今日はデイ・サービスの日。参加は9名。今回は張るだけなんで、恐らく何も無いと思うんだけど・・・。ちなみにサンプルは青っぽくしてあったんだけれど、色数を増やして、どうしようかな?って悩んで貰おうと多めにしたのね。
そう言う点では、青じゃ無いのも使って・・・って感じで、トップの画像なんか良い感じだとは思うのね。ただ目地幅が若干狭いかな?と思うけれど、ここを見ている人には良い勉強になるから説明すると、常に目地幅って言うのは、適正な幅があるのね。
それと同時に常に言っている、良い事と悪い事は背中合わせやら、逆も真なりみたいな話も一緒に考えて見ると・・・
この方の場合は、目地幅が太目なのね。ではどんな風に見えるか?となると、色だけにこだわる見方をすると、青と赤の2色で作られている・・・ってだけを見てしまうのね。所がさっきの目地幅の細目とこの太目の違いは?と比較すると、
目地幅が狭いと目地の色に左右されないから、タイルの色合いのみに見えるから、張った時のままに見えるのね。所が目地幅が広いと、目地の白がとても目立つように見えるのね。それによってタイルの色合いが薄まって、2色だったものが、
3色になったようにも思えたりするのね。
この方の場合、恐らくこれが適正な目地幅かな?と思われるのね。そして今度は前の2つと大きく違うのが、四角くないいびつな形が含まれている事で、きちんと四角の2つとは明らかに違う雰囲気があるのね。これが色だけに頼らないって例。
それによってポップな感じになるのね。例えばトップの画像の場合には、大きい四角で統一してあると同時に、目地幅が狭いとなると、タイルがより大きく見えて、色合いもしっかりして見える分、ドンって感じになるのね。
それを二人目になると、下の方を大きめにして、上に小さくなって行くって考えてあるし、しかも縦に長く使ってある事で、スーってして見えるようになっているのね。ただ目地幅が広い分、薄味になっているのね。
そんな風に見て行くと、3人目は絶妙なポップ感なのね。きちんと決まったルールが無い分、一見適当な感じがあるように見えるのね。最初の2人のように決まり事が無さそうだからね。所がそうじゃ無いのね。この方、相当考えているのね。
一見ルールが無い様に見えているのは、形についてなのね。所が色になると、これが相当仕組まれているのね。まず紺をまんべんに入れる事で、紺だけ見るときちんと平均的に入れてあるのね。しかもその紺が縦横に偏らないようになってて、
その紺が他のタイルの中で一番濃いのね。だからそれがあっちこっちにいて、しかも立ってたり、寝っ転がってたりに見えるから、ルーズに見えるのね。そうやって他の色も見て行くと、どの色も均等に入っているのね。
つまり形こそバラバラに見える癖に、色が統一している。この3人ともにどれもこうして分析すると、本人は何と無くやっていたようだけれど、実はきちんと本人は無意識でやっていたのね。ただそう言う意識が無いから、置いて見て、何か違う・・・って繰り返して決めたんだろうね。
そうやって見て行くと、この方は3人目の人とかなり似ているんだけれど、紺が少なく、その分水色を多くした事で、さわやかな雰囲気になる予定なんだけれど、赤の数が多い分、きつめな感じになるのね。しかも色数も増えていて、黄色も2色、そこに紺と青ってやはり2色、それで賑やかになった事で、水色の爽やかさよりも、賑やかが強くなったのね。
この方の場合、今までに無いパターンで、赤を主体にしてあって、それによって貝殻の薄味がしっかり見えているのね。ある意味、紺と水色の2枚以外は同化している感じで、赤を主体に使っているから、一見派手になるかな?と思いきや、
赤の主張を邪魔する色が青系の2枚だけで、しかも小さくなんで、それほど気にならず、それによって貝殻とプルメリアが目立つ分、今までの中では、赤を使っているのに爽やかな感じに見えるのね。
この方は前半の花付近までは、割と均等だったのに、後半疲れちゃったのかな?目地幅が大きく変わっちゃった所があったり、斜めになっている所があるね。色んな形を入れて、真っすぐにならなくなって、困っちゃったのかな?
でもこれはこれで面白いのね。
この方の色合いも中々変わっているのね。ランダムにせずに、同じ色を固めているのね。しかも青と赤の主張組を下の方に固めて、左下隅から右上に段々薄くしているんだろうね。そこに小さな赤・・・面白いのね。
この方のは爽やかなのね。ただもう一工夫って言うのであれば、タイルの形がみんな同じ大きさで、これを大小さまざまなんて事になると、上の紺はもう少し小さくて良いし、縦向きばかりで安定感はあるけれど、リップル特有のランダム感を生かすのなら、
大小さまざまやら、いびつな形に手を出していると、この爽やかさにポップ感が加わったと思うのね。
この方は最初の方に出て来た、満遍なく均等にしてあり、大きさも形も様々であって、ポップな仕上がりの見本のような感じなのね。こうして、切っていない張るだけでも、十分に個性的ではあるのね。その時にサンプルとは違うものにするには、
最初にコンセプトらしきものが必要なのね。まっ単純に言えば、月並みなんだけれど、切らない以上、素材の良さを生かす事になるのね。ではその素材って言うのは、リップルってタイルは、いびつでガタガタなのね。
しかも大きさもマチマチ。これが1cmタイルのようにしっかり四角なら、しっかり・・・って言葉がきちんとって言う言葉を連想させるのね。なら曲がる事は厳禁なのね。きちんと目地幅を揃え、均等に・・・って感じになるでしょ?
所がリップルはその逆。多少曲がるのはOK。だってガタガタなんだもの。ただね、そこを、とは言うものの・・・って経験者が揃えようとすると、きちんと揃えても曲がって見える・・・って言うのと、どうせ曲がるんだから、まっ良いか。
では大きく仕上がりが変わるのね。でもここはデイ・サービスだから、楽しんで貰うのが一番で、何しろ完成する事なのね。それをアトリエ教室の個人レッスンならば、今説明した事をお知らせしないとならないのね。ここが大きな違いね。
そんな事を踏まえて、どうしますか?だから。そんな事を踏まえると、ただ張るだけ・・・とか、デイ・サービスだから・・・なんて言う事は一切無く、こう言う経験値は常に次の指導に繋がるサンプル体験なのね。
ほぉそんな事になるのか・・・みたいな事が探すといっぱいあるのね。それを見逃すか?気が付くか?で違って来るのね。そうね、相棒の右京さんじゃないが、小さい事が気になってしょうがないのね。まっそれを必要な人もいるんでね。
そんな中、次回のさんまの塩焼きのサンプルを見せると、面白いぃぃって声が上がったので、まぁ何よりだったのね。ただ、今回と違って大変なんだけれど・・・・。