは今の大作に掛かっている時間を良く理解する事。

ここの所、非常に多いからもう一度確認。人それぞれ切る技術力が違う・・・
しかし例え俺やかぐやでも髪の毛の太さで切れ・・・って言われても切れない。

つまり細さや細かさには限界がある。絵では描けたとしてもタイルを切る事を忘れてはいないか?まず自分今の限界値を知る事。

ただそこで余り安全、安全と考えなくても良い。やりたい事を伝える下絵なのだから・・・俺に。つまり、それをするにはこの位の大きさだね・・・とやれるように

判断するのは、先生って気持ちがあるなら俺にあるのでは無いのかな・・・?
問題は想像以上に大きく・・・って言われた・・・と思う事なのだ。

つまり本当にやりたい事を描いたのなら、大きさを譲歩すれば良い。
しかし撤回してしまう人は、大きさを重視していたって言う事になるか、

その下絵じゃないと嫌だし、大きさも譲歩出来ないから、辞める・・・って
もっとこれ・・・って題材を選んで欲しい・・・

この時点で覚悟が無いと、上手く行かなくなったらすぐに諦めるって事になる。
そもそもモザイク文化なんてもんは金と時間の掛かり過ぎによる衰退って言っても

過言じゃなかろう・・・それを金額の部分を大理石やガラスからタイルに変更し
道具も前者なら3万近いのを高くて3000円なんて喰い切りに変更し、

ここからが大きな間違いなのだが、手間まで簡単にしてしまった・・・。

簡単、簡単ってね。勿論、底辺拡張はそれでも良い。しかし、簡単に上手くなったようになりたいと思う人は、具体的に言えばこうすれば簡単だよっ。

まず下絵を諦める事。一切オリジナルを諦める。そして切る事のみを追求する。
下絵はコピ-してその下絵通りに切って当てはめる。

そうすれば、悩み事は時間のみ。それをも早くしたければ、クラッシュのみ。
狙って切るのは外の縁取りの部分だけ。中身は全部砕けたのを並べる。

メチャメチャ早くなる。そうね、色は3色選んで隣り合わせに同じ色入れなければ
もっと上手く見えるよ。これで俺のモザイク指導は終わり・・・虚しいね。

教える事はもう無いのだから・・・月に1.2回でも半年もやったらこの作品になるんだよ・・・下絵をしないって言うのは・・・ね。

その位オリジナルってのは難しいんだよ。けれどまずはオリジナルをやる前に、
切る、張るの基礎が大事。ここさえきちっと覚えれば、さっきのお手軽簡単な

モザイクのやり方でやれば、いとも簡単に人に良いじゃん・・・位のセリフを
言ってもらえる作品になっているだろう。ただ凄いとは言われないがね・・・

先日のおっsanもみどりさんも素材の違いはあれ、下絵のしっかりしているモノからモザイクをスタ-トしたから、仕上がりは実に良く出来ている。

しかし、オリジナルの下絵は初めて。そりゃ難しいさ。何せ初めてなんだから。
しかしそれよりも何よりも大変なのは、自分の作った作品の評価に勝てなくなって

しまう事なんだよ・・・最初に上手く見える作品を作ってしまったから。

これがね、かぐややキウイの最初を見てみ。そりゃビックリするような作品だから
・・・・ごめんなっ2人。

でもね、それがずっとオリジナルだから、下絵が上手くなった今は、別人のように
上手くなった。それは最初下絵が下手だったのを切る事を上手くして、

その下絵をカバ-していたが、下絵を描き込む事で練習になり今に至る。

さくらの場合はアイコラ。何かと何かの合体でオリジナル風味。しかし、ぺきぺきのキャラはすべてオリジナルだけれどね。

タピオカ、ユニディの2人は絵が達者な人達。ユニディは美術の腕、タピオカは
漫画やイラストなんかを幼い頃に描いてたね・・・きっと。

描き方見れば想像は付く。この時点で下絵が上手いから、時間を掛けて丁寧に切れば、結果はすぐに付いて来る。後は携わった時間が解決して行く・・・

ザッと話せば一体私はどのグル-プに当てはまるか?判って貰えると思う・・・
そしたら、その人達から盗めば良い。やり方をね。

上手くなるとは盗む事。考え方ややり方をね。デザインじゃないよ・・・・
それがどの道から歩いて行っても、到達点がオリジナルにあるのなら問題は無い。

けれど、問題なのはモザイクしてれば楽しい・・・って言う人で時間の経ってしまった人。ここが大問題です・・・

ここは何度も言うが、体験として楽しむと言うスタイル、何か目標があって、
これが作ってみたいと言うDIYスタイル、そして上手いと言われるようになるスタイル、更に俺といつか一緒に仕事がしたいと言うスタイルと色々ある。

