今日はデイ・サービスのサンプルのリスの小箱や、ホームセンターの従業員さんのさんまの塩焼きモザイクからスタート。
割と良い感じで終わったのね。まぁ確かに小物と言えば小物なんだけれど、だから下地がしっかりしていると、完成度が高くなる分、他との差を出しにくいのね・・・例えばデイ・サービスの人達は、色んな色を使っていたのね。
これはモザイクファーストであって、モザイクを楽しんだのね。つまり色んな色合いを楽しんだ事で、サンマの塩焼きには見えるものの、タイルで楽しんだ・・・そう楽しんだのね。けれど、頼まれた作品となると、楽しむでは無くて、似てる?
って事が重要になる。となると、サンマファーストであって、何処まで似せられるか?になる。ここで思い込んでは行けないのは、サンマの塩焼きって文字で、焼く前なのか?焼いた後なのか?で大きく変わって来るのね。
焼けば黒っぽくなるし、皮が裂ければ血合いも出て来る。しかし焼く前なら、キラキラしているだろうし・・・こんな違いがあるのね。その時にそのサンマの塩焼きって文字に最適なのはどっち?って、そこが唯一選べる部分な気がするのね。
それがデイ・サービスのサンプルとか、イベントやらの場合、例えばハロウィンやクリスマスのような絶対的に圧倒している行事がある月の場合は、それをモチーフにする場合が多く、お題が決まっているのだから、すぐにデザインとなる。
けれど余り決定打の無い月やら、有名だけれど、バレンタインって言う文字のプレート飾る?って言うと、お店なら判るが一般的には・・・って事になると思うのね。それとか、七五三やら豆まきの鬼とか、子供や孫とかいれば良いが、
必ずしもいるとも限らないし・・・もっと言えば、何年も同じ場所の場合、去年もやった・・・みたいな事になるから、中々斬新な事でもやらないと、定期的に一緒なんて感じに思えて、段々と飽きられるなんて事になる・・・。
まぁ良くも悪くも、サンマの塩焼きのサンプルは斬新だったのね。何しろハロウィンを辞めたのだから・・・。そんな斬新だったから、今回は秋色に・・・と茶色やこげ茶みたいなシックな色合いと、どんぐりでリスなんて言うモチーフとなったのね。
まぁこれも箱が使えるものだから、サンマの塩焼きの飾るものとは違ってタイルクラフトになっているのね。これでひとまず小物は終了。そんなこんなで、いつものアオリイカ。
俺は好きなモチーフだったりするんだけれど、何しろグネッとか、グニャと感が大事で、それが上手く出ると、気持ち悪い感じになる・・・そうなるとかなりリアルな方よりになる。まぁ詳しい人なら、目玉付近の黄緑を見て、アオリイカって、
すぐ判るだろうけれど、イカはシュとしているもの・・・と思い込む人は、頭の形を見て、タコ?って言ってしまうのね。だから作り手としては、安心安全だけなら、イカを作るならスルメイカみたいな方が良いのね。でも良い事と悪い事は背中合わせ。
確かにイカには見えると思うのね。じゃ一般の人に見えたとしても、見えました・・・いいね!のボタンがいっぱい来たとしても、それはそれで良いかも知れないが、プロとしては購買意欲をそそらなければ話にならないのね。
その時に、牛に価値の差があるように、イカにも金魚にも車にも家にも、何でも良い人は別として、こだわりを持つ人達には、全て違って来るのね。演奏だって、楽譜通りに弾ける上手い人達はいっぱいいる。けれど、なら誰でも良いかな?
違うのね、お金を出してまで欲しいとか、聴きたいとかってならないと、どれでも良いじゃん・・・って人を相手では無いのね。つまりサンマの塩焼きやリスの場合は、やる人が楽しいとか、面白いって事ファーストなのね。
しかし、アオリイカは作家katsuであって、腕を見せないとならないと思うのね。先生katsuとは全く違うのね。そんな中、モチーフとして選ぶ時に、釣り人や食にこだわる人は、アオリイカはイカの王様なんて表現があるくらいだから、好きかな?
って思ったりして選んでいるのね・・・。けれどイカに見えるかどうか?だけなら、シュっとした方が誰にでも判りやすい。こんなリスクがあるもので・・・。何しろマニアやオタクって表現としては、アニメやアイドル好きな人に使う言葉だったりするが、
肉好きオタクとか、猫マニアとか、そうは言わないものの、こだわる人達の名称だから・・・フェチだって良いし、表現として使わないだけで、作家なんて言う側になると、どうしても見つかりたい・・・みたいな方向に行く事になる。
その時に、そう簡単に見つからないから、もっと、もっととなればなるほど、一般の人達の認識から離れて行くものになる。しかも流行りには乗らないから、流行りすたりにはならないものの、流行にはなりづらい。
まぁかなりのドツボにはまって行く・・・ただそっち側に寄せがちになるのだけれど、そっち側に行けば行くほど、もっと詳しい知識と、こだわりが多い人達になるから、ここが違う、ここが変なんて事も出て来たりもする。
そこが勉強になったりもするが、更に追及すると、何処まで行ってもそれでは、似ているだけ・・・そこまで追求したら、その腕を持ってどうする?・・・きっと作家としての技量はそこにあるとは思うのね。ただ今は似ているじゃん。
ここ。まずはそれで置かせて貰って認知して貰う・・・まずはここから。こんな事をしている間はね、宣伝に徹しないと・・・。ただね、とても地味なんだよね・・・これが。依頼品の場合、お話を聞いた事で、こんなかな?あんなかな?
と膨らませて、下絵を描いて見たりして・・・想像力が問われる。オリジナルとはそんな事から始まるのだけれど、この下地の場合、下地を作る所までが全てと言っても過言じゃ無いのね。恐らくデイ・サービスの人達がやっても、そこそこの結果は出る。
その位、完成度は高くなると思っているのね。つまり下地としての完成度が良いから、本来自由に作っても、それはサンマであり、リスであり、アオリイカにもなるのだけれど、あくまで置かせて貰って宣伝・・・となると、とんちんかんな
色合いで作りづらいのね。そこが美術館なら良いだろうが、店頭となると、きちんと、ちゃんと、似ているが望ましいと思うのね・・・だから、何しろ似ている事が大事なのね。勿論、聞いて見ないと判らないんだけれどね。
依頼品なら打ち合わせの中でだけれど、何しろアポ無しの持ち込み・・・結構ハードルが高いのね。知らない所に持って行く・・・他流試合みたいなもんで・・・いきなり頼もぉぉぉ・・・だからね。厄介で迷惑な話なのね。
でもそれがまた1つ知られるきっかけになる。