katsuまるはだかぁ 芸術家への道

モザイクアート一直線のkatsuの日記

中学生教室とアオリイカのモザイク

2021-08-27 07:22:59 | モザイク教室

今日は午後から中学生教室。それまではアオリイカのモザイク。

もう特別な展開は無いし、時間が解決する方向に向かっていると思うのね。だから先日、すずきの絵を描いたんだと思うんだけれど・・・そうね、これは出来たとしても普通のモザイク作品なのね。だから普通の値段になると思うのね。

この普通って言葉を何とかしたいのね・・・普通は当たり前だから、誰もが考え付くだろうと思われる。正直、作家としてなら、それを正反対にある異常を目指したくなるもので・・・だから変わって行く方向にある。

そんな場合、人からの表現が、そこまでやる・・・みたいに、若干呆れ気味だと、きっとそっち側にいる感じがする。これは正反対だから、王道の普通さえ判れば、異常は邪道で見つけやすいと思うのね。俺はここを若干誤解していたような気がするのね。

例えば、モザイクって普通は・・・って言うと、大体ドットって言うなら、四角いタイルでってものだったりして、それをカットして繊細になると、それを超える作品となり、値段も当然高くなる。この時に、より繊細、更に・・・って、

やって行ったら、今のスタイルになった・・・それによって得た事が切る事が上手くなった。当然、得たものがあれば、無くすものがあるから、上手くなった分、全てが必然の方向にある。簡単な話、きちんと切れるようになった・・・。

こんな場合、例えば、4分の1の四角切って・・・とか、3分の1の長方形・・・、9分の1の丸・・・こんな感じに言われるがまま切れる・・・そんな感じの話だと思うのね。この程度の話は、常連さんなら誰もが出来るようになるのね。

じゃ生徒さんと変わらないじゃん・・・そうなのね。所がそうやって切れる技術を持っても、ここはどう切る?ここはどう切る?って判断の目が必要になる。例えば、アオリイカの足。全ての足の幅とか違っているのに、全て同じ幅に切るの?

だから、その変幻自在の腕は持っているのだから、ここはどうする?の判断力が必要になる。また目に見えない力の判断をする目・・・それはきちんと切れるから・・・って腕とは、全く異なる技術なのね。まぁ作詞と作曲くらい違うのね。

ただそれも、きちんと理解して来ると、恐らくこんな感じかな?・・・って段々コツが判って来たりして、その切る技術に追い付いて来るのね。これで両方揃ったって事になるんだけど、これが厄介で、手に入ったのは、きちんと切る技術と、

きちんと切る為の判断をする目って言うのが身に付いたのね。これはテニスなら、缶にボールが当てられるようになった感じね。確かに繊細で凄いと思うのね。でもそれで失う事は、繊細に当てはまらない事は、全てがルーズに見える・・・

つまり目地幅が合って無いとか、隣り合わせのがスムーズじゃ無いとか、丸にするには、ここが出っ張っているとか、だって缶にボールを当てるなんて、何と無く打って当たると思う?でしょ?でもね、じゃその腕で何がしたいの?って話。

確かに缶に命中させる為に頑張って来た・・・のなら、パフォーマーとしては素晴らしいのね。けどもし試合に勝ちたいと思っての練習だとしたら?もはや致命傷なのね。だってスポーツはあっち向いてホイだから。駆け引きなのね。

あっちに打つと見せかけて、こっちへ・・・なのね。つまり缶に当ててばかりなら、そこら辺に必ず来るって事だから、繊細であればあるほど、狙い撃ちって事になる。要するに裏をかくように、組み立てて打たないと、いつも一緒になる。

こんな話で例えるなら、きちんと切れると、全てがきちんとなり、きちんとが普通になる。こんな事を得た代わりに、きちんとじゃ無いとダメって気持ちと目になってしまったのね。これを枕に、お教室へ・・・。

これだけ出来れば、初めてのモザイクなんだから、十分だと思うのね。しかし、段々と切れるようになり、段々と目も肥えると、以前の部分のまだそれらを持っていなかった部分が気になって仕方無くなるのね。しかも、バックに入って、

少しルーズで良いよ・・・のルーズが気になって仕方無い。つまりきちんとしたのが普通って自分になっちゃったからなのね。そしてそれが身に付いて来て、きちんと切れると、例えばきちんと丸を同じく10個って言うと、ほぼきちんと同じ

サイズに切れたりする。けれど、大体丸で・・・って事になると、大体ってどんな感じ?・・・ランダムってどの位?みたいに言われたサイズに切りたくなるのね。これが、楽譜やレシピや図面通りに出来る人へ向かっている技術なのね。

言われた通りに・・・つまり未熟な時は、きちんとちゃんと。これを目指して、それが身に付いたら、今度は加減って話になるのね。例えば100点なら、言う事無し。これは誰でも判るけれど、何点からダメ?何点ならセーフ?

このギリギリの点数を切る練習をするべきなのね。そのギリギリセーフのパーツは、アウトじゃ無くてセーフだから、100点もあるし、70点もある・・・みたいになる。これがメリハリに繋がるのね。そもそもモザイクは絵画じゃ無いから、

色を作れないから、選ぶだけになる。本来自由になるのは、色じゃ無くて、形なのね。でも精度が上がると、同じような形で、同じ精度で・・・ほらそれでは、ドットになってしまうのね。つまりただ精度良く繊細に切ったドットアート。

だからメリハリって言うのは、繊細な形もあるし、ルーズな大きさや形もある。それによって、繊細な部分が、ルーズな部分によって、より繊細に見える・・・って錯覚を生むのね。そもそもモザイクってマジックみたいなもんだから。

まるで・・・ってって表現されると、本物とか、似てるとか、動き出しそうとか・・・に繋がって来るのね。それが繊細って事になって行く。まぁこんな話で、彼は終わりに向かうはずなんだけれど、タイルが足らなくてすぐ注文。

そんな中、ここまではお教室の説明なんて事なんだけれど、作家katsuの話になると、もう一歩二歩上の話にならないと。仮に今の話が全て合っていたとして、じゃそれが出来ました・・・じゃその上って?そこで考えたのが、とてもいびつな形。

シュっとか、スッとか、みたいなちゃんとじゃ無くて、グネッとか、ガクッとか、これが変化球。これで不気味さとか、違和感、ボール玉、何でも良いが、より変な形に切る事で、よりシュっとか、スッとかのパーツが繊細に見える。

そこまでは理解したのね。恐らく。じゃその上は?となって、最近気が付いたのが、このアオリイカのように1cmタイルを切って張ったら、いつものkatsuのモザイク・・・普通じゃんなのね。そしてそれを初心者でもお手軽なのが、縁取下地。

先日のオオハシのようにね。勿論、ぺきぺきでね。つまりそれをガラスタイルにしたら、高級感が出たりする。まぁ簡単な話、オージービーフで作った料理をA5ランクの肉にすれば、高級になるみたいな話ね。勿論、腕があって切れる前提。

これも当たり前の話で普通。もっと異常な話探しなのね・・・当たり前じゃ無い事って・・・。ちょっと判り掛けているのね・・・こうすれば・・・って。ただやって見ないと答えが出ないのね・・・だって言葉よりも見る方が判るだろうし。みんなも・・・

 

 


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