その根底にオリジナルが作りたいがある。自分のデザインで。

それが見つからないなら一緒に探すのを手伝う事は出来るが、やるのは自分。
モザイクは果てしなく時間の掛かるもの・・・ここをしっかり覚えて欲しい。

正月の門松じゃない。カブトや雛人形なのだ。その位捨てるに捨てられないって
作品となる・・・しかも壊れる事も無く、非常に厄介なものなのだ。

だからこそ体験なら3.4時間の作品で楽しめば良いで済むが、リピ-タ-は知らず
知らず上手くなっている・・・だからこそこだわってしまう・・・意識無く。

そうなった時に、自覚を持つ事なのだけれど、俺が先生としての器がまだまだな
せいか、切る技術の上がった人達にオリジナルの難しさを伝え切れない・・・・

切る張るが終わると、下絵の描き方と構想の立て方の2つがあるのだけれど、
それらは直接タイルに触れないから、教室のように思えないのだろう・・・

すぐにモザイクに入りたがる。だから、大作の後は構想や下絵の時間が掛かるので
遊びの作品を入れよう・・・とつなぎの作品を作らせるのだけれど、

その遊びの部分に先日の窯ぐれ祭りの展示販売のような手放す作品の作り方を
入れて見たが、全力作品になってしまった人もいる・・・・

そうもうモザイクをすると、知らず知らず全力で向き合うようにこだわる・・・
それが自覚が無いから、描いた下絵がどの位で終わるか?検討違いをしてしまう。

みんなの作品を見ていればお解かりでしょう?完成までの道のり・・・・
おそらく本人が掛かると思っていた時間の2.3倍は掛かるだろうね・・・

しかも構想や下絵抜きでね。モザイクを始めてから・・・だからこそ大作となって
いる訳で。だから遊びも遊びじゃなく本気な作品になっていく・・・

そんな中、の俺。みどりさん教室の最中に近所の2.3回話した事のある旦那さんが
アトリエの中にあるユ-ミンママの作品を見ていたらしい・・・俺は気が付かなかったけれど・・・・

すると気を遣ってくれたみどりさんがドアを開けると、入って来て話し出す。
凄いですねぇ・・・それ何か見て描いたんですか?いえ、オリジナルです。

へぇ凄いですねぇ。まだ途中みたいで塗って無いけれど、全部塗るんですか?
まだ途中なので・・・全部張ります。

凄いなぁ・・・と帰られた。誠に残念で有難い。まずは真似したと思われた・・・
下絵。ただこれは良く取れば、素人なのに上手いねって言われたようなもの。

じゃ次。塗った・・・張ってます。ここも2.3度説明しているんだけれど・・・・
モザイクってタイルやガラスタイルを切って作っています・・・と。

結局、上手いってどの程度か判らないが、そこそこな評価されたんだろうなぁ・・
俺、そんなに下手じゃないと思うけれどなぁ・・・世界でも・・・・

やっぱり少な過ぎるからなぁ賞歴も・・・。早く町内の上手いじゃなくて、
もう少し評価が上がってみたいなぁ・・・もっと頑張らなきゃなっ。

まっ、いつも通りだから気にはしないけれど、作品だけならそこそこの評価される
のに、俺が一緒だと作品の評価まで下げてしまうから、作家katsuさんに迷惑

掛けてしまって、本当に申し訳無いってつくづく思う・・・・
人は見かけで判断・・・残念な話だけれど・・・・

いつになったら、作品と一緒の評価になれるのだろうか?せめてそうなりたい。

とここまで振り返ると、そろそろみんなに言うのだから、俺も振り返るべき。
おい下絵のkatsu よぉ・・・俺が何とかここまで逃げ切ってやったがよぉ・・

この後のバックに小花散らすって言ってたが、また下絵無しでやらせるつもりかよ
んで、いつもの菊やガ-ベラみたいな花びら作れば良いのかぁ・・・芸無しがっ。

そろそろ飽きたぞ・・・数切れば誰でも出来んぞ・・・へたっぴ。

そうモザイク作家katsuさんに言われている気がした。しかも、おいおい、みんなに下絵について語ったからね、当然あんたも描き込んだ方が良いんじゃない?

そう先生katsuさんにも言われたような気がした・・・

なぁかぐや、白い小花は必要だからやるとして、お前さ、もし芍薬頼んだお客さん
だったとしたら、やっぱりもっと沢山の芍薬欲しいよな・・・?

すると、はいと言う。だろっ?それで今の部分じゃなくて壁部分に作るつもりだったけれど、やっぱこの中に入れた方が良いよなぁ・・・

モザイクの神様がみんなに言って、お前だけ空白を逃げるのか?ってなぞ賭けすんだよ・・・?下絵、下絵って・・・教えてくれてんのかな?俺の佐為・・・・

そこでもう一度、芍薬のデザインを考える事にした・・・・

せめて、モザイクやっている時だけは馬鹿かつ扱いはされたくないなっ・・・
モザイクやってない時はゴキブリ以下の人間で構わないから・・・

卑屈になっている訳じゃない。人間も動物なら子孫繁栄のセックスが無い以上、
動物以下の生き物・・・それはこれから先も覚悟はしているし、自覚した。

だからこそそいつらには出来ない事を1つでも持たないと・・・と必死な訳である
そしたら少しはそれに変わる何か・・・が見つかった。それがモザイク。

それがいつしか多少評価あって凄いねって扱いされるようになったが、どうも
町内の器用な人くらいの評価になってしまう・・・俺が側にいると・・・

そもそも本当に凄い作品は、作家に人はひるむ・・・そうなりたいとは思わないが
もう少しだけ作家katsu、講師katsuに迷惑の掛からない俺になりたいと思う。

そろそろ大作のプレッシャ-が掛かって来たかな・・・・まだまだこんなの序の口



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